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20.06.13
折茂武彦
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Bリーグの現役最年長プレーヤー、レバンガ北海道の折茂武彦、49歳が今シーズン限りで引退した。

卓越したシュート技術で、長きに渡り日本のバスケットボール界を牽引。
スリーポイントシューターの名手として活躍し、昨シーズンは、日本選手としては初となる、トップリーグ通算1万得点を達成した。

折茂は、中学でバスケットボールをはじめ、埼玉栄高校から日本大学へ。
4年生の時にはキャプテンを務め、インカレ優勝、MVPにも輝いた。
大学卒業後は、実業団の強豪・トヨタ自動車に進み、チームの得点源として活躍。
リーグ優勝にMVP獲得、日本代表でも長らく活躍し、2002年には代表キャプテンも務めるなど、スター街道を歩んだ。

まさに順風満帆な折茂のバスケットボール人生、転機となったのは、2007年、37歳の時。
14年間在籍したトヨタ自動車から、誕生したばかりのプロチーム、レラカムイ北海道に移籍。
ここでも、スリーポイントシュートを武器に活躍、北海道にバスケット人気を定着させる原動力となった。
しかし、2011年、チームの運営会社が経営難となり、チームが消滅する危機に。

そんな中、折茂は、大きな決断をする。
選手兼任オーナーとなり、新チーム「レバンガ北海道」を立ち上げた。
スポンサー集めに奔走したが、最初は赤字経営。
それでも折茂は、自分は給与をもらわず、私財を投じてチームを守った。

やがてファンとスポンサーに支えられ、チーム運営は軌道に乗る。
いまやレバンガ北海道は、Bリーグでもトップクラスの集客を誇るチームに成長した。

今後は社長業に専念し、チームとバスケの発展に力を注ぐ折茂武彦。
バスットボール界のレジェンドの第2章が始まる。


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