1994年のリレハンメルオリンピックから、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバーと5大会連続で冬季オリンピックに出場を果たしたスピードスケートの岡崎朋美。
長野大会の女子500メートルでは銅メダルに輝き、ゴール後の愛くるしい笑顔は、『朋美スマイル』と呼ばれ、一躍人気者となった。
小学4年から競技をスタート。高校までは無名の存在だったが、名門・富士急行へ入社後、先輩の橋本聖子らとともに練習を重ね、大きく実力を伸ばした。
94年、22歳の時に、初めてのオリンピック、リレハンメル大会に出場し、14位。
4年後の長野大会。
1回目の滑走で自身の持つ日本記録をおよそ2年ぶりに更新する38秒55の3位につけると、翌日、2回目は、同期のライバル・島崎京子と同じ組となった。
71年生まれの岡崎と、72年早生まれの島崎は、同学年。
島崎は、高校時代から頭角を現し、国際大会での実績も、岡崎より上だった為、長野大会では、島崎への期待の方が大きかった。
しかし、会心の滑りを見せたのは、岡崎。
好スタートを決めて100メートルを10秒43で通過すると、後半も完璧な滑りを見せる。
最後のバックストレートで、大歓声を受けながらフィニッシュ。
電光掲示板のタイムは、前日と同じ38秒55。
最終組の2人を残して1位となり、女子日本短距離の初メダルを確定させた。
銅メダルを手に、岡崎朋美は、「色はそんなに光ってないけど、自分の中では金メダル」と、弾ける笑顔で語った。
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