Legend Story
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20.02.08
高木守道
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走・攻・守、3拍子揃った名セカンドでミスタードラゴンズと呼ばれた、高木守道。
中日一筋21年、通算2274安打を放った安定感と、236本塁打のパンチ力のあるバッティングを武器に活躍。
盗塁王3回、ベストナインには7回輝いた。

1960年、岐阜商業高校から中日ドラゴンズに入団。
プロ4年目にセカンドのレギュラーに定着すると、シーズン、50盗塁で初のタイトルを獲得。
一躍、中日のスター選手となった。

何より注目されたのが、その華麗な守備。
代名詞と言われるのが「バックトス」。
捕球した体勢のままボールを握った右手を素早く返して“ポイッ”とショートにトスする。
当初は、無茶なプレーだと、批判の声もあったが、高木は、チーム練習の後に一人黙々と練習を続け、ファンを魅了する職人技へと高めた。

実は、高木が名セカンドとなるきっかけを作ったのは、立教大学時代の長嶋茂雄だった。
特別コーチとして岐阜商業高校を指導した際、1年だった高木の才能をいち早く見抜き、レギュラーで使う事を進言。
さらに、当時ショートだった高木にセカンド転向を勧めた。

高木は引退後、中日の監督となり、1994年、プロ野球史上初の同率首位最終戦「10・8決戦」で長嶋監督率いる巨人と対戦。
勝ったほうが優勝となるこの試合、結果は3対6で中日が敗れたものの、この奇跡的な展開は、最大10・5ゲーム差をつけられていた巨人を追い上げた “高木ドラゴンズ”があったからこそ。

選手として、監督として、中日、そして日本プロ野球史にその名を刻んだ高木守道。
ミスタードラゴンズの功績は、永遠に語り継がれるだろう。

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