Legend Story
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20.09.19
アレッサンドロ・デル・ピエロ
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1990年代、世界最強のプロサッカーリーグと呼ばれていたイタリア・セリエA。
綺羅星の如く各国のスター選手が集い、超ハイレベルな戦いが繰り広げられていた。
その中でも、ひときわ脚光を浴びたのが名門・ユベントスの背番号10、アレッサンドロ・デル・ピエロ。
貴公子と呼ばれる端正なマスクと、ファンタジスタと呼ばれる芸術的なプレーでファンを魅了した。
公式戦通算290ゴール、69アシストは、どちらもユベントスの歴代最多記録で、今も破られてはいない。

身長は、173センチとヨーロッパのサッカー選手では小柄。
しかし、「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれる、ゴールの左斜め45度から美しいミドルシュートを放ち、幾度となくゴールネットを揺らした。

93年、ユベントスに加入し、セリエAデビュー。
1年目からハットトリックを決めるなどの活躍を見せた。
2年目には、ワールドカップ・アメリカ大会のPK失敗とケガの影響から、不調に陥ったエース、ロベルト・バッジョに代わってチームを牽引。
ユベントスの9年ぶりのセリエA制覇に貢献した。

95年にバッジョが移籍しチームを去ると、栄光の背番号10を受け継いだデル・ピエロ。
弱冠21歳ながら、期待通りの見事な活躍を見せ、チャンピオンズリーグでチームを11年ぶりの優勝に導いた。

翌年のクラブ世界一決定戦「トヨタカップ」決勝では、アルゼンチンの名門、リーベル・プレート相手に、見事な決勝ゴールをあげる。
味方からのコーナーキックからこぼれたボールを、デル・ピエロは、ゴールを背にした状態でトラップすると、鋭い反転から右足を振り抜きシュート。
これがゴール右隅に突き刺さり、ユベントスが世界一に輝いた。

クラブ史上に残る名シーンを生み出したアレッサンドロ・デル・ピエロは今もユベントスの象徴として語り継がれている。


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