2007年02月20日
ファミレスが味方!?
『帰宅困難者』
・・・この言葉は、とりわけ首都圏に住む人にとっては
深刻な重さを持っていますね。
首都直下大地震が起きた場合、
1都3県では650万人もがこの帰宅困難者になるといわれています。
家に帰りたくても、大地震で交通も寸断され、
外出先から家に帰るのが困難な人たち・・・
いかがですか?あなたは外出先で大地震にあった場合、
帰宅困難者にならない自信がありますか?
水やトイレをかしてくれたりする支援場所って、ご存知ですか?
その存在はとても貴重です。
実はコガもおととしの9月1日防災の日、
自分が帰宅困難者になったという想定で、
半蔵門のTOKYO FMの本社から
当時住んでいた横浜市青葉区の自宅まで
歩いて帰るという番組を放送しました。
ただし、放送時間は全部で7時間。
服装も、歩くのに準備万端!ではなく、
いつ災害に遭うか分からない、という考えの下、
普段の格好(Gパンに薄手のダウンコート)、
そして靴は革靴。
実際には『帰り着けるか』ではなくて
果たしてどこまで歩けるか、行き着けるのか、
そして歩く上でどんな問題や困難さを
身を持って体験するかを伝えようということになりました。
結果からお話しすると、7時間かけてたどり着いた先は
二子玉川駅のすぐそば、多摩川の河川敷でした。
災害の時には混乱することが予想されるターミナル駅
=渋谷駅を迂回するルートを通った、ということもあったんですが、
それにしても、ニコタマまでは
普段なら半蔵門から急行電車で20分くらい。
20分⇒7時間・・・
その現実に、本当に本当に愕然としました。
間違いなく、当時の私も帰宅困難者のひとりです。
本当に大きな、帰宅困難者問題。
これにまつわるあるニュースが2月8日に入ってきました。
東京・千葉・埼玉・神奈川の4つの県と
川崎・横浜・千葉・さいたまの4つの政令指定都市からなる8都県市が
複数のファミレスと、帰宅困難者の支援に関する協定を結んだと言うものです。
ロイヤル、ロイヤルカジュアルダイニング、ドゥ・レストランツ・ファンという
ロイヤルホールディングス傘下の3社、
そしてデニーズジャパンのあわせて4社が今回の協定に加わっています。
具体的には、大地震の際に
水やトイレ、休憩場所を提供してくれることが中心に
これから社内マニュアルなどを整備していくということで、
まだまだ動き出したばかりの協定ですが、
上記のグループの店舗はいまや私たちのすぐそばにある存在なので
心強いですよね。
でも、いざというときにロイヤルやデニーズに行けばなんとかなる!と
安心して頼りきりになるのは間違いです。
支援をしてくれる予定の施設も、いざというときには同じく被災者です。
一番大切なのは、自分で備えをしておくということ。
例えば自分の通勤・通学先から自宅への帰宅ルートの知識は頭に入れておく、
ペットボトルの飲み物くらいは普段から持ち歩くなどは
『こんなはずじゃなかった』なんて慌てないためにも
しっかりと今から準備しておいてくださいね!
・・・この言葉は、とりわけ首都圏に住む人にとっては
深刻な重さを持っていますね。
首都直下大地震が起きた場合、
1都3県では650万人もがこの帰宅困難者になるといわれています。
家に帰りたくても、大地震で交通も寸断され、
外出先から家に帰るのが困難な人たち・・・
いかがですか?あなたは外出先で大地震にあった場合、
帰宅困難者にならない自信がありますか?
水やトイレをかしてくれたりする支援場所って、ご存知ですか?
その存在はとても貴重です。
実はコガもおととしの9月1日防災の日、
自分が帰宅困難者になったという想定で、
半蔵門のTOKYO FMの本社から
当時住んでいた横浜市青葉区の自宅まで
歩いて帰るという番組を放送しました。
ただし、放送時間は全部で7時間。
服装も、歩くのに準備万端!ではなく、
いつ災害に遭うか分からない、という考えの下、
普段の格好(Gパンに薄手のダウンコート)、
そして靴は革靴。
実際には『帰り着けるか』ではなくて
果たしてどこまで歩けるか、行き着けるのか、
そして歩く上でどんな問題や困難さを
身を持って体験するかを伝えようということになりました。
結果からお話しすると、7時間かけてたどり着いた先は
二子玉川駅のすぐそば、多摩川の河川敷でした。
災害の時には混乱することが予想されるターミナル駅
=渋谷駅を迂回するルートを通った、ということもあったんですが、
それにしても、ニコタマまでは
普段なら半蔵門から急行電車で20分くらい。
20分⇒7時間・・・
その現実に、本当に本当に愕然としました。
間違いなく、当時の私も帰宅困難者のひとりです。
本当に大きな、帰宅困難者問題。
これにまつわるあるニュースが2月8日に入ってきました。
東京・千葉・埼玉・神奈川の4つの県と
川崎・横浜・千葉・さいたまの4つの政令指定都市からなる8都県市が
複数のファミレスと、帰宅困難者の支援に関する協定を結んだと言うものです。
ロイヤル、ロイヤルカジュアルダイニング、ドゥ・レストランツ・ファンという
ロイヤルホールディングス傘下の3社、
そしてデニーズジャパンのあわせて4社が今回の協定に加わっています。
具体的には、大地震の際に
水やトイレ、休憩場所を提供してくれることが中心に
これから社内マニュアルなどを整備していくということで、
まだまだ動き出したばかりの協定ですが、
上記のグループの店舗はいまや私たちのすぐそばにある存在なので
心強いですよね。
でも、いざというときにロイヤルやデニーズに行けばなんとかなる!と
安心して頼りきりになるのは間違いです。
支援をしてくれる予定の施設も、いざというときには同じく被災者です。
一番大切なのは、自分で備えをしておくということ。
例えば自分の通勤・通学先から自宅への帰宅ルートの知識は頭に入れておく、
ペットボトルの飲み物くらいは普段から持ち歩くなどは
『こんなはずじゃなかった』なんて慌てないためにも
しっかりと今から準備しておいてくださいね!
2007年02月19日
渋谷でレスキュー隊?
先月1月16日に渋谷で、都内でもとても珍しいある試みがスタートしました。
その名も、『渋谷事業所レスキュー隊ネットワーク』!
事業所? レスキュー隊? ネットワーク?
なんだか不思議な組み合わせです。
実はこれ、大地震が発生したときに、
渋谷区内のホテルやデパートなどの事業所のスタッフが
渋谷消防署と連携して情報をやりとりしながら
周辺地域での救助活動を行なうというものなんです!
具体的に書くと、デパートはパルコや西武など
もちろん私たちにとってもおなじみの場所。
もともと消防法のルールとしては
事業所ごとに自治消防隊が編成されていて
初期消火や避難誘導を行なうことになってはいるんですが・・・
今回のレスキュー隊はその事業所だけではなく、
周辺の地区にまでぐっと活動範囲を広げます。
詳しいお話を、渋谷消防署の
秋山英雄(あきやま・ひでお)さんに伺ったところ、
こんなお話をしてくださいました。
やはり渋谷は場所柄、人も多くくれば街の範囲も広い。
そこで、加盟する事業所は、これまでの
『自分のところ』で起きた災害被害だけではなく、
『自分のところのまわり』で起きた被害についても
スタッフがレスキュー部隊として
閉じ込められた人を助けたり、けが人の応急手当をしたり
すると言うことなんです。
また、この渋谷事業所レスキュー隊ネットワークは
率先してけが人などの救助活動を行なうほかに、
どうしても渋谷消防署だけでは目が行き渡らない
地域の細かい災害状況などをメールで消防署に知らせて
連携を取っていくと言うことです。
事業者は現在、次々に名乗りを挙げて
参加して初めているということ。とても嬉しい事実ですね。
大地震などの災害の際、
消防車や救急車が普段のようには稼動できないこと、
勿論あなたもお分かりだと思います。
だからこそ、街ぐるみで災害に備える。
東京という大都市では、何よりも必要なことですよね。
こんな取り組みがはじまっていること、どうか覚えておいてください。
その名も、『渋谷事業所レスキュー隊ネットワーク』!
事業所? レスキュー隊? ネットワーク?
なんだか不思議な組み合わせです。
実はこれ、大地震が発生したときに、
渋谷区内のホテルやデパートなどの事業所のスタッフが
渋谷消防署と連携して情報をやりとりしながら
周辺地域での救助活動を行なうというものなんです!
具体的に書くと、デパートはパルコや西武など
もちろん私たちにとってもおなじみの場所。
もともと消防法のルールとしては
事業所ごとに自治消防隊が編成されていて
初期消火や避難誘導を行なうことになってはいるんですが・・・
今回のレスキュー隊はその事業所だけではなく、
周辺の地区にまでぐっと活動範囲を広げます。
詳しいお話を、渋谷消防署の
秋山英雄(あきやま・ひでお)さんに伺ったところ、
こんなお話をしてくださいました。
やはり渋谷は場所柄、人も多くくれば街の範囲も広い。
そこで、加盟する事業所は、これまでの
『自分のところ』で起きた災害被害だけではなく、
『自分のところのまわり』で起きた被害についても
スタッフがレスキュー部隊として
閉じ込められた人を助けたり、けが人の応急手当をしたり
すると言うことなんです。
また、この渋谷事業所レスキュー隊ネットワークは
率先してけが人などの救助活動を行なうほかに、
どうしても渋谷消防署だけでは目が行き渡らない
地域の細かい災害状況などをメールで消防署に知らせて
連携を取っていくと言うことです。
事業者は現在、次々に名乗りを挙げて
参加して初めているということ。とても嬉しい事実ですね。
大地震などの災害の際、
消防車や救急車が普段のようには稼動できないこと、
勿論あなたもお分かりだと思います。
だからこそ、街ぐるみで災害に備える。
東京という大都市では、何よりも必要なことですよね。
こんな取り組みがはじまっていること、どうか覚えておいてください。
2007年02月19日
防災とは街ぐるみで備えるもの!
あなたの住む街は普段、どんな防災の取り組みをしていますか?
・・・と聞いてみましたが、都心に住んでいる方は特に
地域との接点が全く無いからよく分からないという方が
殆どかもしれませんね。
かく言うコガも、上京丸6年の社会人一人暮らし、
しかも生活パターンが定まっていないので
なかなか地域との接点もなければ、参加する機会もないのが現状。
地域の防災、ネットなどで調べないとやはりよく分かりません。
・・・そんな『地域と防災』。
これにまつわる、ある賞=『防災まちづくり大賞』というものが
1月に発表されました。
災害につよい街づくりを行なっている団体や組織を
総務省消防庁が表彰しているものなんですが、
第11回目の今年、横浜市の『瀬谷区連合町内会』が
一般部門を受賞したんです。
行政も巻き込んで、街ぐるみで災害に備えているという
『まちの防災知恵袋事業』が評価されたことで
表彰されることになったんですが・・・
詳しいお話を瀬谷区総務課長、
緒賀道夫(おが・みちお)さんにうかがってみました。
そもそも、この取り組みは
災害のときに『手助けをして欲しい人』
(高齢者や体の不自由な方、小さな子供がいる方など)が名乗り出て、
それを元に名簿を作成、
いざというときに『手助けできる人』との接点を生み出すことから始まりました。
そしてこの取り組み、はじめは本当に数人の住民の方の
取り組みから始まったそうです。
その数人の方が、例えばワンルームマンションのようなところにも
1軒1軒訪ねていって、お話をして、加盟してもらうという
都会でははじめから難しいことが予想される作業・・・
でも、彼らは地道に活動を続け、
いまやとても大きなネットワークになるまでに育っています。
そして、その活動は行政主導ではなく、
あくまで街の人たちが自主的にやってきたことで、
いまや行政の人も休日に出勤をして防災訓練に参加したり
名簿作りに協力したりと、積極的な姿勢でいらしゃるそうです。
凄い!
災害のとき、命は助かっても、
ひとりだけで生活していくことは絶対に困難ですよね。
地域・ボランティア・行政・・・色々な方の手を借りて
生活を再建していかなくてはいけません。
だから。
あなたの住む街が行なっている防災への取り組み、
いきなり参加を!とまでは言いません。
でも、まずは知るところからスタートしてみませんか?
いざというときに差し伸べてもらえる手の暖かさ、
物理的な問題だけではなく、
一人暮らしの人などの心も、きっときっと包み込んでくれるはずです!
・・・と聞いてみましたが、都心に住んでいる方は特に
地域との接点が全く無いからよく分からないという方が
殆どかもしれませんね。
かく言うコガも、上京丸6年の社会人一人暮らし、
しかも生活パターンが定まっていないので
なかなか地域との接点もなければ、参加する機会もないのが現状。
地域の防災、ネットなどで調べないとやはりよく分かりません。
・・・そんな『地域と防災』。
これにまつわる、ある賞=『防災まちづくり大賞』というものが
1月に発表されました。
災害につよい街づくりを行なっている団体や組織を
総務省消防庁が表彰しているものなんですが、
第11回目の今年、横浜市の『瀬谷区連合町内会』が
一般部門を受賞したんです。
行政も巻き込んで、街ぐるみで災害に備えているという
『まちの防災知恵袋事業』が評価されたことで
表彰されることになったんですが・・・
詳しいお話を瀬谷区総務課長、
緒賀道夫(おが・みちお)さんにうかがってみました。
そもそも、この取り組みは
災害のときに『手助けをして欲しい人』
(高齢者や体の不自由な方、小さな子供がいる方など)が名乗り出て、
それを元に名簿を作成、
いざというときに『手助けできる人』との接点を生み出すことから始まりました。
そしてこの取り組み、はじめは本当に数人の住民の方の
取り組みから始まったそうです。
その数人の方が、例えばワンルームマンションのようなところにも
1軒1軒訪ねていって、お話をして、加盟してもらうという
都会でははじめから難しいことが予想される作業・・・
でも、彼らは地道に活動を続け、
いまやとても大きなネットワークになるまでに育っています。
そして、その活動は行政主導ではなく、
あくまで街の人たちが自主的にやってきたことで、
いまや行政の人も休日に出勤をして防災訓練に参加したり
名簿作りに協力したりと、積極的な姿勢でいらしゃるそうです。
凄い!
災害のとき、命は助かっても、
ひとりだけで生活していくことは絶対に困難ですよね。
地域・ボランティア・行政・・・色々な方の手を借りて
生活を再建していかなくてはいけません。
だから。
あなたの住む街が行なっている防災への取り組み、
いきなり参加を!とまでは言いません。
でも、まずは知るところからスタートしてみませんか?
いざというときに差し伸べてもらえる手の暖かさ、
物理的な問題だけではなく、
一人暮らしの人などの心も、きっときっと包み込んでくれるはずです!