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21.03.20
池田向希
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東京オリンピックの競歩20キロ代表に内定している池田向希。
東洋大学の4年生で、この春からは、旭化成に入社することが決まっている。
去年2月の日本選手権は2位と、代表内定をあと一歩で逃したが、その翌月の東京オリンピック代表最終選考会を兼ねた全日本競歩能美大会では見事優勝、代表内定を勝ち取った。

日本を代表する競歩の選手となった池田だが、決してエリート街道を歩んできたわけではなかった。
中学1年から陸上を始め、駅伝の強豪、浜松日体高校に進んだが、タイムは、下から数えて1、2番目。
顧問に勧められ、高2年の春から競歩を始めた。

卒業後は、競歩の名門・東洋大学へ進学したものの、高校時代にタイトルと無縁だったため、マネージャー兼務でようやく入部を許可されるという状況だった。
タイムキーパーや寮の電話番といったマネージャー業務をこなし、誰よりも早くグラウンドに出て練習する日々を過ごす中、その才能が開花するきっかは大学2年の時に訪れる。

東洋大学では、箱根駅伝総合優勝3回を誇る酒井俊幸監督が競歩も指導していたが、池田らの成長に伴い、酒井監督の妻、瑞穂がコーチに就任。
瑞穂コーチは、学生時代、全国レベルの競歩の選手で、指導経験や審判資格も持っている。
左肩が下がり、膝も曲がりがちな池田のフォームを修正し、レースプランも授けた。
その成果もあって、池田は、大学2年で出場した世界競歩チーム選手権で金メダルを獲得。
これを機にマネージャーを卒業し、翌年には、オリンピックの切符を手にした。
マネージャーから日本代表へと駆け上がった池田向希が大舞台での頂点を目指す。


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