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21.07.31
侍ジャパン プレミア12
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4年に1度行われる野球の国際大会「プレミア12」。
2019年11月に行われた第2回大会は、日本代表「侍ジャパン」が優勝した。
国際大会での優勝は、2009年のWBCベースボールクラシック以来、実に10年ぶりの快挙だった。

チームを率いた稲葉篤紀監督は、プロ野球で監督経験のないまま侍ジャパンの監督に就任。
野村克也、若松勉、トレイ・ヒルマン、梨田昌孝、栗山英樹、5人の優勝監督たちから学んだ采配を見事に発揮。
一芸に秀でたスペシャリストな選手を積極的に起用した。

特に、この大会でその活躍が光ったのは、足のスペシャリスト、ソフトバンク・周東佑京。
スーパーラウンド初戦のオーストラリア戦では、1点を追う7回。
代走で登場すると、2盗、3盗に成功、さらに、意表を突くセーフティバントで生還し、貴重な同点のホームを踏み、チームを救った。

決勝の相手は、「プレミア12」初代王者の韓国。
4年前、準決勝で敗れた相手にリベンジを誓った「侍ジャパン」だったが、
先発を任された巨人の山口俊が、1回表に2本のホームランを浴びていきなり3失点。
しかし、その裏、すぐさま1点を返すと、2回には、ヤクルト・山田哲人の3ランで逆転に成功した。
7回には、楽天・浅村栄斗がライト前へ貴重なタイムリーヒットを放って突き放し、5対3で勝利。

「侍ジャパン」の「プレミア12」初制覇に、東京ドームが歓喜に沸いた。

そしてこの夏、再び侍の名のもとに集った選手たち。
オリンピックという大舞台で、再び世界の頂点を目指す。


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