ラグビー日本代表が
ワールドカップイングランド大会で歴史的な勝利をあげてから4年、
9月20日、日本大会が幕を開ける。
初のベスト8を目指す日本代表、屈強な男たちの中で
一際存在感を放つのが田中史朗、34歳。
身長166センチ、体重75キロ。
小柄な体ながら、2メートル、100キロもある男たちに
果敢にタックルを仕掛けていく。
ポジションは、フォワードとバックスをつなぐ役割のスクラムハーフで、
スピーディーに動き回りながら、素早い判断で、
味方を活かす的確なパスを送る。
田中は、中学からラグビーを始め、ラグビーの名門、
京都の伏見工業から京都産業大学へ進み、卒業後は三洋電機入り。
2013年には、ニュージーランドのハイランダーズと契約し、
日本人として初めて世界最高峰の「スーパーラグビー」に出場、
2015年には優勝メンバーとなった。
日本代表としても長きに渡って活躍し、ワールドカップには、
2011年のニュージーランド大会、2015年イングランド大会に出場。
前回大会で日本代表が世界ランキング3位の
南アフリカを撃破した試合では、
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せた。
実は大会直前、田中は、奥さんに対して
「もし俺が死んだら新しいいい人見つけて」と、
命がけで戦う決意を伝えていた。
悲壮なまでの決意で、
大男に向かっていく恐怖を乗り越えタックルを連発、
そんな姿に仲間も勇気づけられ、
歴史に残るジャイアントキリングを起こした。
4年越しの夢、初の決勝トーナメント進出へ向け、
日本代表の新たな挑戦が始まる。
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