2007年03月28日

地下水はエコ!

能登半島を大きな地震が襲った日から一夜明けた今日、
東京のスペイン坂スタジオにお迎えしたのは、ジャーナリストで水の専門家、高杉晋吾さんです。
高杉さんは、フリーランスで教育、医療、環境分野を中心に活動なさっているジャーナリスト。
特に「水問題」の専門家、ということで、災害時の水供給などをお伺いしようと、
お越しいただきました。前日の地震の影響で、今だ断水している地域がある、能登地方。
「地下水は日本の最高の資源であり、日本人の生命の根源であり、
文化的宝である」とおっしゃっている高杉さんに、災害時の、
地下水の有効活用法についてうかがいました。
まず、日本には、基本的にどの地域にも地下水があって、
整備さえすれば、それをうまく活用することが可能なのだそうです。
今の日本の現状だと、たくさん降る雨水も流しっぱなし、
地下水もためずにそのまま放置しているため、地域によっては(特に東京の一部の地域など)、
地下水の水位がどんどん高くなってきていて、その上に乗っているビルなどが、
倒れてしまわないように重石をしているところまであるのだとか。
でももちろん、災害があっても、その水を活用することは全く出来ません。でも、例えば阪神淡路大震災のときにもあったように、琵琶湖から引いていた水道管は、
地震によって各所で分断され、被災者の方々は、長い方では何ヶ月にも渡って、
水のない生活を強いられてしまいました。
また、水の不足から、火災の延焼を止めることが出来なかったことも、
被害を大きくした一因といわれています。
ですから、地下水をきちんと整備して地下に貯め、災害時に使うことは、
「水の国ニッポン」として、とても有用な手段なのです。
「どうして、あまり地下水が使われないんですか?」というストレートな質問に、高杉さんは、
「うーん、やっぱりそれは、高度経済成長期にたくさん作ってしまった、
ダムの弊害じゃないですか・・・。」と。
そう。なんとひとつ作るだけで、高層ビル700個分の経済効果がある、といわれるダム建設。
それが戦後の日本の復興を支えた大きな要因である、という背景も、
いつでも水道をひねれば水が出る、便利な生活が出来るようになった、という豊かさも、
私自身、否定するものではないけれど、やっぱり、
それだけに漫然と頼っていくことにも、不安を感じます。
特に、大地震があれば必ずやライフラインが分断されることが容易に想像できる状況で、
しかも地震大国の日本で、そのことに対する備えがあまり出来ていないことに、
ハチドリ高柳は、大きな危機感を感じているのです。
高杉さんがおっしゃるには、地下水はきちんと整備して、浄化して、貯めておけば、
飲料水にさえなりうる、日本の貴重な資源。
日本の各都市で、もう少しその有効な使い方の論議がなされてもいいのではないかな、と思った、
ハチドリ高柳でした。
投稿者: 高柳恭子
2007年03月25日

沖縄の歌姫♪

今日スタジオにお迎えしたのは、沖縄出身のシンガー、夏川りみさん!
沖縄出身とは思えないほど色が真っ白で、
でもやっぱり沖縄のご出身なんだわ、と思うほど大きな目がクリクリで、
本当に可愛らしい方でした。
そんな夏川さん、沖縄は沖縄でも、石垣島のご出身。
「石垣から見ると、沖縄本島ってすごく都会って感じなんです。」とおっしゃってしました。
そんな石垣の魅力は、なんといっても素朴な自然と美しい海。
でも、それが最近少し、変わってきているようなのです。
石垣の人口は、4万6千人ほど。
でもそれ以外に、沖縄や石垣の魅力に取り付かれて、
都会から移り住んできた人たちが、1万人ほどもいるのだとか。
「だから、お土産屋さんとかを、ウチナンチュ(沖縄出身でない人)がやってるんです。」
と、ちょっぴり複雑な表情。
「率直に、どう思われますか?」とうかがうと、
「嬉しい気持ち半分と、ちょっとさびしい気持ち半分と・・・。」とおっしゃっていました。
何よりも、石垣のお土産のことなどについて、
石垣の人よりもウチナンチュの人のほうがずっと詳しいことが、ちょっぴりさびしいのだそうです。
でも、心配なのはその人たちが、石垣の環境を壊してはいないか、というところ。
もちろん、沖縄や石垣の魅力に取り付かれたからこそ、移り住んできているのでしょうから、
積極的に環境を破壊したりはしないでしょう。
でも、沖縄も、そして石垣は特に、小さな島。
例えば、多くの人が住むことによって出る生活排水や廃棄物は、
その場で処理するしかないのです。
だとしたら、住んでいる人は少なければ少ないほど、環境にはいいはず・・・。
そうお話しすると、「そうですよね。その辺のことはわかっておいてほしいですね。」と、
愛する石垣のための一言をおっしゃっていました。
また、沖縄にはまだまだ、神々が宿る島、という島があるのだそうです。
だから夏川さん、「そういう島に入るときには、お邪魔します、って手を合わせる気持ちを、
忘れないでほしいですね。」と話してくださいました。
そう。私たちも、沖縄の自然に「癒していただきに」行く側。
自分が帰ってきた後、その場を訪れる人たちが、いつも癒していただけるように、
また、再び自分が訪れたときに、また自分も癒していただけるように、
ずっとずっと美しい自然環境が保たれるように、心を込めて訪れたい場所だな、と思いました。それにしても、沖縄出身の方って、どうしてこんなに皆さんいい方なんでしょう?
いまだに沖縄に足を踏み入れたことのないハチドリ高柳、
もうその謎を解きたくて、ウズウズです!
いつ行けるかな〜・・・。
スケジュール帳をこっそり取り出してみる、ハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年03月23日

教授のエコ!

東京に、全国に先駆けた桜の開花宣言が発表された今日のスタジオにお迎えしたのは、
アーティストの坂本龍一さん!
幼い頃から、兄の影響でYMOの大・大・大ファンだったハチドリ高柳には、
もう憧れの、雲の上の方♪
実際にお目にかかれて、目はハート、心臓バクバク汗ダクダクの、25分だったのでした。

アーティストとしてのご活躍はもう周知のところですが、
坂本さんはそのほかにも、今環境問題にとても真剣に取り組んでいらっしゃる方。
ご自身のコンサートでは、リハーサルのときから徹底して「グリーン電力」を使い、
ついに、CO2排出0%を達成なさったとか。
また最近では、エイベックスと組んで、新レーベル「COMMONS」を立ち上げられました。
このレーベルは、オフィス全体がグリーン電力を使っていたり、
プロモーターの方が、ペットボトルのリサイクルで作った「紙(破れない!)」の名刺を持っていたり、
CDケースはプラスチックを使用せず、すべて紙で出来ていたり、
その紙に使う木を、スウェーデンで植林して育てていたり、とにかく徹底して「エコ!」なのです。
坂本さんのNYのご自宅は、風力発電だとおっしゃいますし、
「一体どうして、環境問題に取り組まれるようになったんですか?」とうかがってみたら、
「う〜ん・・・どうしてだったかなぁ。なんだか、毎日過ごしているうちになんとなく・・・」と、
とても自然に始められたご様子でした。
でもひとつきっかけはあって、世界的な環境問題に取り組むことになった、
あの世界的アーティスト、U2のボノから、「日本での活動は、君がやってくれ」というような、
要請があったのだとか。
そのときのご様子を、「ボノから連絡があって・・・(!)」とさらっとおっしゃってしまうお姿に、
高柳は感動。
だって、「ボノから連絡」って、普通来ないですよね!
「世界のサカモト」を実感してしまいました。
そして、ボノの目は正しかった。
今、音楽の制作活動と平行して、環境問題についてとても精力的に活動なさっている姿に、
ボノも感動を覚えているに違いありません!
では、「今一番気になっている環境問題には?」という問いには、
「やっぱり、六ヶ所村の核燃料再処理工場ですかね」とおっしゃっていました。
地域の土地や食物に、大きな影響が予想される、青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設。
1日で、原発1年分の放射能が出る可能性がある、という研究データも発表されています。
坂本さんは、「でも、あまり報道されないし、みんな、知らないでしょ?それって怖いことですよね」と、
皆が「何が起こっているかを知らない」ことに、危機感を覚えていらっしゃるようでした。
そして、「今、私たちが出来ることって何ですか?」という質問には、
「とにかく、知ること。そして、知った上で行動すること。それだけです。」と、
静かな力を込めて、お答えいただきました。本当に、今、日本のアーティスト界の中では先陣を切って、
大きな環境活動をされている坂本さんならではの、大きな意味のある言葉に、
ハチドリ高柳はただひたすら感動してしまいました。
もっともっとお話がうかがいたかったのに、時間が短かったのがひたすら残念でした。
また日本にいらしたときには、ぜひゲストに来ていただきたい。
心から願った、ハチドリ高柳だったのでした。それにしても、素敵な方だったなぁ。。。
子供のときからの憧れが、そのまま目の前に現れてしまったような、
ホントのドキドキを味わってしまいました。
3月28日に発売される、
「fennesz+sakamoto(フェネスサカモト」名義でのアルバム『cendre(サンドル)』も、
ピアノやギターの音が耳に心地いい、オーガニックでとても素敵なアルバムに仕上がっています。
天って、やっぱり2ブツも3ブツも与えるのだわ、と、
深くうなずいてしまった、ハチドリ高柳でした。
投稿者: 高柳恭子
今日のスタジオにお迎えしたのは、株式会社ディーコンテンツの代表取締役、
中村正明さん!
元々は歌手でいらした、という経歴の持ち主でいらっしゃいますが、
今日は花粉症だということで、ちょっぴりハスキーなお声で、ご出演いただきました。
そもそもこのディーコンテンツという会社、「環境をテーマにしたイベントやプロモーションの、
企画・制作・運営を行っている」という、一見、ちょっと難しそうな会社です。
でも、実はその活動はとってもエコで、とっても大切なこと。
簡単に言うと、例えば、
一人の人が環境にとても興味を持って、
「ボランティアでもいいから何かしたい!」と思っていたとします。
また、ある企業は、「このままじゃ環境が壊れてしまう。
何かしたいけど、お金がない!」と思っていたとします。
また、行政は「環境問題に取り組む人たちを、応援したい!」と思っていたとします。
でも、それぞれが思っているだけだと、そこには何も生まれませんよね。
そこに、中村さんのディーコンテンツのような会社が関わると、
「じゃ、アナタはこの企業と一緒に、ボランティアで環境活動をしてください。
行政は、そんなこの企業を、待遇面などで支援してあげてください」と、
いわば3者を結びつけて、交通整理をしてくれる、というわけなのです。
これって、結構ありそうでなかったサービスですよね。
それをしてくれることで、今までばらばらに活動し、とても無駄が多かった環境に対する取り組みが、
きちんと系統だって、より大きな成果を生むことが出来るようになるのです。
その集大成が、3月20日にお台場の「潮風公園」にお目見えする、『ソーラー発電施設』!!
これは、「TOKYO ソーラーシティープロジェクト」という、東京都や企業、NPOなどが連携して、
地球温暖化防止&再生可能エネルギーの利用拡大を、広く訴えかけていこうとするプロジェクトが、
ひとつ、目に見える形で作り出した、大掛かりな太陽光発電施設です。
これからは、再生可能エネルギーの普及啓発に向けたシンボルとして活用され、
環境教育や音楽イベントなどに有効利用される、ということです。
それに、災害時には、独立した電源として使用することも可能!
大きな可能性を秘めているのです。この「潮風公園」、ハチドリ高柳も行ったことがあるのですが、
広々と広がる一面の芝生の広場が本当にきれいで、海が見えて、とても素敵なところ。
そんなところに寝そべって、太陽光で発電された電力を使ったコンサートなんかを見たら、
最高に気持ちいいだろうなぁ・・・。
これからの時期に、とってもぴったりな施設だな、と、嬉しくなってしまいました。


それにしても、これからはどんどん、このディーコンテンツみたいな会社が増えてくれるといいな。
そうすれば、ひとつひとつバラバラになっている環境への思いを束ねることが出来て、
それを大きな一歩に出来るような気がするんです。
そんな可能性を感じさせてくれた、中村さんだったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年03月18日

美しく咲く歌声♪

今日スタジオにお迎えしたのは、シンガーソングライターの美咲さん!
普段は長野県松本で活動されているという美咲さん、
今日はバスで東京にいらっしゃったところを、渋谷のスタジオまで足を伸ばしていただきました。


「シンガーソングライター」という肩書きでいらっしゃいますが、
ただの「シンガーソングライター」ではありません!
美咲さんが行うのは、『光合成ライブ』という、一風変わったライブ。
その仕掛けとは?とうかがうと、さわやかな微笑とともに答えてくださいました。
『光合成ライブ』というのは、太陽光発電で作った電力を使って行うライブのこと。
歌い始めたときから、なぜか書く詞はすべて自然や環境に向かっていた、という美咲さん、
その歌を、人工的に作り出した電気の力で歌うことに、
違和感を覚えていらっしゃったのだそうです。
そんな時出会ったのが、「太陽光発電」という強い味方。
太陽の力を蓄えて作った電力にのせて歌を歌うと、歌が自然と溶け合って、
素晴らしく心地よく歌うことが出来たのだとか。
「ぜんっぜん違いました」と、力強く答えてくださいました。

でも、太陽光発電って、色々面倒な装置とか、
大掛かりな仕掛けが必要なんじゃないのかしら?と思っていたら、
「簡単なんですよー」と美咲さん。
太陽光を集める、1m×1mくらいのパネルを2個、太陽の下に置いておき、
そのパワーを、自動車のリサイクル・バッテリーにためておくだけ。
3〜4時間充電すると、1〜2時間のライブは、悠々間に合ってしまうのだそうです。
もちろん、美咲さんが使うのはギターとシンセサイザーくらい。
大掛かりなドラムセットや、何本ものエレキギターを使うわけではありません。
だから使う電力もそれほど多くはないはずです。
でも、ハチドリ高柳はびっくりしてしまいました。
3〜4時間の充電で、1〜2時間のライブが出来てしまうなんて!
それ以来、美咲さんはこの「信州松本でとれたて」の電気を持って、
日本全国どこへでも「ウタ」を届けにいらっしゃっているのです。
「こんな太陽のパワー、使わない手はないな、と思います」と美咲さん。
確かに、そうですよね。
そんなに気軽に、大いなるパワーを蓄えることが出来るなんて、
やっぱり、太陽の恵みってスゴイ!!
今はようやく、家庭でも屋根にソーラーシステムがついたおうちなどが出来始めましたが、
もっともっとこのシステムを整備して、みんなが太陽光発電の電気を使うようになったら、
ものすごく資源の節約になって、CO2は削減できて、
すごくすごくエコでアースコンシャスな世の中になるんじゃないかな、と、
大いなる希望を抱いてしまいました。この美咲さん、4月22日のアースデーに、代々木公園でライブを行う予定になってます。
お時間のある方はぜひ、太陽の恵みで作られた音と歌を聴きに、
代々木公園に遊びに来てくださいね!
投稿者: 高柳恭子
2007年03月18日

紫のバラの人?

いきなり冬に逆戻りしてしまったような今日のスタジオにお迎えしたのは、
バラ研究家の梶みゆきさん!
お召し物も紫がかった赤い花柄、本当に、バラのエキスの香り漂う、とても素敵な女性でした。
(タイトルの『紫のバラの人』、どれくらいの人がわかるかしらん♪)

そんな梶さん、実は日本での「無農薬バラ栽培」の第一人者でいらっしゃり、
「バラ界」で梶さんを知らない人はいない、というくらい、有名な方♪
まずは、その「無農薬バラ栽培」についておうかがいしました。
お父様がお花好きで、常にお花に囲まれて生活していらっしゃった梶さん、
バラに興味を持ち始めたのも、自然の成り行きでした。
でも、バラというのはそもそも虫にとても弱く、農薬をかけるのは当たり前だったそうです。
お庭での栽培に農薬を使っていた梶さんは、当時常に頭痛と恐怖にさいなまれていたのだとか。
でも、そんなある日「オールドローズ」というバラに出会います。
この品種は、今私たちがお花屋さんで見かける、しゃきんっとまっすぐなタイプのバラと違い、
小さな花がたくさん咲く、ツルバラのようなタイプ。
そして名前のとおり、何百年も前からある古式ゆかしい品種なのだそうです。
「何百年も前なら、農薬はなかったはず!」ということに思い至った梶さん、
それからその「オールドローズ」の無農薬での栽培にチャレンジします。
そして5年の歳月を経て、ついに農薬を使わなくても大丈夫な、
強い「オールドローズ」を作り上げたのです!
そんな梶さんが使うのは、農薬ではなく、生薬。
それでも十分、虫をよける効果にはなるそうです。

もちろん、農薬を使わないので、全く虫がつかないわけではありません。
でも、バラにつくアブラムシを食べに、てんとう虫がやってくることや、
虫を食べるために様々な鳥たちがやってくる様子を見ていると、
「地球の生き物たちの、きちんとしたサイクルを感じる」のだとか。
そして、それが何よりも嬉しいのだそうです。
「もうね、今はウグイスが来て、朝起こしてくれるんですよ」と、嬉しそうに話してくださいました。そんな自然の営みを、ご自分のお宅のお庭で感じられるって、なんて素敵!
しかも、それが東京だというから、また驚きです。
でもきっと、昔むかしのその昔から、木々や花たちは農薬なんか全くないのに、
虫に食い尽くされることなく、脈々と命をつないできたはず。
それを考えれば、農薬をたくさんまいて虫をよけるなんて、必要ないはずなのです。
虫食いの穴があってしまったら売れないから。
そんな理由で、農薬の散布を促進してしまう私たちのココロモチが、
大切な生態系を崩しているのかもしれません。
ちょっとくらいの虫の穴は、その植物が健康であるアカシ。
虫ものびのびと羽を伸ばす、豊かな環境で育ってきた証拠です。
お花屋さんを覗いてみたとき、もしそんなお花を見つけても、
「あ、地球って豊かなんだな」なんて思える、心のゆとりを大切にしたい、と願った、
ホワイトデーのハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年03月14日

パンは発酵食品??

なんだか冷たい風が吹いて、冬に逆戻り気味の今日のスタジオにお迎えしたのは、
天然酵母パンのお店「ルヴァン」の代表、甲田幹夫さん!
一見お見かけした感じが芸術家風・・・と思っていたら、(写真、ごらんあれ!)
絵もお描きになる、アーティスティックな一面もお持ち、という多彩な方。
スタジオには、たくさんのパンをお持ちくださいました。(甲田さん、ごちそう様でした!!)

まずはこの「ルヴァン」ってお店の名前は、どういう意味なの?とうかがったら、
フランス語で、ずばり「天然酵母」っていう意味なんだそうです。
私たちが普通に、スーパーなどで買えるパンのほとんどは、イースト菌で膨らませて出来ています。
でもその代わりに、生きている「天然酵母」でパンを作った、
日本での「先駆け」が、この甲田さん、というわけ。
この「天然酵母」とは、いわゆる、麹菌とか納豆菌とかと同じように、
空中に飛散している、「菌」の一種。
もちろん生きていますし、脈々と受け継いで、育てていく必要があります。
それは、湿気や気温などに左右されたりする、とても繊細で手間のかかるお仕事。
そして、天然酵母で焼いたパンというのは、実はおしょうゆやお味噌と同じような、
発酵食品の一種なのだそうです!
これにはハチドリ高柳、びっくりしてしまいました。
パンって、クッキーやケーキのように、「焼き菓子」の一種だと思っていましたから・・・。
パンって、奥が深い!とうなってしまいました。実はそもそも、朝は常にパン、というおうちで育ったハチドリ高柳、
パンがなければ生きていけないほど、パンが大好き♪
しかも、若干しっかりキメが詰まっていて、ちょっぴり重いくらいのパンが好き。
だけど、ドイツのパンみたいなのは、ちょっと酸味が強すぎるなー、なんて、
かなりのわがままです。
だけど、今日甲田さんに持ってきていただいた「ルヴァン」のパンは、
もう私の好みにジャスト・ミート!!
特に、ちょっと酸味が強い干しブドウと胡桃が入ったパンは、
噛みごたえがしっかりあるのに堅すぎず、酸味はあるのに強すぎず、
パリパリした皮が香ばしく、本当に本当においしかった!
番組の間中、食べ続けてしまいました。


でも、このパン、他のところのパンより、だいぶモッチリ感が強いような・・・?
そううかがうと甲田さん、「それはね、国産の小麦粉を使ってるからですよ」とニッコリ。
小麦粉って、乾燥した地域で育つとさらさらと、湿気の多い地域で育つとモッチリと、
ちゃんとその地域の特性を備えた形で生育するのだそうです。
だから日本で育った小麦粉でパンを焼くと、「ルヴァン」のパンのように、
モッチリした生地になるのだとか。
これがまた、おいし〜い!!
国産ってスゴイ、って、改めて感動してしまいました。でも最後に甲田さん、「国産の小麦粉を作ってくれる農家を守りたいんですけど、
それには、お客様がそれを選んで買ってくれなければ、守れないんです」とおっしゃっていました。
そうなんです。
輸送に多くの石油がかかり、CO2をたくさん排出する外国産の食べ物を、
私たち国民が買ってしまっている限り、国産の農作物をがんばって作ってくれている農家は、
苦戦を強いられてしまいます。
だから、私たち国民が正しい目を持ち、そういったものを選んでいくことが何よりも重要!
そして、それは私たちが一番簡単に出来る、とってもアースコンシャスなアクションなのです!!
おまけに一番いいのは、そういう国産のものって、やっぱりおいしい!!!
これが一番重要ですよね。
アナタも、まずは国産のものを探して、食べてみてください。
そしたら、きっとその違いがわかって、やめられなくなっちゃいますよ♪
ハチドリ高柳は、まずは「ルヴァン」のパンから始めます!!
だって、本当においしいんですもの♪
スペイン坂スタジオから歩けるところに「ルヴァン」があることを幸せに思った、
ハチドリ高柳だったのでした。
ちなみに、「ルヴァン」は調布、富ヶ谷、長野の上田に店舗があります。
お近くの方は、ぜひ一度、お出かけになってみてくださいね♪
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオにお迎えしたのは、参議院 自由民主党 政策審議会長、
舛添要一さん!
お会いした女性すべてがファンになってしまう、という逸話を聞いていたハチドリ高柳、
もう胸トキメカセてお待ちしていました。
スタジオに現れた舛添さんは、ヨーロッパ滞在暦が長いとあって、
とっても紳士的で腰の低い、穏やかで本当に素敵な方♪
女性の目がハートになってしまうのにも、納得してしまいました。
そしてひとたび番組が始まると、あちこちで教鞭をとられてきたことを髣髴とさせる、
わかりやすいご説明に、みんなメロメロ。(特に女性)
しかも、ヨーロッパで培われた、という、「アウトドアが大好き」というお話には、
ハチドリ高柳も、ハートをわしづかみされてしまったのでした。
なんでも舛添さん、四駆を駆使し山を駆け巡り、長かったドイツ時代には、
ウサギなどの動物をハントし、ご自分でさばかれて奥様にお渡ししていらしたとか。
マキもご自分で割られるし、鶏もシメちゃうし、本当に何でもなさるのだそうです。
ただ、車で20〜30分も走れば自然あふれる野山にたどり着けるヨーロッパと違って、
東京は自然にたどり着くまでにとても時間がかかる、とおっしゃっていました。
だからこそ、日本の自然を守りたい、と、岐阜県の森林を守る運動もされていらっしゃいます。
そんな舛添さんがおススメしているのが、国産材の使用。
やっぱり、日本の国土には日本で育った木が、一番あっているのだそうです。
しかも、やっぱり木の家はなんとも言えない温かみがあって、私たちを癒してくれます。
そんなお話があったので、ハチドリ高柳、ちょっと聞いてみました。
「政府で、国産材を使う人に補助を出す、って、出来ないんですか?」
すると舛添さん、本当に悔しそうな顔をなさって、「それがねー、できればねー・・・。」と。
実は、政府としても国産材の使用を推奨したいところだそうなんですが、
そこに国として補助金を出してしまったりすると、自由貿易協定に抵触してしまうのだとか。
だから政府としては、何とかしたいと思っていながら何も出来ない、
痛し痒しの状態を強いられているのだそうです。
そうか・・・。
今まで私は、どちらかというと消費者側の意見を多く聞いてきていて、
あまり政府の人の話を聞いたり、勉強したりしていなかったかもしれないな。。。
私自身は常に、環境問題でも何でも、きちんと進めていくには、
消費者である私たちと、企業、そして政府の3者が、
一体となっていくことが必要だと思っているのですが、
消費者側から見ていると、どうしても政府のやり方って、
もどかしくって「ホントにやる気あるのっ」と問いただしたくなっちゃったりするもの。
でも、内部の方のお話をちゃんと聞けば、そこにはちゃんと理由があったりするんですね。
そして、政府が「何もやっていない!」と思うのは、ひょっとしたら、
私の勉強が足りないだけの話なのかも知れません。
今日はちょっとそんな風に、反省してしまったハチドリ高柳だったのでした。
あ〜、それにしても、舛添さん、素敵だったなぁ。
投稿者: 高柳恭子
最近の暖かさに比べて、だいぶ寒く感じた今日のスタジオにお迎えしたのは、
沖永良部島出身の女性シンガー、大山百合香さん!
ハミングには2度目のご登場、また、去年12月の「エコプロダクツ2006」の会場でも、
トークショー&生演奏にご一緒させていただいていたので、もうすっかり顔なじみ♪
今日は3ヶ月ぶり、ということで、ウキウキしながらお迎えしました。
久しぶりにお目にかかって、もう打ち合わせの段階から、
弾丸トークが止まらない2人だったのですが、話題になったのが「桜」のお話。
沖永良部島では、桜は山の上の方に登って行かないとなくって、
わりと点在して咲いているので、いわゆる「桜並木」みたいなものは、
東京にいらしてから初めてご覧になったのだそうです。
そっか、そうですよね。
桜だって、本来は自然の中にまぎれ、他の木々の中に点在する存在だったはず。
それをきちんと道路に沿って植える、という行為がなされていなければ、
「桜並木」ってホントは存在しないはずなんですよね。
だから「桜並木」って、都市部ならではの咲き方なのかもしれません。
そうお話しすると大山さん、「だから、とっても贅沢ですよね!」と。
そう!植えたときは自然じゃなかったかもしれないけど、
四季折々の桜の姿の移ろいは、私たちに自然を感じさせてくれる最高の贅沢。
それをありがたく感謝して、桜を含めた自然を大切にしたい、と、改めて感じました。
また、お正月には沖永良部島に里帰りできた大山さん、
向こうでは、おばあちゃまお手製のサーダーアンダギーとか、イセエビ、採れたてのお魚、
また、ヤコウガイと呼ばれる貝など、色々おいしいものを召し上がったんだとか。
中でもイセエビとかお魚、ヤコウガイは、昔から釣り好きなお父様が船で連れ出してくれて、
素もぐりでゲットし、船の上で海水の塩分を味付けに召し上がるんだそうです!
なんて贅沢!!
しかも、「イセエビとかも、いっぱいいますよ♪」と、さらっとおっしゃるんです。
思えば、日本はそもそも島国で、たくさんの海の幸に恵まれていたんですよね。
それをいまだに残している、沖永良部島のような地域も、まだあるってことですよねー!
いまや東京など都市部では、そんなこと想像もつかなくなってしまいましたが、
かつては江戸などの周りの海でも、それくらい豊かな海産物が採れていたはず。
だから、海を汚してしまった私たち人間のツケが、
こんなところに表れているような気がしてなりません。
でも、まだ沖永良部がそんなに豊かなら、もしかしたら、少しずつ海をきれいにしていくことで、
昔の日本の豊かさを取り戻せるかも、と思いませんか?
その豊かさをうらやましく思いつつ、自分が出来るひとしずくってなんだろう?と、
改めて考えてしまった、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
今日のスタジオにお迎えしたのは、俳優の鶴見唇吾さん!
見てましたよ、「翔んだカップル」!!(年がバレちゃう。)
お目にかかると、あの頃と全く変わらないさわやかさ。
ゆったりとした語り口と、そこはかとなく漂う品の良い空気。
お育ちのよろしい感じがちっともイヤミじゃない、とても素敵な男性でした。


そんな鶴見さん、そのさわやかさとは裏はらに、とてもアクティブなんだそうです。
その証明が、今度の5月に鶴見さんが参加される『佐渡ロングライド210』。
これ、佐渡島を一周する、210キロのロングラン・自転車レースなんです!
ま、レースといっても、順位を競うわけではありません。
12時間という制限時間の中で、とにかく完走すればOK。
でも、210キロって、想像をはるかに超えた距離ですよねぇ。。。
そううかがうと、「そうですね。東京からだと、熱海の往復くらいが210キロかな。」と、
鶴見さんはあっさりとおっしゃいました。
えーーっ?東京−熱海間の往復を、12時間で、自転車で走っちゃうのーっ??
もう、びっくりしすぎて質問がトンじゃいました。
でもこの大会、去年は80歳を超えた方も参加され、完走されたのだとか!
すごい。人間って、がんばればホントに何でも出来るのかも!
ものすごく、勇気をいただいてしまいました。


さて、そんなレースに参加される鶴見さん、他にも、
サーフィンやダイビング、シーカヤックにスキーと、色々なスポーツを経験されています。
でも、よく見ると、どれもみんな自然の中でやるスポーツ。
グランドでサッカー、とか、体育館でバスケ、とかではないようです。
「どうしてですか?」とうかがったら、意外な過去を話してくださいました。
渋谷生まれの青山育ち、という、究極のCity Boyの鶴見さん、ご両親から進められ、
小さい頃にカブスカウトやボーイスカウトに参加されていたのだそうです。
マッチしかないところで、木の枝を組んで火をちゃんとおこし、飯盒でご飯を炊く、とか、
山の中で「サバイバルナイト」のような経験をする、とか、幼い頃からの自然体験が、
その後の「アウトドア好き」につながったようです。


でも、実はお好きなのは、「アウトドア」ではなく、「サバイバル」のようです。
「最近の、道具を全部持って、テントでキャンプするアウトドア、とかって、
いまいちちゃんとアウトドアしてる感じがしないんですよ」とおっしゃってました。そして、今イチバンはまっているのが、自転車、というわけです。
自転車の一番の魅力は?とうかがったら、「とにかく自然を感じられるところ」と、
なるほど、なお答え。
街中を走っていても、風のにおいで季節を感じたり、山に登ると下と上で気温が違ったり、
そんな自然を感じられるのが、何よりも楽しいのだそうです。
それにしても、210キロってなー。。。とめげていた私に、
「楽しく走るには、何キロ走ったかがわかるメーターみたいな機械を、
自転車につけるといいですよ」と、アドバイスをくださいました。
そっか。走った距離が目に見えれば、すごく楽しく走れるかも!
210キロはきっと無理だけど、この春から、ちょっと自転車を始めてみようかな、と、
本気で考えてしまった、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年03月07日

エゴ・エコ!?

今日のスペイン坂スタジオにお迎えしたのは、
節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーでもいらっしゃる、丸山晴美さん!
「節約アドバイザー」っていう肩書きから、ちょっぴり「節約節約」しちゃってる方なのかな、
と思っていたら、まぁなんと可愛らしい!(写真見てみて!)
初々しくって品のいい、とても素敵な女性が現れたので、
びっくりしてしまいました。(ディレクターの目は、ハートの中に星が入ってました。)

でも、この丸山さん、見かけどおりのただのお嬢さんじゃぁありません。
22歳のときに、おもむろに「家がほしい!」と思われ、
その直後に『1000万を貯めるには』という本に出会ってそれを実践し、
実際に26歳で家を購入されてしまった、という、ホンマモンのツワモノ。
一体全体、どうやったらそんなにお金が貯まるの?と、興味津々前のめりで聞いてしまいました。


すると、意外と出来ることは身近にたくさん。
丸山さん、「まずは、パナシをやめる、ってことです」と。
その「パナシ」とは、「電気のつけっぱなし」「水の出しっぱなし」「ガスのつけっぱなし」、
「電話の話しっぱなし」の4つ。
それをやめるだけで、1年後には大きな違いが。
そして何年後には、家族でハワイ旅行に行けるくらいの違いが出るそうです。しかも、それってものすごく「エコ」なことですよね。
電気をつけっぱなしにしない、とか、水を出しっぱなしにしない、というのは、
たいていのエコのお話の基本的なところに出てくること。
そうお話しすると、丸山さん、
「そうなんです。だからそれを、『エゴ・エコ』と呼んでます。」と、ニッコリ。
「何をするにも、地球のため!とか、人類のため!とか言っちゃったら、
疲れちゃうし、続かないですよね。でもそれが、ものすごく自分のためで、
それをすることで、お金がいっぱい貯まる、となったら、誰にでも簡単に始められますもの。」と。
そっかぁ〜。エゴ・エコかぁ〜っ!
なんだか、目からうろこが落ちたような気がしました。
ハチドリ高柳も、この『Hummingbird』を通じて発信するメッセージとして、
「出来ることから少しずつ」をうたっては来ましたが、
環境に感心のある人って、実はもうそういう身近なことはやっている人ばかり。
そうではない人たちに、いかに最初の一歩を踏み出してもらうか、って所を、
日々悩んでいたのです。
だから、こんなにいいヒントをいただいて、ホントに嬉しかった!
そうですよね、エゴ・エコでもいいんです。
たとえ、「まずは自分のため」でも、それがひいては地球のためになって、
そう考えることで自分も満足できたら、それはそれで、立派なエコ!
皆さんも、「自分にも心地いい」エコ、探してみてくださいね。
ちなみに、もっと詳しく節約法を知りたいあなたは、丸山晴美さんが、
たくさん本を書いていらっしゃいます。
ぜひ、一度読んでみて下さいね。
アナタも4年で、1000万円、たまるかもしれません!!
投稿者: 高柳恭子
あったかい、と言うよりは生ぬるい風が吹き荒れた東京・渋谷の、
今日のスタジオにお越しいただいたのは、日本ホリスティック医学協会副会長、
また、翻訳家でもいらっしゃいます、上野圭一さん!
患者さんの声をちゃんと聞いてくれそうな、とても優しい印象の男性でした。


日本ホリスティック医学協会、と言うのは、いわゆる「代替医療」を推進する協会。
で、その「代替医療」とは何か、というと、ごく簡単に言えば、
いわゆるお薬やお注射など、科学的根拠に基づいた「西洋医療」とは違った考え方の医療。
人間が本来持っているはずの、「自然治癒力」を引き出して、それによって病を治していこう、
という医療方法です。
その方法はまさに無数にあり、例えばNYの「代替医療法」が載った本は、
電話帳ほどの厚さがあるそうです。
日本でよく知られている、このような療法としては、
アロマテラピー、リラクゼーションマッサージ、ヨガ、瞑想、風水、等々・・・。
結構、私たちの身近にもあって、知らないうちに経験したことがある、なんて方も、
多いかもしれませんね。


ただ、気になるのは、「ホントにそれで、病気が治るの?」と言うところ。
そう聞くと、上野先生、ニッコリ笑って「当然ですっ。」と、頼もしく言い切ってくださいました。
人間の身体には、生まれたときから「生命力」「自然治癒力」として、
怪我をしたときや病気をしたときに、自分自身で治そう、とする力が備わっているのだそうです。
でも、生きていくうちに、ストレスや周りからの強制などで、
「こうあらねばならぬ」とか、「自分はこうでなければならない」とか、
いわゆる強迫観念みたいなものにとらわれ始め、
それが自分の心にブロックをかけてしまうのだとか。
そのブロックが、様々な病気を引き起こす要因となり、
また病気になったときに、本来あるべき「自然治癒力」がうまく働かず、
お薬がなければ治らない、と言った身体になってしまっているのです。
だから、病気になったときには、まず精神を健全に保ち、心のブロックをはずすことが何よりも大事、
とおっしゃっていました。
だけど、例えば今の時期、多くの人が悩んでいる花粉症。
お薬を使わずに、ストレス解消だけですっきり治ったら、こんなに嬉しいことはありませんよね?
そう聞いてみると、上野先生、ものすごい症例を教えてくれました。
長年花粉症に悩み、花粉の時期には香港まで逃げて生活するくらいに重症だった患者さんが、
「心のブロックががっしゃーん、と全部外れるような」激烈な「恋」に落ちたとき、
なんと長年の花粉症が治ってしまったそうなのです!
花粉症の治療薬は、「恋」だったのです!!
しかも、上野先生がご覧になった、同じような「恋が花粉症に効いた」と言う例は、
1例にとどまらず、相当数あるとか。
でも、「あくまでも、心が全部ひっくり返るような、本当にゲキレツな恋じゃなきゃ、ダメですよ」と、
念を押されていました。
それにしても、すごいと思いませんか?
これぞ、精神的なモノが病に打ち勝った、好例。
もちろん、科学的な根拠や、恋と花粉症の因果関係を結びつけたデータなどはありません。
あくまで、個人的な経験に基づく「体験談」です。
でもこれは、「人間には自然治癒力があって、精神の強さが病を治すことがある」と言うことを、
立派に証明している気がします。


今、花粉症に悩んでいるアナタ!!
恋、してますかっ??
心が全部ひっくり返るような、熱くてゲキレツな恋をっっ!!!
もしかすると、その「恋」が、花粉症の治療薬になるかもしれません。
万が一効かなくても、試してみる価値、ありそうですよね。
ま、ちょっとその予定がない、と言う方は、ハチドリ高柳の例を参考にしてみてください。
家族中がぐじゅぐじゅの花粉症の中でも、一人まったく花粉に反応しない、
「鈍感力」が人並みはずれて豊かな私、その秘訣は、お風呂だと思っているのです♪
毎日、1〜2時間かけて入るお風呂で、日々体内にたまる花粉を、
その日のうちに排出しているのではないか?
だから花粉症にならなくてすんでいるのではないか?と思っています。
上野先生にうかがったら、「それは絶対正しい!」と太鼓判を押してくださった療法です。
しかも、「恋」するよりは簡単(かも?)♪
もうかかってしまっている人に効くかどうかはちょっとわからないのですが(ごめんなさい!)、
でも、やってみて損はないはずです。
一度ぜひ、試してみてくださいね!!
投稿者: 高柳恭子
2007年03月04日

NYのゴミ問題

今日スタジオにお迎えしたのは、NY在住のシンガー、コトリンゴさん!
月桂冠『月』のテレビCMでバックに流れている、
「こんに・ちは・・・さよ・なら・・・おや・すみ・・・またあ・し・た・・・・・・」と、
つぶやくように歌っている歌手の方、といえば、お分かりになる方も多いかもしれませんね。
日本にお住まいではないので、お目にかかったことがある人も少なく、
ベールに包まれた素顔はどんな方なのか?と、ワクワクしながらお待ちしていました。スタジオに現れたコトリンゴさんは、もう歌の雰囲気そのままの、「小鳥」な感じの方!
大きな瞳におっとりとしたしゃべり方。
周りの人すべてをふんわりと包み込むような、あったかくて優しい空気感を漂わせた女性でした。
そんなコトリンゴさん、ご存知坂本龍一さんとエイベックスが組んでスタートさせた、
新レーベル『commons』からCDをリリースされました。
そのレーベルとは、「環境に優しいこと」をうたったCDレーベル。
音楽業界でも、新しい試みとして注目を集めています。
具体的な取り組みとしては、例えば、エイベックスのビルの中で、
この『commons』のお部屋だけは、グリーン電力をつかっている、とか、
このレーベル所属のプロモーターさんたちは、
ペットボトルの再利用で作られた名刺を持っている、とか、
プロモーターさんたちが持ち歩く大量のCDを入れるために、
エコバックを作ったり、とか、本当に色々な取り組みをなさっています。
中でもコトリンゴさんが説明してくださった中で、私が「画期的!」と感じてしまったのが、
紙製のCDケース。
今、流通しているCDケースって、大きく2つに分かれているような気がしませんか?
オールプラスティックのものと、紙で出来た薄めのもの。
その、紙で出来ているものでさえ、CDがはさんである部分はプラスティックだったりしますよね。
でも、『commons』で作っているケースは、もちろんその部分も紙製。
そして、CDケースになるべき紙を作るために、なんとスウェーデンに植林までし、
その木で紙を作っているのです!何度か番組でもご紹介したとおり、木は、再生可能な、とってもサステナブルな資源。
紙を作るためだから、と、無計画に伐採するのは環境破壊だけど、
きちんと計画を立てて植林をし、その木を切って紙を作り、また植える。
そのサイクルを繰り返せば、木を切る事は、決して無謀な環境破壊ではないのです。
そんな取り組みまでしている、新レーベルの『commons』、
がんばってほしいな、と思ってしまったのでした。
さて、そんな説明をしてくださったコトリンゴさんに、今お住まいのNYの環境をうかがってみました。
すると、驚くべき事実が!
NYでは、すべてのゴミを一緒に出してしまい、そのアパートごとに雇っている専門の方が、
中身をあけて分別をするのだそうです。
それって、ちょっとびっくり!!
だって、ゴミって1番プライベートなものだし、それを見られちゃうってちょっと抵抗がありませんか?
それに、そのやり方だと、住民一人ひとりの意識が、高まらないような気がするんですよね。
日本のある地区では、ごみの分別をより細分化して細かくしたら、
ゴミの量が以前の10分の1に減ったとか。
いっぺんに捨てられちゃって楽チンだと、ゴミの量を減らす努力をしなくても良くなっちゃうし、
でも、分別がとっても面倒くさいと、何とかゴミの量を減らして楽をしよう、というのが、
人間の心理のような気がします。
だから、NYの人たちも、自分で分別した方が、
ゴミのことをもっときちんと考えるんじゃないかな・・・。
でも、NYでは雇用も深刻ですし、
ゴミの分別をお仕事にして生計を立ててる方もいらっしゃるのでしょうし、
一概にこう、とは言えません。あー、難しいなー。。。。。。
おっとりと優しいコトリンゴさんの瞳を見つめながらも、
またちょっぴり悩んでしまった、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
気温は高めなのに意外と北風が強かった今日の東京のスタジオに、
遊びに来てくださったのは、D−51(ディーゴーイチ)のお二人、YUさんとYASUさん!!
スタジオに入っていただいたとたんに、なんだかちょっぴりあったかい、
南の島の風が吹き込んできたみたいに、すがすがしくてさわやかな男性たちでした。


YUさんは、那覇から車で20〜30分の宜野湾のご出身、
YASUさんは、那覇のご出身、「ばりばりのCITY BOY(ご本人談)」でいらっしゃいます。
(そう口走ったYASUさんは、YUさんから大爆笑されていらっしゃいましたが・・・。)
でも、お二人ともやっぱり海のそばで育った方たち。
沖縄にいた頃には、それほど「海が好き!」とか「海が見たい!」とは、
思われなかったんだそうです。
それもこれも、あまりに身近にありすぎて、その素晴らしさに気づいていなかったからかも、と。
今日発売になったアルバムに収録された、『forever friends』の歌詞にも、
「自転車に乗って砂浜を目指した」というくだりがありますが、
例えば、東京で生まれ育ったハチドリ高柳にとっては、海は決して、
「自転車では目指せない」ところ。
あるいは、トライアスロン並みのアスリートしか、自転車では目指せない場所です。
だから、そんな風にさらっと「自転車で目指す」風の歌詞が出てきちゃうこと自体が、
やっぱりとっても身近に海があったってことなんだろうな、と、うらやましくなってしまいました。
そう言うと、「でも、最近はその沖縄の海もちょっと汚れてきていて、
ゴミとかが問題になってるんですよ」と、YASUさん。
観光客の方が多い沖縄では、やはり「旅の恥はかき捨て」的なポイ捨てや、
旅の開放感にひたり、砂浜で花火を楽しんだ後の残骸などが、
海や砂浜を汚しているのだそうです。
「もちろん、地元の人も、ちょっと捨てちゃったりするんですけどね」と言いながらも、
お二人、意外な学生時代の話を披露してくださいました。
沖縄では、課外授業で「地域のゴミ拾い」があるのだとか。
それも、学校は1日まるまるつぶれて、1日中、ゴミ拾い。
それをやらされているとき、YUさんもYASUさんも、「うわ、めんどくせー!」と、
とてもとてもイヤだったんですって。(そのお話をするときのお二人の顔、ホントにイヤそうでした。)
でも、だからこそ逆に、「こんなにイヤなゴミ拾いをもうしないために、
もう、自分は絶対捨てるのはやめよう」と思われたのだとか。
それは結果的に、素晴らしい環境教育だったんだな、と思ってしまいました。


これから春休み、夏休みに向けて、沖縄旅行を計画される方も多いと思います。
「そんな方に、何かメッセージはありますか?」とうかがうと、
YASUさんは「やっぱり、青い海や白い砂浜など、
みんなが来たくなるような沖縄を、大切にしてほしい」、
YUさんは、「自分たちが癒されて帰ったあとにも、また他の人たちが来るんだってことを、
忘れないでほしい」と話してくださいました。
そうですよね。
あの輝く青い海と、どこまでも続く白い砂浜に、自分「さえ」癒されれば良い、というのは、
ちょっと赤信号な考え方。
誰が行っても、いつでも誰をも癒してくれる島であってもらうために、
訪れる観光客である私たち一人ひとりが、十分に注意をしなければいけませんよね。
ひょっとしたら、訪れているだけでも、ホテルから出る排水や、
観光で回るための自動車から出るCO2などで、沖縄を汚しているかもしれない。
それを忘れないように、普段より気をつけるくらいにして、ちょうどいいのかもしれません。
まだ行ったことのない沖縄に、いつ行こうかスケジュール帳を眺める、
ハチドリ高柳だったのでした。それにしても、やっぱり気候って人の性格に影響するんでしょうか?
沖縄の人って、会う人会うひと、ほんっとにいい人ばっかり!
今日来ていただいたYUさんとYASUさんも、自然体で飾り気なくて人懐っこくて、
いまどき珍しいくらいのナイス・ボーイ。
あったかい島であくせくせずに育った人は、人として素敵になるのだわ、と、
スタッフ一同で実感してしまった25分だったのでした。
投稿者: 高柳恭子