2007年01月15日
ナマ・ゴア氏♪
ちょっと遠いんですけど・・・。オーラはばりばり見えました!
いよいよ、映画『不都合な真実』の劇場公開が迫ってきました!
そんな中、渦中の人、アル・ゴア米元副大統領が来日。
連日、あちこちのメディアに登場されているので、もう目にした方も多いかもしれませんね。
そして今日午前には、経団連会館で、日本の各企業経営陣トップばかりを集めた、
講演会が行われたのです。
1階席には、高級そうなスーツに身を包んだ、ナイス・ミドルなオジサマ方がびっしり。
後ろのほうには一般の方もひしめき合って、しきりにシャッターを切っていらっしゃいました。
そして我々報道陣は、2階席に。
もちろん、ハチドリ高柳も潜入!!
ナマ・ゴア氏を堪能してしまいました。
感想は、「さ・す・が」の一言。
「アリガトウゴザイマス」のあいさつから始まって、およそ30分間しゃべり詰めの講演の間、
ペーパー一枚見ることなく、よどみなく流れるように、
現在の地球がどうなっているか、
今後、温暖化の影響はどの程度、どんなところに出てくるのか、
細かな数字まで次々と挙げながら、わかりやすく簡潔に説明してくれました。
静まり返った経団連会館で、講演が終わると絶賛の拍手!
その後の質疑応答でも、次々飛び出す質問に、質問1、答え10くらいの割合で、
丁寧に、具体的に、答えてくださいました。
この方は、本当にアメリカの政治家だった方なのかしら?
ホントは最初から、専門家でいらしたのではないかしら?と、
不思議になってしまうほどの、素晴らしき専門家っぷりでした。
中でも印象に残ったのが、「環境と経済の関係」についてのお話。
お客様の中に、某有名飲料メーカーの重役の方がいらして、
「環境と経済」についての質問をされていたのですが、その方が、
「我々飲料メーカーは、気温が1度、上がった下がった、で、売り上げが莫大に変わってしまう。
気温は我々の経済利益に直結している」と、おっしゃっていました。なるほど!一見、環境とはあまり関係なさそうな飲料メーカーでも、
そういう風に、飲料メーカーが環境にかかわっていることもあるんですね。
だからこそ今日の講演会は、そういったメーカーなどの経営陣を集めて、
経団連会館で行われたのですね、と、激しく納得してしまいました。
そしてゴア氏は、
「アメリカの環境問題は、アメリカの経済に大きな影響を受ける。
そして、そのアメリカの経済は、日本の経済界に大きな影響を受けているのです。」とも、
おっしゃっていました。
日本の経済界が、環境に優しい方向へ向かっていけば、
アメリカの経済界も、その流れを無視することはできません。
つまり、我々日本人がつくる日本経済が、
アメリカの環境問題を先導できるかもしれないのです!
これはうかうかしていられません。
京都議定書の批准にしても、そもそもは日本の京都で行われた会議の議定書。
アメリカの批准を促すために、私たち日本人が出来ることって、
ひょっとしたら、もっともっとあるのかもしれません。
でも、まず私たちにできる、ハチドリな第一歩は、この『不都合な真実』を見に行くこと!!
温暖化が、より具体的に、はっきりとわかるようになるこの映画。
いまや、世界的なムーブメントとなっています。
一人でも多くのお友達を誘って、ぜひ見に行ってみてくださいね!
ハミングバードの試写会はいよいよあさって17日、
一般劇場公開は20日から、となっています!!