2019年のJリーグで偉大な記録が誕生した。
サッカー元日本代表でガンバ大阪のミッドフィルダー、
遠藤保仁が、8月2日のヴィッセル神戸戦で途中出場、
日本人では初となる公式戦1000試合出場を達成した。
1年に50試合に出場したとしても20年が必要で、
海外の現役選手を見わたしても、
元スペイン代表のミッドフィルダー、シャビ、
同じく元スペイン代表のゴールキーパー、カシージャス、
元イタリア代表ゴールキーパー、ブッフォンら、
ほんのひと握りしか到達していない。
1998年、強豪・鹿児島実業高校から横浜フリューゲルス入りした遠藤。
高卒1年目ながら開幕スタメン出場を果たすと、そこから22年、
J1、J2、日本代表戦など、すべての公式戦を含めて
1000試合という大台に到達した。
日本代表としては、2006年のワールドカップドイツ大会から、
2010年・南アフリカ、2014年・ブラジルと、3大会を経験。
代表での152試合出場は、日本人最多記録となっている。
「ボランチ」として試合を組み立てる遠藤のプレーは、
冷静かつシンプル。
広い視野と優れた状況判断を兼ね備え、
テンポよくボールをさばいて、味方を活かすパスを供給する。
39歳になったいまも、そのプレーは、決して衰えることはない。
大きな怪我や病気と無縁だったことも、大記録の要因といえる。
試合に100パーセントのコンディションで臨むため、
常に自分の体と向き合いながら、独自の調整法を貫いてきた。
川口能活、楢崎正剛、中澤佑二ら、
日本代表で共に戦ってきた盟友たちがピッチを去る中、
「やめる気はまったくない」という遠藤保仁。
サッカー界の鉄人にとって1000試合出場は、
ただの通過点に過ぎない。
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