東京オリンピックのレスリング女子50キロ級代表、須崎優衣。
千葉県松戸市出身、早稲田大学4年の22歳。
中学2年の時、JOCが若手の英才教育をするエリートアカデミーに入校、実力を磨いてきた。
高速タックルを武器に、高校2年のときに全日本選抜選手権と全日本選手権を優勝。
さらに、2017、18年の世界選手権を連覇、次代のエースとして期待を集めた。
しかし、18年11月に、左肘じん帯断裂と脱臼という大ケガを負い、エリート街道を歩んできた須崎の歯車が狂いだす。
翌年6月、世界選手権の代表を決めるプレーオフでは、ライバルの入江ゆきに敗れ、オリンピック代表選考がかかる大会に出られなかった。
目標としていた東京オリンピック出場が大きく遠のき、「人生の一番のどん底に落ちた」という須崎。
しかし、入江が出場枠を逃したため、オリンピック代表争いは振り出しへ。
周囲の人たちの励ましを大きな力に変え、再び前を向くと、19年12月に行われた全日本選手権では、準決勝でリオオリンピック金メダリスト・登坂絵莉、決勝で入江を破り、東京オリンピックアジア予選の出場権を獲得。
そして、アジア予選では、圧倒的な力の差を見せつけ、4試合を全てテクニカルフォール勝ちで優勝。
女子6階級で唯一決まってなかった50キロ級で、オリンピック代表を決めた。
代表内定後も新たな技に挑戦し、さらなる進化を遂げてきた須崎優衣。
敗北と挫折を乗り越えたニューヒロインの新たな伝説が始まる。
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