Legend Story
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21.01.09
ディエゴ・マラドーナ
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サッカー界の巨星、元アルゼンチン代表、ディエゴ・マラドーナ。
卓越した技術から“神の子”とも呼ばれ、1986年のワールドカップ・メキシコ大会では、「神の手ゴール」「5人抜きドリブル」という伝説を残した。

マラドーナは、1960年、ブエノスアイレスのスラム街生まれ。
少年は、ゴミが散乱する道や砂ぼこりが舞う空き地でひたすらボールを蹴った。
スラムから始まったそのサッカー人生は、後に、メキシコで栄光に照らされることになる。

子供のころから天才と呼ばれ、15歳でプロデュー。
アルゼンチンの名門・ボカ・ジュニアーズを経て、21歳の時、スペイン、バルセロナへと渡った。
2年後の1984にはイタリアのナポリに移籍。
当時のナポリは、南部の田舎にある弱小チームだったが、マラドーナが中心となると、すぐさま強豪へと変貌を遂げた。

ユベントスのプラティニ、ミランのファンバステン、インテルのルンメニゲ、ウディネーゼのジーコ、名だたる選手たちと、覇権争いを演じ、86年から87年のシーズンには、セリエAで初優勝、さらにコッパ・イタリアも制して2冠。
89年から90年のシーズンには、クラブ史上2度目となるスクデットを手に入れ、ナポリの黄金期を作り上げた。

一方、母国・アルゼンチン代表で、その存在は伝説となる。
ワールドカップ・メキシコ大会、準々決勝のイングランド戦、マラドーナは、キーパーと競った際、ボールに頭ではなく、手で触れてゴールを奪った。「神の手ゴール」の誕生。
その4分後には、センターサークル付近からドリブルを始め、そのまま独走し、圧巻の5人抜きで、ゴールを決めた。
優勝候補のイングランドに2対1で勝利し、勢いに乗ったアルゼンチンは、そのままワールドカップで優勝。
マラドーナは大会MVPに選ばれ、アルゼンチンにおけるその存在は、いちサッカー選手を超え、「神」となった。


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