2007年05月29日
屋久島出張 3日目!!
うーん、眠い、眠い・・・。今は朝の3時半。。。
昨日寝たのは朝の1時・・・って、2時間半しか寝られてないっ!
で・も!!
それに値するだけの、素晴らしいものを見てしまったのです!
それが、ウミガメの産卵。
今がちょうど産卵の時期、ということで、ウミガメが集まると評判の浜に出かけました。
あたりは電球ひとつなく、まさに真っ暗闇。
砂浜にぴったりとお腹をつけて腹ばいになっていたカメちゃんは、
私の腕をいっぱいに丸く伸ばしたくらいの、とっても大きな子。
明かりをつけると逃げてしまうので、それは禁止されているのですが、
ボランティアの方が作業をするためにうっすらと付けたライトに、
カメちゃんが卵をひとつひとつ産む様子が見て取れます。
でも何よりも感動したのは、お母さんカメのがんばる姿。
顔の近くに移動して見てみると、しばらく息をつめた後に「ブゥオオオオ〜」と、
なんともいえない音を立てて、大きなため息のような息をつくのです。
まさに人間のお産の陣痛と同じような感じなのでしょうか、その悲痛にも聞こえる息遣いに、
母の大きな愛と忍耐力を感じてしまいました。
よく、「ウミガメは産卵の時に涙する」と言われていますが、あまりに真っ暗なため、
それは確認できませんでした。
また、もちろんフラッシュなんかも使えないので、写真もありません。
でも、これだけは皆さん、ご自分の目で、耳で、肌で感じにいらしたほうがいいと思います!
それくらい、愛と衝撃をくれる姿でした。
感激も冷めやらぬうちにお宿に帰ってきて、一眠りの仮眠のあと、すぐに山に杉を見に出発!
お宿を出たときはまだ真っ暗だったのですが、登山口に到着すると朝日が昇ってきました。
![asahi1.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/asahi1.jpg)
そして、こんな朝焼け!あたりは無数の鳥の声に、ひんやりと冷たい朝の空気。
また、何よりもすごいのが、胸の奥まで入ってくる、濃〜い緑のにおい!
緑色がかった霧をそのまま吸い込んでしまったような、鮮やかな香りでした。
![kyodaiiwa2.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kyodaiiwa2.jpg)
山をひたすら登ることおよそ2時間。あたりにはコケむした巨大な岩や、
何本ものねじれた木に絡みつかれた木など、幻想的な光景が広がります。
そして途中で見られたのが、この巨大な岩。
下に入ることが出来、なんだかキャンプのために作られた天上みたい!
![taikoiwa3.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/taikoiwa3.jpg)
さらに1時間ほど登って到着したのが、『太鼓岩』と呼ばれる大岩。
なんと山のてっぺんに、ずいっと下界へ突き出した形で乗っかっているのです。
周りはパノラマの、絶景かな、絶景かな。。。でも・・・・・・・・・・・怖い〜っっっ!!!!!
高いところは大好きなハチドリ高柳も、足がすくんで若干へっぴり腰。立ち上がることは出来ません。
高所恐怖症のプロデューサーは、もうホフク前進。
若い音声クンが立ち上がって岩の先まで行くと、
「頼むっ!お願いだからやめてくれっ!!さがってくれぇっっ!!」と、悲痛な叫び。
見ていることすら、恐怖をあおるようでした。
でも、景色は綺麗だし、風は気持ちいいし、お天気は最高だし、ほんっと、素晴らしかった!!
![kawa4.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kawa4.jpg)
で、降りてくる途中には、こんな川も。コケの緑って、ホントにきれいですね。
そして、降りてくる道中に、変わった屋久杉がいっぱい!
![kaonoki5.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kaonoki5.jpg)
これ、どうやっても顔に見えますよね?
ロード・オブ・ザ・リングに、こんな木、出てきましたよねぇ。
![kinomata6.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kinomata6.jpg)
そして、こんな風に3つ股に別れちゃってる幹も。
何があって、こんなことになったんでしょうか・・・。
![nejire7.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/nejire7.jpg)
これは、ねじれた根っこ。
どうやら、昔他の木に巻きつかれてこんな風にねじれてしまい、
他の木が朽ち果てたため、この形だけが残ってしまったようです・・・。
他にも、たくさんたくさん巨木があったのですが、全てを撮影することは出来ませんでした。
なんだか、恐れ多いような気もして・・・。
また、残念なことに今回は、時間がないため『縄文杉』に到達することはならず。(片道8時間!)
今度、プライベートでぜひ登ってみたいなぁ、と思った、ハチドリ高柳でした。
ちなみにここでプチ情報♪
私も屋久島に実際行って初めて知ったのですが、
「屋久杉」とは、樹齢1000年以上たった杉のことを限定して言うのだそうです。
700〜800年くらいのものは、まだまだひよっこ、というわけ。
で、中でもスゴイ『縄文杉』は、樹齢7000年の大物。
他にも、『弥生杉』や『3本槍杉』など、面白いネーミングの屋久杉がたくさんありました。
ひとつひとつ見て回っていたら、ホントに足が棒になっちゃうんだろうなぁ。。。
だって、帰ってくる頃には、ゆるーい坂道でも足がガクガクでしたもん。そして、山から下りてきた足で、(夕方だったけど)お昼を食べて空港へ。
ハチドリ高柳は、スタッフより一足お先に東京に帰らなければいけないのです。
足が痛い中での飛行機はつらいなぁ。。。
だ・か・ら!
![tonkatsu8.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/tonkatsu8.jpg)
鹿児島の空港では、もれなく体力補給♪
黒豚のトンカツをガブリ!!
うーん♪やわらかくてジューシー♪♪
これが、みんなが「お箸で切れる」っていうお肉なのねっ。おいしゅーございましたー♪
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そして、東京が近づいてくると、夜景が見えてきます。
山も海も自然も大好きなんだけど、生まれ育った東京の街並みが見えてくると、
やっぱりほっとしてしまう自分もいたりして。
短い出張だったけど、スタッフたちと一緒に過ごして、つらい山登りもして、おいしいモノも食べて、
心の底から大笑いして、本当に楽しいひと時でした。
そして、山歩きをしている最中には、いろんなことを考えました。
コスラエのことも、もちろん思い出しました。
自分の人生や生き方を、ちょっとだけ見直すような時間。
出張ではあったけど、とっても貴重な時間を過ごさせていただきました。
屋久島。
私の中で、かなり思い出に残りそうです。
昨日寝たのは朝の1時・・・って、2時間半しか寝られてないっ!
で・も!!
それに値するだけの、素晴らしいものを見てしまったのです!
それが、ウミガメの産卵。
今がちょうど産卵の時期、ということで、ウミガメが集まると評判の浜に出かけました。
あたりは電球ひとつなく、まさに真っ暗闇。
砂浜にぴったりとお腹をつけて腹ばいになっていたカメちゃんは、
私の腕をいっぱいに丸く伸ばしたくらいの、とっても大きな子。
明かりをつけると逃げてしまうので、それは禁止されているのですが、
ボランティアの方が作業をするためにうっすらと付けたライトに、
カメちゃんが卵をひとつひとつ産む様子が見て取れます。
でも何よりも感動したのは、お母さんカメのがんばる姿。
顔の近くに移動して見てみると、しばらく息をつめた後に「ブゥオオオオ〜」と、
なんともいえない音を立てて、大きなため息のような息をつくのです。
まさに人間のお産の陣痛と同じような感じなのでしょうか、その悲痛にも聞こえる息遣いに、
母の大きな愛と忍耐力を感じてしまいました。
よく、「ウミガメは産卵の時に涙する」と言われていますが、あまりに真っ暗なため、
それは確認できませんでした。
また、もちろんフラッシュなんかも使えないので、写真もありません。
でも、これだけは皆さん、ご自分の目で、耳で、肌で感じにいらしたほうがいいと思います!
それくらい、愛と衝撃をくれる姿でした。
感激も冷めやらぬうちにお宿に帰ってきて、一眠りの仮眠のあと、すぐに山に杉を見に出発!
お宿を出たときはまだ真っ暗だったのですが、登山口に到着すると朝日が昇ってきました。
![asahi1.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/asahi1.jpg)
そして、こんな朝焼け!あたりは無数の鳥の声に、ひんやりと冷たい朝の空気。
また、何よりもすごいのが、胸の奥まで入ってくる、濃〜い緑のにおい!
緑色がかった霧をそのまま吸い込んでしまったような、鮮やかな香りでした。
![kyodaiiwa2.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kyodaiiwa2.jpg)
山をひたすら登ることおよそ2時間。あたりにはコケむした巨大な岩や、
何本ものねじれた木に絡みつかれた木など、幻想的な光景が広がります。
そして途中で見られたのが、この巨大な岩。
下に入ることが出来、なんだかキャンプのために作られた天上みたい!
![taikoiwa3.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/taikoiwa3.jpg)
さらに1時間ほど登って到着したのが、『太鼓岩』と呼ばれる大岩。
なんと山のてっぺんに、ずいっと下界へ突き出した形で乗っかっているのです。
周りはパノラマの、絶景かな、絶景かな。。。でも・・・・・・・・・・・怖い〜っっっ!!!!!
高いところは大好きなハチドリ高柳も、足がすくんで若干へっぴり腰。立ち上がることは出来ません。
高所恐怖症のプロデューサーは、もうホフク前進。
若い音声クンが立ち上がって岩の先まで行くと、
「頼むっ!お願いだからやめてくれっ!!さがってくれぇっっ!!」と、悲痛な叫び。
見ていることすら、恐怖をあおるようでした。
でも、景色は綺麗だし、風は気持ちいいし、お天気は最高だし、ほんっと、素晴らしかった!!
![kawa4.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kawa4.jpg)
で、降りてくる途中には、こんな川も。コケの緑って、ホントにきれいですね。
そして、降りてくる道中に、変わった屋久杉がいっぱい!
![kaonoki5.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kaonoki5.jpg)
これ、どうやっても顔に見えますよね?
ロード・オブ・ザ・リングに、こんな木、出てきましたよねぇ。
![kinomata6.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/kinomata6.jpg)
そして、こんな風に3つ股に別れちゃってる幹も。
何があって、こんなことになったんでしょうか・・・。
![nejire7.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/nejire7.jpg)
これは、ねじれた根っこ。
どうやら、昔他の木に巻きつかれてこんな風にねじれてしまい、
他の木が朽ち果てたため、この形だけが残ってしまったようです・・・。
他にも、たくさんたくさん巨木があったのですが、全てを撮影することは出来ませんでした。
なんだか、恐れ多いような気もして・・・。
また、残念なことに今回は、時間がないため『縄文杉』に到達することはならず。(片道8時間!)
今度、プライベートでぜひ登ってみたいなぁ、と思った、ハチドリ高柳でした。
ちなみにここでプチ情報♪
私も屋久島に実際行って初めて知ったのですが、
「屋久杉」とは、樹齢1000年以上たった杉のことを限定して言うのだそうです。
700〜800年くらいのものは、まだまだひよっこ、というわけ。
で、中でもスゴイ『縄文杉』は、樹齢7000年の大物。
他にも、『弥生杉』や『3本槍杉』など、面白いネーミングの屋久杉がたくさんありました。
ひとつひとつ見て回っていたら、ホントに足が棒になっちゃうんだろうなぁ。。。
だって、帰ってくる頃には、ゆるーい坂道でも足がガクガクでしたもん。そして、山から下りてきた足で、(夕方だったけど)お昼を食べて空港へ。
ハチドリ高柳は、スタッフより一足お先に東京に帰らなければいけないのです。
足が痛い中での飛行機はつらいなぁ。。。
だ・か・ら!
![tonkatsu8.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/tonkatsu8.jpg)
鹿児島の空港では、もれなく体力補給♪
黒豚のトンカツをガブリ!!
うーん♪やわらかくてジューシー♪♪
これが、みんなが「お箸で切れる」っていうお肉なのねっ。おいしゅーございましたー♪
![yakei9.jpg](http://www.tfm.co.jp/cms/media/32/yakei9.jpg)
そして、東京が近づいてくると、夜景が見えてきます。
山も海も自然も大好きなんだけど、生まれ育った東京の街並みが見えてくると、
やっぱりほっとしてしまう自分もいたりして。
短い出張だったけど、スタッフたちと一緒に過ごして、つらい山登りもして、おいしいモノも食べて、
心の底から大笑いして、本当に楽しいひと時でした。
そして、山歩きをしている最中には、いろんなことを考えました。
コスラエのことも、もちろん思い出しました。
自分の人生や生き方を、ちょっとだけ見直すような時間。
出張ではあったけど、とっても貴重な時間を過ごさせていただきました。
屋久島。
私の中で、かなり思い出に残りそうです。