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20.11.21
ON対決
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今から20年前の2000年、20世紀の最後のプロ野球日本シリーズは、日本のプロ野球界をともに支えた両雄、巨人・長嶋茂雄監督とダイエー・王貞治の「ON対決」で、大きな話題となった。

ペナントレース、巨人は、主砲の松井秀喜を中心に、江藤、高橋、清原ら長嶋監督が命名した「ミレニアム打線」が他球団を圧倒、4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
一方、ダイエーは、序盤は、扇の要・城島の怪我もあり苦しんだものの、終盤に西武、日本ハムを突き放してリーグ2連覇を達成。
こうして、巨人のV9を支えた2人、夢の「ON対決」が日本シリーズで実現した。

東京ドームで行われた第1戦・第2戦はダイエーが連勝。
福岡ドームに移しての第3戦、巨人は、江藤と清水を打線から外すなど、打線をガラッと入れ替えると、これが功を奏し、打線が爆発、さらに、2年目の上原が好投し、9対3で巨人が勝利。
第4戦は、ベテランの斉藤雅樹がダイエー打線を抑えて、2対1で勝利、これで2勝2敗タイに持ち込んだ。
第5戦は、巨人のルーキー・高橋尚成がダイエー打線を完封。
新人では史上初のシリーズ完封勝利で日本一に王手をかけた。

再び東京ドームに移しての第6戦、勢いに乗る巨人は、松井の2ランを含む9得点。
9対3で勝利し、2連敗の後、一気に4連勝。
日本一に輝いた。

歓喜の中、6度宙に舞った、背番号3。
長嶋監督は、翌年、勇退。
結果的に、日本シリーズでのON対決は、これが最初で最後となった。

王・長嶋、「ON」という2人のスーパースターがけん引した20世紀のプロ野球は、ON対決で幕を下ろした。


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