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21.07.10
橋本大輝
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2012年のロンドン、2016年のリオと、オリンピックの体操・個人総合を2連覇し、日本の絶対的エースとして活躍してきた内村航平。

その内村が「日本の中心となってやっていかないといけない」と、新たなエースとして期待されているのが橋本大輝。

現在、順天堂大学2年の19歳。
4月の全日本個人総合選手権で優勝すると、翌月、東京オリンピックの代表選考を兼ねたNHK杯も制し、代表内定を決めた。

リオ・オリンピックで内村が、団体と個人、2つの金メダルを獲得した2016年の夏。
中学3年の橋本は、全国大会に挑んだが、ケガの影響もあり、個人総合で2種目にしか出場できず、最下位の107位に終わっていた。
テレビで見たオリンピックは「夢のまた夢」、そう思っていたという。

転機となったのは、強豪、千葉県・市立船橋高校への進学。
レベルの高い選手たちと競い合いながら、体操漬けの毎日を過ごし、「人生が180度変わった」と語るほど、飛躍的にレベルアップ。
2019年、高校3年の時には、世界選手権に出場し一躍脚光を浴びた。

さらに、日本代表合宿参加を機に、鉄棒では、G難度の離れ技、「カッシーナ」、床では、G難度の「リ・ジョンソン」、跳馬では世界最高難度の大技「ヨネクラ」と、難易度の高い技の習得にも着手、東京オリンピックが延期となった1年で、世界トップレベルのオールラウンダーへと変貌を遂げた。

憧れの内村からバトンを受け継ぎ、日本体操界の新たなエースとなった橋本大輝。
東京オリンピックで、団体、個人、2つの金メダルを目指す。


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