14日土曜日の早朝、6時38分。
千葉県南部で震度4を観測する地震がありましたね。
東京都心でも震度3でした。
私は公休日だったので、まだ夢の中・・・
と、突然、下から突き上げるような『ドン!』とした衝撃。
ああ、地震だ!と思った瞬間に、下の階の部屋で
何かが落ちる大きな音がしたので、ひやっとしました。
やっぱり日本は地震大国。
下の階の方は何が落ちた、もしくは倒れたのかは分かりませんが、
普段から物を固定しておく、重い物は高いところに置かないなど
備えが必要だな、としみじみ感じました。
あなたは大丈夫でしたか?


さて、そんな地震への備え。
上の話のように、身近なところの備えから、
もっと大きな行政などの取り組みのレベルまで様々なものがあります。
そんな中で、なかなか進んでいないものがひとつ・・・
それは、『日本にいる外国人の方への災害情報の発信』です。
阪神淡路大震災のときにその大切さが改めて分かって、
それ以来、民間やボランティアのレベルでは支援活動も行われているんですが、
残念ながら行政や自治体の対応を含めて、
まだまだ十分といえないのが現状なんですね。


そんな中。画期的なものがスタートしたと言う話題を聞きつけて、
早速、取材をしてみました。
それは、ずばり。
『世界10の言語で災害対処法を説明をする携帯電話向けサイト』。


これは、神戸市にある民間組織
『災害時多言語情報センター ヨーゼフ』が行っているもので
阪神淡路大震災のときに多言語で情報発信を続けた
長田区のコミュニティFM『エフエムわぃわぃ』などが
協力して設立をしたものです。


http://www.josef.jp (携帯・パソコンどちらからでも見られます)


これは、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、韓国語、タガログ語、
インドネシア語、タイ語、ベトナム語、易しい日本語で、
地震については
★普段の準備 ★地震が起きたら ★地震の後は ★災害用伝言ダイヤル、
台風・洪水については罹災証明などについても
日本ならではの視点で書かれています。
これは本当に分かりやすくて、易しい日本語のページは
外国の方でなくても、とても参考になるんです!


事務局の吉富志津代(よしとみ・しずよ)さんは、
システムを作っても、それが利用されなければ
活動は広がっていかないと話してくださいました。
私達一人ひとりが、このようなシステムがあるとまず理解をすること、
そして、周りの人たちに声をかけて
一人でも多くの日本にいる外国の方にそのシステムを知っていただくこと。
それこそが、地震大国・日本での国際社会での
これからの『責任』でもあるんだな・・・と、いま私は感じています。


たとえば語学留学や長期出張などで
その国の言葉がまだ十分には理解できないような場合。
大地震にあったら、とても不安なはずです。
それはもちろん、私だって、あなただってそうですよね・・・
そんなときに、母国語でその国ならではの情報を得ることができたら
本当に心強い!それが、まさにこのサイトです。
あなたの周りにいる外国の方に是非、教えてあげてください。