Legend Story
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20.11.14
原辰徳
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今シーズン首位を独創し、セ・リーグ連覇を果たした巨人。
指揮官の原辰徳監督は、9月11日のヤクルト戦に勝利し、監督としての通算勝利数が1067勝。
V9時代の監督、川上哲治さんの1066勝を抜き、巨人の歴代トップとなった。

現役時代は、巨人で4番を努め、ファンからは若大将と呼ばれる人気選手だった。
しかし、常に3割30本に近い数字を残しながらも、偉大な先輩、王、長嶋と比較され、チャンスに弱いという批判の声も浴びた。
常勝軍団の主砲という重圧と戦いながら、4番を張り続けた原。

現役晩年、35歳を過ぎた93年から95年は、アキレス腱の怪我もあり出場機会も減少、加えて、中日から移籍してきた落合博満が4番に座るなど、原は、巨人の主役から少しずつ外れていった。

現役最後の試合は、25年前、1995年の10月8日、東京ドームで行われた広島戦。
巨人のシーズン最終戦となったこの試合、原は、この年、初めて「4番・サード」で先発出場。
見せ場は3打席目、広島・紀藤(きとう)のストレートを振り抜く。
打った瞬間それと分かった原は、バットをポンと放り投げ、レフトスタンドへと伸びていくボールを見つめながらゆっくりと走り出した。
自らのラストゲームを飾る、通算382号ホームラン。
観衆からは割れんばかりの「タツノリ」コールを受けて、ダイヤモンドを一周。
ベンチ前では帽子を取ってファンの声援に答えた。

15年間の現役生活に別れを告げる引退セレモニーで原は「私の夢には続きがあります」と語った。

あれから25年、巨人で3度目の監督を務めている原辰徳は、今まさに黄金期を築き上げようとしている。


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