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20.06.27
大野均
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ラグビー日本代表として歴代最多となる98試合に出場し、鉄人と呼ばれる、大野均が42歳で現役を引退した。

身長1メートル92センチ、体重105キロの恵まれた体格とスピードを武器にフォワードとして活躍。
東芝ブレイブルーパスに19年間在籍し、日本選手権で優勝3回、トップリーグでは5回頂点に立った。
2009年から2010年のシーズンには、MVPに輝いている。

日本代表では、ラグビーワールドカップ3大会に出場。2007年、2011年に出場したラグビーワールドカップでは、2分6敗と1勝も挙げられなかったものの、37歳で挑んだ2015年のイングランド大会では、初戦の南アフリカ戦に先発出場。
優勝候補の一角を相手に、「ブライトンの奇跡」と呼ばれる歴史的大金星を挙げた。

大野の経歴は異色と言っても過言ではない。
1978年、福島に生まれ、高校までは野球部で、ラグビーを始めたのは、地元にある日本大学工学部に進学してからだった。
大学でも野球をやるつもりだったが、ラグビー部から熱心に誘われ練習を見学、チームの雰囲気が気に入り、自分も仲間に入りたい、という思いで入部した。
18歳。後に、日本代表にまで上り詰める選手としては、圧倒的に遅いキャリアスタートとなった。

それでも大野は、強豪・東芝のトライアウトに合格、エリート集団との経験の差は、猛練習と泥臭いプレーでカバー。
出場機会を少しずつ増やして実力を付け、26歳で日本代表入りを果たした。
そこから10年に渡って日本代表で活躍、去年のワールドカップで日本代表は、初のベスト8入りを果たしたが、その礎を作った。

「灰になってもまだ燃える」を信条に42歳まで走り続けた大野均。
鉄人の第二の人生が幕を開ける。


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