2006年11月30日

楽しみ、楽しみ♪

今日スタジオのゲストにお迎えしたのは、先日もお越しいただいたBeGood Cafeのシキタ純さん。
来月、12月14,15,16日と東京ビッグサイトで開かれる、『エコプロダクツ展2006』の見所を、
お伺いしました。
何でもシキタさん、もうかれこれ6年間もエコプロダクツ展にかかわっていらっしゃり、
いまやエコプロのプロ!なのだとか。
今回は、オーガニックの食材で作ったお茶漬けや、エコなグッズが見所、と教えてくれました。
それにしても、ハチドリ高柳がびっくりしたのは、今年のエコプロには、
なんと15万人から17万人もの来場者が見込まれている、ということ。
それは決して絵空事ではなくて、事実去年は、14万人もの人が集まったのだそうです。
もう10年以上も前になりますが、マックエキスポ、などが開催され、
来場者10万人!なんてニュースになっていることがありましたが、
それをはるかに上回る人々が、環境のためのイベントに駆けつけるなんて!
私が2年間、日本をお留守にしている間に、環境に対する人々の関心がずいぶん高まってきたな、
と感じてはいたものの、これほどまでとは思いませんでした。
こうやって、国民一人ひとりが楽しくエコに取り組んでいけば、世の中は絶対に変わっていくはず!
ハチドリ高柳は、なんだかじーんとしてしまったのでした。
それにしても、エコプロダクツ展2006、とても楽しみになってきました。
私が楽しみなのは、やっぱりエコなグッズのお買い物♪
エコ・グッズって、昔はちょっとデザインがシンプルすぎたり、
カラーのバラエティーが少なかったりしていましたが、今は本当に可愛いモノが多い!
しかも、手触りがよかったり、使用感がよかったり、おいしかったり、
普通のグッズより、ずっと「いい」ものが増えているように思うんです。
だから、私の日用生活品は、帰国以来、急激にエコな方向に傾いていっています。
石鹸や化粧水、タオルやTシャツなど、毎日普通に使っているものをエコシフトしていくだけで、
それは立派なアースコンシャス!
しかも、そういうものを使ったほうが、自分も気持ちいい!!
ハチドリも、楽しくなければ続きませんよね。
こんな「気持ちいい」アースコンシャスを探しに、
エコプロダクツ展2006に、ぜひ遊びに来てくださいね!
ハチドリ高柳のトークショーは、15日(金)の、11時からです♪
投稿者: 高柳恭子
2006年11月29日

クルックカフェ♪

今日はあったかいですねー。
さてさて、昨日『水田トラスト』の阿倍さんに教えていただいた幻のお米、
「さわのはな」が気になってしょうがなくって、気もそぞろのハチドリ高柳、
ちょっぴりあいていたランチタイムに、行ってきちゃいました!!
オーダーしたのは、ワンプレートランチ。
味が濃くってあまーい、山盛りのお野菜と、おいしいお肉も適量♪
そして、炭火で焼いたアツアツのパンに・・・・・・、
でたーっ!釜炊き「さわのはな」のおにぎり!!!(右奥!)
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お野菜は、とにかくみずみずしくってシャキシャキ!
そして「さわのはな」は・・・・・!
これって、お砂糖入れて炊いてないよね?と疑うくらい、ホントに甘い!
それがこんがり焦げ目のついたおにぎりになって・・・・・・あぁ、日本人の幸せって、こういうこと♪


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もちろん完食。ごちそうさまでした♪
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続くデザートは、ヨーグルトのアイスクリーム♪
シャーベットじゃないんですよ、クリーミーなアイス!
ヨーグルト味は珍しい。


これにコーヒー、紅茶などの飲み物がついて、¥1500。
ランチにしてはちょっといいお値段ですが、この内容なら大満足♪
木目調の店内にはグリーンもいっぱいで、目にもとっても優しい空間の『kurkku cafe』。
ハチドリ高柳お気に入りのカフェが、また増えちゃいました♪
投稿者: 高柳恭子
雨が降ったりやんだり、なんだかすっきりしないお天気の、
今日のスペイン坂スタジオにお迎えしたのは、水田トラストの阿部文子さん!
グリーンのニット帽がチャーミングな、優しい女性でした。
まず、ハチドリ高柳の頭に浮かんだのは、「水田トラストって、なに?」というハテナマーク。
すると阿部さんはニコニコと、わかりやすく丁寧に教えて下さいました。

簡単に言うと、まず、消費者は年間一口3万円で、
「30坪の水田から収穫できるお米を受け取れる権利」を買います。
農家の人たちは、お米を無農薬、無化学肥料で一生懸命育て、
収穫したお米を、消費者の希望に合わせた精米の仕方で、消費者に届ける、というわけ。
しかも、この「お米」がタダモノじゃない!
山形県新庄という所に伝わる在来種、「さわのはな」。
これ、農家の人たちが、自分たちが食べるためだけに昭和30年から栽培していた、
幻の品種なのです。
つまり、農家の人たちの厳しい味覚をくぐり抜けて選ばれてきた、
いわば「農家の人たちが選んだベスト米」!!

阿部さんがおっしゃるには、もうとにかくおいしいのだとか。
かめばかむほど味と甘みが強くなり、ほとんどおかずもいらず、食べられてしまうのだそうです。
しかも、阿部さんはその「さわのはな」を食べていると、身体の調子がとても良く、
疲れを感じることがほとんど無いんですって。それって、すごいと思いませんか?
では、どうしてそんなにおいしいお米が、市場に流通しなかったのでしょうか。
それは、普通のお米より粒が小さく、精米しても若干あめ色がかっているから。
お米のランク付けでは、粒が大きくまっ白い物が、ランクも値段も高く、
そうでない物はランクが低くなってしまうので、「さわのはな」は、とてもランクの低い、
安いお米になってしまうんですって!
おいしいのに、もったいない!!!
でも、ハチドリ高柳は考えましたよ。
最近、そんな風潮、ちょっと変わってきてない?って。
若い女性に大人気なのは、精米していない玄米。
健康のため、身体のため、またはダイエットのために、
わざわざそんなお米を選ぶ人、増えてますよね。
ということは、今ならとっても売れるんじゃないでしょうか。
しかも、無農薬、無化学肥料の、とっても安全なお米ですもの。

要は、私たち消費者が、いかに公正な目を持って、いいモノを選んでいくかと言うこと。
そうすることで、一生懸命安全な作物を作り続けている農家の人たちを、
支援することが出来るのです。
ちゃんと需要があって、ちゃんと流通のラインに乗れば、農家の人たちも安心して、
安全な作物をたくさん作ることが出来るはず!
それが、私たちひとりひとりが出来る、ハチドリのひとしずく、ですよね。
でもまずは私も、その幻の「さわのはな」を食べてみたい!
スペイン坂スタジオから一番近くて、さわのはなを食べることが出来る、
神宮前の『クルックカフェ』に、いつ行けるかしら?とスケジュール帳を開く、
食いしん坊ハチドリ、なのでした。 ぴよぴよ♪
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオにお迎えしたのは、アウトドア・アドベンチャー、ネイチャーライフ、
エコロジー問題などに関わる編集者として、世界中を飛び回って記事を書いていらっしゃる、
遠藤昇さんです。
体中からエネルギーを発していながらも、肩の力が絶妙に抜けている感じが、
「世界を股にかけている男」感を醸し出していて、とてもとても素敵な男性でした。
お話を伺っていても、いらしたことのある場所、どんな所なのか、
ハチドリ高柳には想像もつかないところばかり!
マッキンリー、バハ・カリフォルニア、カムチャッカ半島の奥地・・・。
でも特に、カムチャッカ半島の奥地の話には、ハチドリ高柳はもう鼻息フンフンっ。
興味津々でかぶりついてしまいました。
奥地から、川をラフティングで下って来つつ、途中で食べる魚を釣り、キャンプを張り、
虫に悩まされたりしながらも、1週間から10日かけて人里まで降りてくる・・・。
周りは、カムチャッカの大自然・・・!
あぁ、なんてサバイバルなアドベンチャー!!そしてなんて魅力的!!!
ミクロネシアのコスラエ島で、釣った魚は直火にのせて焼いちゃえ!
暗くなったら砂浜にシーツしいて寝ちゃえ!みたいなキャンプばかりしていたハチドリ高柳は、
もう普通の、飯盒とテント持参で「みんな楽しいキャンピング♪」みたいなのじゃ、
満足出来なくなっちゃったのかもしれません。
虫に刺されないのも、なんかちょっと物足りない感じ。完全におかしいですよね、感覚が。
それにしても嬉しかったのは、遠藤さんが、
「ここ10年で、日本の中の自然は、ものすごくキレイになってきてますよ。
みんなの意識が、すごく変わったんだと思います。」と言って下さったこと。
私は、あまり日本でアウトドアに行ったことなどがなく、
たまに行くのは「富士山のゴミ拾いツアー」みたいなイベントなので、
まだまだ、日本のアウトドアスポットは、ゴミがいっぱいなんじゃないか、
なんていう印象を持ってしまっていたんです。
でも遠藤さんがおっしゃるには、ここ10年、アウトドアに出かける人の意識も変わったし、
企業の意識も変わったし、みんなが一緒に努力してきて、とてもキレイになったのだとか。
こんな所にも、ハチドリがたくさんいたなんて!
高柳は、本当に嬉し〜く思ってしまいました。
ところで、そんな日本への印象を変えてくれた遠藤さんが次にどこに行こうとしてるのか、
とっても気になる!また、サバイバル・アドベンチャー・スポットなのかしらん?
私も、お休みがとれたらサバイバルな所にまた出かけてみようかな、なんて夢見てしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
・・・・・・・・って、お休みなんか、とれるのかな・・・・・?
投稿者: 高柳恭子
2006年11月28日

紅葉第2弾!!



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この間見たのは、桜の葉っぱが燃えるように赤くなっている紅葉。
今日は、近所のお寺の境内で、黄色に輝くイチョウの紅葉を見つけました!
あぁ、自然の営みって、なんて素敵♪
きっともうすぐ散っちゃうんだけど、それがまた、春に緑の葉を芽吹くための準備だなんて。
四季のある日本って、やっぱり素晴らしい、と、
改めて感動のハチドリ高柳でした♪
投稿者: 高柳恭子


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先日、世田谷ものづくり学校で開かれた、「ハチドリのひとしずく」の挿絵を描いた、
マイケル・ヤグラナスさんとのイベント。
その3日ほど前に、『Hummingbird』にゲストに来ていただいて、
マイケルとすっかり意気投合しちゃった私も、参加させていただきました♪
小学校の教室のような懐かしいスペースで、マイケルは、
熱く熱く、環境に対する思いを語ってくださいました。
一人ひとりにできることは、まだまだたくさんある。
日本人は、一人ひとりがハチドリになれるんだ、ということを、
ココロの底から感じさせてもらいました。
カナダの先住民族であるマイケルが、こんなにも日本人の可能性を信じてくれていることに、
ハチドリ高柳は感動!
私も、ひとしずくひとしずく、がんばっていこう!と、ココロに誓ったのでした。
写真は、その後行われた、「ミツロウで作る、手作りキャンドル!」の成果。
私のは・・・なにやら怪しげな毒キノコちっくな様相・・・。
対するマイケルは、まだ途中でしたが、ナイフを使って丁寧に、なにやら彫っていました。
「それなぁに?」と尋ねた私に、茶目っ気たっぷりなウインクを返しながらマイケルは、
「Hummingbird!!」と一言。
あぁ、この芸術センスの何たる違い!!
自分の毒キノコを見つめながら、ちょっぴり哀しくなってしまったハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月26日

秋のお散歩!



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今週は、金曜日をお休みにして4連休!なんてウラヤマシイ方もいらっしゃったみたいですね。
どんなお休み、お過ごしでしたか?
ハチドリ高柳は、友人とランチに行った帰り、きれいな紅葉を見つけてしまいました!
Oh〜、イッツ ビューチフル♪
桜の葉が真っ赤に色づいて、燃えるような美しさ。
ちょっと暗くて、色がきれいに出なかったのが残念ですが。。。
あなたも、身近なところに聞こえる秋の足音、探してみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月22日

ミミズ博士?

今日スタジオにお迎えしたのは、土壌管理コンサルタントで、パーマカルチャーデザイナーの、
四井真治さん!
・・・とはご紹介しても、ハチドリ高柳の小さい頭の中には、
「土壌コンサルタントって?」とか、「パーマカルチャーって?」とか言う「?」マークがいっぱい。
まずは、そのお仕事についておうかがいしました。
まず、土壌管理コンサルタント、というお仕事は、簡単に言えば、
どんな土を作ってあげれば、どんな作物がよく育つかを分析し、
農家の方達に指導してあげるお仕事。
そして、パーマカルチャー、というのは、「パーマネント」と「アグリカルチャー」を合わせた造語。
直訳すれば、「永続的な」「農業」ということ。
それをデザインする四井さんのお仕事は、どうすれば土を豊かにしながら、
循環型の農業が出来るか、を考え、デザインするお仕事。
そういえば、わかりやすいでしょうか?
ハチドリ高柳は、もうビックリしちゃいました。そんなお仕事があるなんて!
でも、考えてみれば当然かも。いい土がなかったら、いい作物は育たないですものね。
そして、聞いてみましたよ、いい土作りの秘密・・・。
あぁ、予想しておくべきでした、その答え。
あぁ、心しておくべきでした、その回答。
「あの、細くて長い、にょろにょろした、『アレ』ですよ。
『アレ』が大事なんですっ!」と、力説の四井さん。
あぁ、そうですよね。当然ですよね。彼ら、大事ですよね。。。み・み・ず。。。実はハチドリ高柳、ミミズが大の苦手!
お話を伺っている間にも、何度もつばを飲み込み、涙目になり、全身に鳥肌がっ・・・。
でもでも、いけません。有機農法には、なんと言ってもミミズが欠かせないのです。
ミミズは、土の中のカビなどを食べ、身体の中で分解し、それを外に出すことで、
土をふかふかにしてくれるのだとか。
化学肥料は土をやせさせてしまいますが、ミミズは、いるだけで土を豊かにしてくれます。
ある国で、牧草があまり生えず困っていたところに、ミミズを持ち込んだら、
その持ち込んだ場所から放射線状に牧草がイキイキと生え始めたことまであったのだそうです。
だから、ミミズは大事!
そう、大事なのです!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ですっ!!
オンエア後、勇気を出して四井さんに聞きました。
「私もベランダ・ガーデニングをやってみたいんですが・・・・・・ミミズって1匹でもいいですか?」
すると四井さん、
「あー、有機肥料の2倍はいりますねっ。」と、さらり。
・・・・・・・スミマセン。
ハチドリ高柳、修行し直してきますっっ!!
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオにお迎えしたのは、コピーライターでクリエイティブディレクター、
そして広告NPO「サステナ」の代表、マエキタミヤコさん!
実は以前にもお目にかかったことがあって、ずーっとゲストに来ていただきたいっ!と、
熱い思いを抱き続けていたのです。ようやくかなって、嬉しかった!
どうしてハチドリ高柳が、そんなにマエキタさんにお会いしたかったかというと、
マエキタさんのそのパワーにほれ込んでいるから♪
いらっしゃるだけで、その場がぱあ〜っと明るくなって、
いいエネルギーを回り中の人にくれるのです。
どんなことでも楽しんでいる、そんな感じ。
眉根に力をこめて、肩をいからせて「環境っ!」って叫ぶスタイルとは、まさに対極。
ほわわ〜んとした柔らかな雰囲気を持ちつつ、でも、やることはしっかりやっている、
素敵な女性です。
そんなマエキタさんが、最近本をお書きになった、ということ。
そのタイトルが、「エコシフト 〜チャーミングに世界を変える方法」。
私たちの暮らしが、どうやら地球に優しくないことは知っていても、
どう変えていいかがわからない。何をしたらいいのかわからない。
そんな人たちに対する、ヒントがいっぱい!
しかも、どれも「楽しんで出来る」ことが基本になっているので、
誰もが、楽しくエコシフトできるはず♪
また、雑誌「エココロ」の編集主幹もされているマエキタさんにこっそり聞いた今月号の特集は、
「エコなウエディング」!!
ウエディングって、若干エコから遠ざかっちゃいそうなイメージがありますが、
やり方によっては、ちゃんとエコに出来るってことを、
アンティークのウェディングドレスや、ハーブと野花のブーケや、その他もろもろ、
とってもきれいな写真と一緒に見せてくれます。
「うわぁ、きれい♪」とか「きゃー、可愛い!」とか、キャーキャー言いながらページをめくる私に、
マエキタさんが一言。
「高柳さんは?どう??」
・・・・・・・・・・・。
ハチドリ高柳は、エコ、よりもまず、ウエディングそのものを企画しなくっちゃぁ。
ツガイを探す、ハチドリなのでした。   ぴよ。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月22日

むふふのボジョレー♪



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またまた行っちゃいました♪ボジョレー第2弾!
今回は、私の大好きな、素敵な女性との2人酒♪
ちょっとイタリアン風のディナーとも相性がよく、おいしくいただきました。
お店の中には、こんなに大きなクリスマスツリーが!
もうそんな時期なのね、と、ちょっぴりアセる、ハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月22日

美を作り出す美人!

番組が始まる直前から、小雨がぱらつきだした今日のスペイン坂スタジオにお迎えしたのは、
The Body Shopの社会環境担当、藤田紀久子さん。
ご登場と同時に、スタッフからため息がもれてしまうような、なんとも素敵で、美しい女性でした。
お話になるときにひらひらと舞うような真っ白い手には、淡いパールのネイル。
美を作り出す会社にお勤めの方は、ご自身も指先まで美しいのだ、と、
ハチドリ高柳は感動すら覚えてしまいました。
そんな「美貌」の藤田さんがお話くださった、The Body Shopの環境への取り組みのひとつが、
「コミュニティー・トレード」と呼ばれる取引手法。
例えば、今年のクリスマス商品の中の、「ボディー・バター」(いわゆるボディークリーム)には、
どれにも「シアーバター」という、
アフリカ産の木の実から取れる保湿成分が含まれています。
例えば、そのシアーバターを、アフリカはガーナの人々に生産してもらって、
The Body Shopが、定期的に適正な価格で、公正に買い取る。
それが、「コミュニティー・トレード」、というわけです。
この手法だと、例えば定職や定収入をもたないガーナの人々に、
一定の仕事や給与を供給できることになり、彼らの生活基盤を支えることができるのです。
この方法は、一般的には「フェア・トレード」と言って、最近様々な企業で、
取り組みが始まっています。
でもそれって、実は私たちにとって、とっても手軽に「世界のために役立つ」ことができる、
素敵なボランティアなんですよ。
例えば、自分が実際にガーナに出かけて行って、そこに暮らす人たちを助ける活動をするのは、
仕事もあるし、自分の生活もあるし、なかなか難しいことですよね。
でも、自分が何かお買い物をするときに、ちょっとよく考えて、
こういったフェア・トレードやコミュニティー・トレードのモノを選んでみる。
それだけで、世界のどこかで生活している人たちを、助けることができるのです。
ちなみにThe Body Shopでは、この「原産者→企業→消費者」で成り立つ三角形のサイクルを、
「ハッピー・ゴーラウンド」と呼んでいるのだそう。
原産地の人たちは一生懸命シアーバターを作り、企業は一生懸命それを買い取り、
消費者は、一生懸命それを選んで購入する。
そのサイクルが永遠に続けば、永遠に原産地の人たちを助けることができます。
そのために私たちができることは、まずそんな商品を選ぶこと、そして買うこと!
それって、とっても簡単で、ハチドリな一歩だと思いませんか?
何も、たくさんのものを買う必要はありません。
いつも自分が使っている生活必需品を、ちょっとそんな商品にエコシフトしてみるだけのこと。
これだったら、私たちにも明日からできそう!
毎日のお買い物のときに、ハチドリ目線でちょっと考えてみましょうね!
投稿者: 高柳恭子


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なつかし〜い!(・・・でも、ちょっと写真見にくいかな。。。ごめんなさい!)
今日は、青年海外協力隊の同期仲間と、お食事に行って来ました♪
なんと、赴任以来2年5ヶ月ぶり、という子達ばかりで、ハチドリ高柳はもう大興奮!
10キロやせてたアフリカ隊員の子とかいましたが、基本的にみんな変わらない♪
思い出話に花が咲いて、よく食べ、よく飲み、よくしゃべり、よく笑った楽しい夜でした。
それぞれの赴任地は、セネガル、パキスタン、モルディブ、エルサルバドル、ニカラグア、
バングラデシュ、そしてワタクシ、ミクロネシア。
アフリカから中米、アジア、大洋州と、世界中に渡ってよくそろったもんだ。
それにしてもすごいのが、この人たちそれぞれが、自分の人生の2年間を、
それぞれの土地で過ごしてきた、ということ。
それぞれにとても大変な思いもして、それぞれにとても嬉しい思いもして、
そんな、密度の濃い2年間を過ごしてきた、ということ。
そして、帰国してそれを分け合える、仲間がいる、ということ。
今日、みんなと再会して、そんなことを感じて、ちょっと胸が熱くなってしまったのでした。
また、ある子が取りためてきた写真を見せてもらったりもして、そこでも感動!
テレビでも新聞でも見ることのできない、とにかく新鮮な、「ナマの地球」の姿が、
そこにはあふれていました。
自分ひとりでは、絶対に全て見て回ることのできない、地球という世界。
でも、そのあちこちを、その目で見て、感じてきた友がいる。
そして、彼らの話をナマで聞ける、幸せな自分がいる。
それは、どんなニュースよりも、どんなドラマよりも、絶対オモシロイ!
もっともっと話していたかったな。
「明日は月曜日」っていう、日本社会特有の強迫観念に背中を押されて帰ってきたけれど、
またすぐに会いたい!と思ってしまう、再会の夜だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月17日

祖母との思い出



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先日は、祖母の命日でした。
私がコスラエに行っている間に、亡くなってしまった祖母。
私にとって、誰よりも愛していた、大切な大切な人です。
飛行機の関係で帰って来られなかったこともあって、今でもとても会いたいと思います。
祖母には武勇伝がいくつもあって、その中でも私が一番尊敬しているのは、
60歳から始めた、スイミング。
小さい頃に海でおぼれた経験を持つ祖母は、筋金入りのカナヅチでした。
それが、60歳になって「何か運動をしなくては!」と心機一転。
スイミングスクールに通い始めたのです。
そして、身体がきかなくなる80過ぎまで、スクールに通い続け、
なんとそのうちには、「マスターズ」と呼ばれる大会で、背泳ぎの金メダルを取ったことも!
賞状と金色に輝くメダルを、嬉しそうに見せてくれたのを覚えています。
いつも、あきらめないことと、一生懸命生きることを教えてくれた祖母。
そんな祖母の命日に、お花を買ってきました。
ちょっと前の週末、鎌倉まで祖母のお墓参りに行ったときに、お住職さまが、
「当日お墓に来られないのなら、ホントに1本でいいから、
おばあさまのためにお家でお花を飾って差し上げて」と、
教えてくださったのです。
小さな花束だけど、祖母が好きそうな、明るい色の花にしてみました。
喜んでくれているかな。
そんなお花を眺めつつ、ちょっとしんみりのハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子


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飲んじゃいました。飲みに行っちゃいましたよ、今日から解禁のボジョレーっ!!
ワイン通の方からは、ちょっぴり眉をひそめられちゃったりする、若〜いワインですが、
ハチドリ高柳は、その若さも大好き♪
毎年飲んでいると、味オンチの私にも、その味のあまりの違いがとってもよくわかって、
すごく楽しいのです。
でもここ2年間は南の島に行っていたので、ボジョレーなんてシロモノとは無縁でした。
ということで、もうワクワク!
一口飲むと・・・!あぁっ、これこれっ!!
葡萄ジュースとワインを足して2で割ったような・・・!ボジョレーだーっ!!
今年は、いつもよりさらに若干軽めで、酸味があるような気がしました。
嬉しくなって、ボジョレー・ヌーボーと、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー(ちょっとだけ高級)を、
試してみたのですが、今年は、ヴィラージュもわりと若めでした。
でも、やっぱり楽しい♪
こういうのって、季節ものですもんね。
クリスマスになったらチキンを食べたくなったり、お正月になったらお餅を食べたくなったり、
そういうことと同じように、楽しんじゃえばいいのだと思います♪
人生、楽しんだもの勝ち、ですもんね!!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月16日

山の息吹。

まだまだ暖かくて、なかなか紅葉の兆しが見えてきませんねぇ。。。
色づく秋が待ち遠しいスタジオにお迎えしたのは、高尾山の環境を守る活動をされているNGO,
『虔十の会』の代表、坂田昌子さん!
とてもパワフルで、ポジティブで、でも知識が豊富で、お話が上手で、
話していて楽しくなってしまう、素敵な女性でした。
京王電鉄の方がいらっしゃったときにも告白したのですが、私、
東京生まれの東京育ちとは思えないのですが、高尾山に登ったこと、ないのです・・・。
ですから、高尾山がどんなところか、鼻息フンフンでお話をお伺いしました。
なんと高尾山は、標高600mという小さな山にもかかわらず、
植物が1300種も生息する、自然の宝庫のような山なのだそうです。
ちなみに、イギリスでは全土で1600種。
高尾山の植物が、どれだけ多様性に富んでいるかがわかります。
しかも高尾山は、地下水脈がとても豊富で、あんなに低い山なのに、
滝と川にあふれているのです。
人は、水音が聞こえると安心して、目を閉じてしまいますよね。
坂田さんは、「高尾山に来ると、みんな目を閉じてしまうんですよ。
都会では、目から入ってくるインフォメーションが多すぎて、目が疲れてしまうんです」と、
おっしゃっていました。・・・確かに。
それにしても私がびっくりしたのは、坂田さんの「山は土で出来ているんじゃないんですよ。
山は、水で出来ているんです。」という言葉。
地下の水脈がすべてを支えているので、それが絶えてしまうと、まず土が乾き、
植物が死に、生物が死んでいってしまうのだとか。
だから、山はまず、水を守らなければいけないのです。
でも今、高尾山には圏央道のトンネルを通す計画があるのだとか。
その計画、なんと20年も前に決定した古ーい計画なのですが、
その工事が着々と進んでしまっているそうです。
トンネルが掘られてしまうと、水脈が分断されてしまうので、もう山は死んでしまう、とか。。。
せっかく、東京にこんなに素敵な自然が残っているのに、それをわざわざ壊していいのか?
とても考えてしまった25分でした。
山って、朝行くと朝露が、夜行けば夜露が、そして土もあちこち、しっとりとしめっていますよね。
あれって、坂田さんがおっしゃるには「山が呼吸している」んだそうです。
私たちと同じように、呼吸をして水蒸気を出している山。
その大切な水を、守ってあげなきゃいけないんじゃ?と感じてしまいました。
それにしても、まずは私も高尾山に行ってみなきゃ!
早速計画を立てている、ハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオにお迎えしたのは、私たちの番組『Hummingbird』のモチーフになった絵本、
『ハチドリのひとしずく』の挿絵を描いている、マイケル・ニコル・ヤグラナスさん。
カナダの先住民族、ハイダ族のご出身でいらっしゃいます。
一見したところ、今の季節にぴったりな・・・・・・そう、サンタクロースのようないでたち!
目がとても優しくて、白い髪と、顔を覆った白いヒゲを見れば見るほど、
サンタクロースに見えてきてしまったのでした。
そんなマイケルさんがお話くださったのは、やっぱり「ハチドリ」になることの大切さ。
例えば「キャンドルナイト」にしても、カナダのハイダ族が電気を切る、その人数よりも、
日本中がほんの少しの間だけ電気を切ることが出来れば、
それはもう、本当に大きな省エネになり、世界を変える大きな力になる、っていうこと。
そしてマイケルさんは、「日本は環境を守るための、リーダーになれる!」と、
断言してくれたのです!
これは、ハチドリ高柳、すごーく嬉しかった♪
日本は、人口が多い分、破壊しちゃうときも大きいけれど、
守ろう、と思えばとても大きく守れる、っていうことなのかもしれません。
それには、一人一人の意識が大切!
そう!ハチドリになることが大切なのです!!
みんなが少ーしずつ節電を心がけたり、節水を心がけたりするだけで、
日本全体が合わされば、ものすごく大きなアースコンシャスになるのです!
あなたも、今すぐ始められます。
ハチドリの第一歩、踏み出してみませんか?
投稿者: 高柳恭子
2006年11月15日

南国の歌声♪

今日スタジオにお越しいただいたのは、沖永良部出身の女性シンガー、大山百合香さん!
TOKYO FMでもしょっちゅうかかる、あの透明感のある伸びやかな歌声が、私大好き♪
生演奏もして頂ける、ということで、お目にかかるのを本当に楽しみにしていました。
スタジオにいらした大山さんは、黒いブーツにちょっと大きめのカーディガン、本当に可愛い!!
そして、生演奏の『小さな恋の歌』が始まったら、その声の優しく美しいこと!!
ハチドリ高柳は、じゃっかん口を開けたまま、ぽや〜んと見入ってしまったのでした。
スタジオの外を歩く人もみーんな足を止めてしまって、いつの間にかスタジオ前は黒山の人だかり。
そんな人たち、一人一人の目をしっかり見つめながら、感情込めて歌う大山さんは、
パワーにあふれていて、本当に素敵でした。 
お話を伺うと、大山さんのお家はご家族全員が、音楽が大好き♪
小さい頃から、人が集えばお父様がギターを持ち出し、お母様がピアノに向かい、
皆で歌を歌っていらしたのだとか。
生活の中に、常に音楽がとけ込んでいたのだそうです。
でもそれって、とってもよくわかる!
私が行っていたコスラエ島も、音楽が生活の中心に流れている島。
誰も皆、音楽が大好き、歌うことが大好きで、人と出会えば歌が自然と生まれていました。
そんな生活をしている人たちって、とにかく歌を歌うことを「楽しむ」ことが、
身体の細胞に染みついているんですよね。
そして、その歌はとても人をハッピーにしてくれたり、パワーをくれたりします。
きっと大山さんの歌が、優しくて美しい以上のパワーを持っているのは、
そんな「歌が細胞の一部」だった人だから、じゃないかな、と思いました。
そして、アルバムタイトルの『Kind of Blue』の通り、大山さんが育った沖永良部は、
いろんな種類の「青」がいっぱいだったのだそうです。
アルバムを作るにあたって、今自分の中にあるモノを全部注ぎ込んでいたら、
いつの間にか、あちこちに「青」がちりばめられたアルバムができあがってしまったそうです。
やっぱり、島の人たちの細胞には、音楽と同時に「青」もしみこんでいるんでしょうね。
あー、それにしても、お話ししていて楽しかった!
ハチドリ高柳は、やっぱり細胞で「南の島」を感じてしまったのです。
なんだか、とっても懐かしいモノを感じて、ほっこりさせて頂いた25分でした。
アルバム『Kind of Blue』も、疲れた心をほぐしてくれる、
透明感あふれる仕上がりになっています。
ぜひ一度、聞いてみて下さいね!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月14日

朝日新聞♪



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ここでお知らせです!
今朝(11月14日)付けの朝日新聞の生活面に、
私たちの番組『Hummingbird』のモチーフになった本、『ハチドリのひとしずく』が、
とても大きく報道されています。
私も、大切な友達に会うたびにプレゼントしているこの本のことが、
詳しく紹介されています。
朝日新聞を取っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月14日

偉業の功績♪

顔に、「しもやけ」疑惑の赤いブツブツが出来てしまったハチドリ高柳が、
今日スタジオにお迎えしたのは、
アートディレクターで、アートフロントギャラリー代表の、北川フラムさん。
一言でどんな方かをご紹介しようにも、なさったお仕事があまりにも多岐にわたり、とても不可能!
スタッフの一人が、この北川さんのここ40年のお仕事をまとめた本を持ってきてくれたんですが、
それはもう、図鑑!その大きさといい厚さといい、小さい頃に読んでいた図鑑そのものなのです。
つまりは、成し遂げたお仕事の数々が、それだけの量になっている、ということ。
世界をまたに駆けるアートディレクターのお仕事はどれだけ多いのか!と、
まずはヤラレてしまったのでした。
そんな北川さんの、ごくごく最近のお仕事をひとつだけご紹介すると、
新潟県で開催された、『大地の芸術祭・越後妻有(ツマリ)アートトリエンナーレ2006』。
新潟県の奥の過疎が進む村で、芸術祭を開いてしまったのです。
一言に芸術祭、と言っても、ただの芸術祭ではありません。
42カ国から芸術家を招き、展示された作品は350点。
日本を始め、世界各国から述べ35万人を集めてしまった、という伝説の芸術祭なのです。
しかもそのほとんどの作品は、屋外に置かれていて、
日本の里山の風景や、山並み、森、空などと一体となって、
初めて作品として完成する、という、一風変わった作風を備えています。
人々は、芸術を鑑賞すると、それと同時に自然の美しさも見取ってしまい、
いつの間にか、自然の大切さを胸に深く刻んでしまうのだとか。
素晴らしい、芸術と自然の融合!
期間は過ぎてしまったのですが、今でも野外においてある作品がある、というので、
私もとても見に行きたい!と思ってしまった芸術祭だったのでした。
それにしても、北川さんがおっしゃった中でとてもココロに響いたのは、
「芸術やアートってね、赤ちゃんみたいなものなんですよ。」って言葉。
つまりは、みんなで何かを一生懸命作り上げていくと、
とっても大切で、でも壊れやすいモノが出来上がって、でも、それは絶対壊したりしちゃいけなくて、
それをみんなで一緒に、可愛がったり守ったりしていくことで、
その大切なモノは育っていく、ってことなんだそうです。
そして、そんなことをすることで、人々の心は癒されていくのだそうです。
確かに、本当にそう!
赤ちゃんもアートも、とても壊れやすくて、でもとても大切で、癒してくれる、そんな存在ですよね。
さすが、図鑑並みの偉業を成し遂げた方は、おっしゃることも深い!
関心しきりの、ハチドリ高柳だったのでした。
ちなみに北川さん、今週末には代官山の猿楽町の、『猿楽祭』をプロデュースなさっています。
金・土・日と、まるで外国のフェスティバルのようなものが行われるそうですよ。
お近くの方は、ぜひお出かけになってみてください。
私も、のぞいてみようと思っています!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月13日

もうこんな時期!



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朝晩は、だいぶ寒くなってきましたね。
そんな最近、スペイン坂スタジオで『Hummingbird』を終えて帰る私を見送ってくれるのは、
パルコに先日登場した、クリスマスツリー♪
やっぱりイルミネーションは、マフラーにくるまって、白い息をはきながら見上げたい、と、
ココロから感じてしまった、南国帰り(しかも2年間!)のハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月12日

努力の結果の自信♪

今日スタジオにお迎えしたのは、「だばだ〜、だ〜ば、だばだ〜だばだ〜♪」と、
木の上のお家で、唐沢寿明さんとおいしそうにコーヒーを飲むCMで一躍注目を浴びている、
ツリーハウス・クリエーターの小林崇さん。
あぁ、そのロハスなたたずまいといい、落ち着いた物腰といい、なんて素敵なのっ♪
ハチドリ高柳をはじめ、女性のADちゃん、そしてなんと男性ディレクターまで、
目はハート、ココロわしづかみになってしまった25分だったのでした。
浅はかなハチドリ高柳は、実は小林さんはずーっとロハス路線で生きていらして、
今の生活をなさっているんだと思っていましたが、お話を伺うと、全然違いました。
小林さん、若い頃にはガテン系の仕事もなさり、1日20時間労働、みたいなこともなさり、
さまざまな努力の末、今のポジションに登っていらしたのだとか。
その真っ只中にいらっしゃる間は、同世代の友人たちがまぶしく見えたりもなさったそうです。
でも、その中でも自分のやりたいことに焦点を当て続け、今、ツリーハウス・クリエーターとして、
忙しくも、自然と親しめるゆったりした日々を過ごせるようになった、ということなんですよね。
「自分の目指すものを見失わずに、そこに対しては努力する。
その部分は、ホントに努力したと思いますね。」と言う言葉に、ふかーくうなずいてしまいました。
やっぱり人は、何も努力しないで、一足飛びにいいポジションにいけることって、
よほど運のいい人でない限り、あまりないですよね。
大きくジャンプする前には、必ず一度しゃがまなくちゃいけないように、
人生には、前に進んでいないような気がして不安になっても、
ちょっと我慢しなくちゃいけない時期が、あるのかもしれません。
そして、その時期をきっちり乗り越えた人だけが、本当の自信を持った、
素敵なオトナになれるんじゃないかな、と思ってしまいました。
小林さんを拝見していると、そんな過去の軌跡と静かな自信が全身からにじみ出ていて、
オトコとして、ホントにかっこいい!
男も惚れるオトコ、と言うんでしょうか。(ディレクターは結構真剣にホレてました!)
そんな小林さんの姿を拝見しているうちに、毎日もがいてもがいてうろうろしている自分も、
今はこれでいいのかも、なんて、勝手に勇気をもらってしまいました。
今努力をしておけば、この先ちょっぴりでも、人として素敵になれるかもしれません。
がんばらないと!
ちなみに、ADちゃんは「あんなにかっこいい人がだんな様だったら、心配じゃありません?」と、
女子なら誰もが抱く質問をポツリ。
いえいえ、その質問は、もうハチドリ高柳が、打ち合わせのときにしておきましたよ。
「あー、あまり家族と一緒にいる時間がないので、
今度キャンピングカーを買おうと思ってるんですよ。
日本にいるときは出来るだけ、家族と一緒にいたいのでねー。」
・・・・・・・・いや〜ん、完璧!!
ロハスでエコな男性は、家族思いでもあったのでした。
投稿者: 高柳恭子
今日ゲストに来ていただいたのは、映画『ダーウィンの悪夢』のフーベルト・ザウパー監督!
にっこりすると優しい笑いジワがたくさん出来て、とても穏やかな素敵なオーストリアンでした。
でも、この優しそうで穏やかな男性が制作したのは、
「衝撃の問題作!」として世界中で大旋風を巻き起こしている、『ダーウィンの悪夢』。
2006年アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたのを始め、
2006年セザール賞最優秀初監督作品賞、
2005年山形国際ドキュメンタリー映画際、審査員特別賞などなど、
世界中の映画祭で多数のグランプリを獲得しています。
そのあまりの衝撃に、社会論争まで巻き起こしてさえいるんです。
私も見に行って、その内容にもれなくショックを受けて、しばらくは呆然としてしまったほどでした。
内容は、というと、
「淡水湖では世界第2位の大きさを誇り、生物多様性の宝庫だった、アフリカのヴィクトリア湖。
そこへ巨大な肉食の外来魚、ナイルパーチが放たれます。ナイルパーチはどんどん増え、
湖畔の町に一大漁業産業を確立させるほど。地元経済は一見潤ったかに見えます。
でもその蔭では、貧困、売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、湖の環境悪化など、
ドミノ倒しのような悪夢が生み出されていたのです・・・。」
映画は、基本的に地元住人たちのナマの言葉でつづられていきます。
だからこそ、そのリアリティーが胸をつくのです。
でも、どうして湖にある魚を放流したことで、そんな悪夢の連鎖が始まったのか、
疑問に思いませんか?
そんなあなたは、映画館へGO!!
『ダーウィンの悪夢』では、その辺の連鎖の仕方を、わかりやすく描いているのです。
ちなみに、このナイルパーチと言う魚、輸出相手国は、EUに次いで日本が世界第2位。
白身魚のフライや給食、レストランなどで、普通に私たちが食べている魚です。
決して、私たちの生活とかけ離れている出来事ではないのです。
知らないことが、何よりの罪。まずは、知ることから始めましょ!!
『ダーウィンの悪夢』は、12月下旬から、渋谷シネマライズで公開予定ですよ。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月08日

定期がベンチに!

今日は本当にすごい風でしたね。
月並みですが、自然の脅威の前に、人間は本当に無力だと改めて感じた一日でした。
そんな中、スタジオにお越しいただいたのは、京王電鉄株式会社、総務部環境担当の、
小沢智之さん!
お優しいお人柄が全身からにじみ出ていて、ハチドリ高柳は話していて癒されてしまいました♪
そもそも中・高校を渋谷で過ごした私は、
昔から京王グループの環境への取り組みはよく知っていました。
でも、詳しくお話を伺えば伺うほど、多角的に取り組んでいらっしゃるのがわかって、びっくり!
使用済み切符がトイレットペーパーになることは知っていたのですが、
今回驚いたのは、使用済みの定期券やパスネットが、駅のベンチや案内板になっているってこと。
私たちの生活で、日々あふれるように使用されているであろう、切符や定期券などが、
こんな形でリサイクルされてるなんて、素敵だと思いませんか?
それに、京王電鉄のすごいところは、そういった環境に優しい活動が、
誰かの「業務命令」のような形で始まったのではないところ。
社員の方々の中に、環境に対する意識の高い人が多く、
その人たちがそれぞれ何らかの形で活動を始め、そのムーブメントがどんどん大きくなり、
2年前、きちんとした環境の部署になったのだそうです。
その初代の課長が、今日お越しいただいた小沢さん、というわけです。
でも、実は小沢さん、もともとは環境関係の勉強をされていたわけではないのだとか。
社内で、出来ることから少しずつやっているうちに、今のお仕事につながったんですって!
こんなところにも、ハチドリ発見です!ハチドリ仲間として、とても嬉しくなってしまいました。
それにしても、これってすごい勇気をくれませんか?
どんな企業であっても、そして、その企業にアースコンシャス専門の人がいなくても、
みんなが少しずつ、環境に優しい活動をしていくことで、何年後かには、
その企業がちゃんとアースコンシャスになれるんです!
今の世の中、アースコンシャスじゃない企業には、
私たち一般消費者の目がちゃんと光ってますよね。
でも、たとえ専門の人がいなくても、どんな企業でもアースコンシャスになれるとしたら、
今からでも始められることがいっぱい!
手始めに、京王電鉄でも行っていらっしゃる、「お昼休みの消灯」、試してみませんか?
1年たつと、電気代もものすごく節約になっていることがわかって、嬉しい驚きだとか♪
そんな風に、やれることから一歩ずつ。みんな、ハチドリですもの、ね。
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオに来て下さったのは、
今話題の『トゥルーフード・ガイド』を調査・制作なさった、アキコ・フリッドさん!
実はこの『トゥルーフード・ガイド』、世界20カ国を超える国々で、
これまでに総計200万部以上発行されたという、ワールドワイドに有名な小冊子。
ちなみにハチドリ高柳は、お買い物に行ったときにフェアトレードのお店で見つけて、
ずっと注目していたのです。
その製作をなさったアキコ・フリッドさんにお目にかかれて、直接お話を伺えて、
とても勉強になった25分間でした。
まずわかったのは、遺伝子組み換えには2種類ある、ということ。
除草剤などに対する耐性が高まっているものと、
作物そのものの中に、害虫を殺す遺伝子が組み込まれているもの。
要するに、前者はたくさん除草剤をかけてもなかなか枯れないから便利だし、
後者は、虫を殺す必要がないから、それも便利なわけですよね。
た・だ。
その作物を食べたときの人体への影響は、今だ全然わかっていないのだそうです。
そんな食品が、私たちの食卓にのぼってしまっているなんて、とても怖いですよね。
特に、今問題になっているのが、大豆。
お豆腐も、おみそも、お醤油も、納豆も、みーんな大豆から出来ています。
そう。私たち日本人は、とても大豆をよく食べる国民なのです。
だから、危険性も高いはず!
とりあえずその危険を避けるには、例えば大豆なら、「国産」のものを選ぶんですって。
いくら「遺伝子組み換えではありません」とパックに書かれていても、
もしその大豆が外国から来ているものだとしたら、流通過程で、
組み替えのものが混じってしまう可能性が高いから、なんだそうです。
最近ハチドリ高柳も、お総菜とかお弁当とかをスーパーで買うときに、
添加物とかの表示には、目を光らせるようになっていました。
でもこれからは、「国産」ってことにも注目していこうと思います!
そして、みんながそうしていけば、いつか遺伝子組み換えの食品は売れなくなって、
自然と、私たち日本人の食卓から消えていくかもしれません。
それって、今すぐにでも出来る、とっても「ハチドリ」なアクションだと思いませんか?
一人一人がハチドリになることが何よりも大切。
一緒に、ハチドリ仲間になっていきましょうね。
投稿者: 高柳恭子
2006年11月06日

酉の市!!



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3連休はどんな風にお過ごしでしたか?
ハチドリ高柳は、酉の市に行ってきました!
この間の土曜日は、一の酉、だったんですよ。
久しぶりのお祭りモード、縁日のたこ焼きや焼きトウモロコシの、
香ばしくこげた香り・・・♪
あぁ、日本に帰ってきてよかった、と実感した瞬間でした。
そして、酉の市と言えば、熊手!!ですよねー。
その神社には、もう首が痛くなるほど見上げなければ全部が見えないほど、
高く高くそびえ立つ、熊手の山、山、山!!!
手のひらサイズのものから、一抱えもあるものまで、サイズも色々。
色とりどりの個性豊かな熊手の数々を、選ぶお客さんも楽しそうです。
そして、見事お買い上げ,となった方の周りでは、
その屋台のお兄さんたち全員が出てきて、三本締め!
あちこちで、「ぃよ〜おっっ!」という威勢のいい掛け声と共に、
パンパンパン、パンパンパンっ!と、拍手がひびいていたのでした。
でも、もう熊手ってことは、年の瀬の準備しなくちゃいけないってこと・・・?
ひゃ〜、1年ってホントに早い!
今年の初めは、まだ常夏のコスラエ島で、
真っ黒に日に焼けたまま汗にまみれて「協力隊っ!」してたのに、
7月に帰国してからはもう、日本人まっしぐら。
仕事はとても楽しいけれど、最近、海を見てないなぁ。。。
でも、そんなこんなで、もう今年もあと2ヶ月を切りましたよ。
やり残したことがないように、残りの2006年を目いっぱい楽しみましょうね!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月05日

感謝のキモチ♪

今日スタジオにお越しいただいたのは、テレビや雑誌で見ない日はない、というくらい大人気!
假屋崎省吾さん!!
今、目黒雅叙園で行われている『華道家 假屋崎省吾の世界』(〜11/12)という、
展示会の合間を縫って、超過密スケジュールの中、駆けつけてくださいました。
お忙しい、とは伺っていたのですが、打ち合わせの段階で假屋崎さん、
なんとスケジュール帳を見せてくださったのですが、緻密な時間軸の中に、
細かーい字でスケジュールがびっしり!
あんなに真っ黒なスケジュール帳を拝見したのは初めてでした。
でも!假屋崎さんの素晴らしいところは、そんなに忙しい中でも、
ちっともギスギスなさっていないところ。
番組の中で繰り返し飛び出すのは、「感謝」という言葉。
ご両親がとても園芸好きで、この世界に興味を持たれた、というお話をなさってくださったときも、
とにかく、このお花という世界に出会わせてくれたご両親へも感謝なさっているし、
それから何より、お花、という自然そのものに感謝されているのだとか。
どんなに忙しくても、いつでも、お花からパワーをもらっていらっしゃるのだそうです。
「今だったら、色づいている葉っぱをちょっとシオリにしてみるとか、
紅葉した葉っぱをたくさん拾ってきて、ランチのときにテーブルに敷きつめてみるとか、
どんなときだって、自然を感じる心さえ持っていれば、
いつでも身近に自然ってあるものなんですよ。」
と言われて、ハチドリ高柳はもう、目からうろこ!
日々の日常に、そんな素敵なアイデアが隠されていたなんて!!
假屋崎さんにお目にかかってつくづく、
都会の中でも自然を感じるのは自分の心の持ちよう次第なんだ、と、感じ入ってしまいました。
そして、ここ最近の假屋崎さんのご活躍ぶりに、深ーく深ーく納得してしまいました。
だって、あまりに素敵なお人柄で、またお目にかかりたくなってしまいますもん!
こうなったら、ハチドリ高柳はもっともっと假屋崎さんの世界に触れずにはいられません。
目黒雅叙園で行われている展示会にぜひとも足を運んで、
もっと癒していただいちゃおう、と思います♪
ナマで見る、假屋崎さんのお華の世界って、どんななんだろう?
興味シンシン、鼻息フンフンです!
私と同じく、興味のある方はぜひぜひお出かけになって、
假屋崎さんの「感謝」の世界に触れてみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
2006年11月02日

プジョーは自転車!

今日のゲストは、ミュージシャンの高野寛さん!
あの「虹の都へ」の、きらきらした高音を覚えている方も多いのではないでしょうか?
そんな高野さん、最近は環境保護関連のイベントなんかに顔を出すことが多いとか。
早速、ゲストにお招きしました。
来ていただいたとき、何よりも驚いたのは、ご自身が自転車をこいで、
スペイン坂スタジオにご登場なさったこと!
すでにスタジオの中で打ち合わせを始めていた、ディレクターはじめ番組のスタッフは、
ガラスの向こうに突然現れたご本人を発見して、あわてたのなんのって!
「プジョー」でいらっしゃる、と伺っていたので、駐車場もご用意していたのですが、
「プジョー」だったのは、自転車でございました。
そんな高野さんから伺った、キューバの話、とても重くココロにしみました。
キューバって、とてもモノの輸出入に厳しい国で、だから農薬も輸入することが出来ず、
結果的に、とても有機な、無農薬農法を、今でも続けているのだそうです。
生産性はあまりよくなくて、国はあまり富んでないけれど、土壌はまだ健康そのもの。
そこから取れる野菜も、穀物も、安全なものばかり。
目先の利益に目がくらんで、農薬まみれにしてしまった土壌は、もうすぐには戻りません。
でも、今時代は無農薬野菜や、有機農法をよしとする方向に向かっていますよね。
結果的に、キューバのような国が、これからクローズアップされていくのかも知れません。
結局、何でも自分に返ってきてしまう、っていう、典型的な事例のような気がしました。
HAAS名義の高野さんのアルバム『Music for breakfast』を聞きながら、
癒されつつ、いろんなことを考えてしまったハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子