Legend Story
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19.08.10
ニック・ファジーカス
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21年ぶりに自力でのワールドカップ出場を決めた
バスケットボール男子日本代表“アカツキファイブ”。
その立役者となったのがアメリカ出身のニック・ファジーカス。
210センチ、111キロのビッグマンは、大型センターとして
日本代表の課題とされていた、高さと得点力をもたらした。

ファジーカスは、1985年コロラド州生まれ。
大学を卒業後、ドラフト2巡目でNBAのマーベリックスに入団。
しかし、足の怪我などもあり、1シーズンを過ごした後、
ヨーロッパへと渡り、ベルギーやフランスなどでプレー。
当時は、NBAを離れたことでモチベーションが低下、
環境にも馴染めず、バスケから離れることすら考えた。
そんなファジーカスにとって転機となったのは、フィリピンへの移籍。
バスケが国民的人気を誇るフィリピンで、
熱狂的なファンに導かれるように、
ファジーカスは、再びバスケの楽しさを再確認、復活を遂げた。

そして、2012年に来日し、東芝ブレイブサンダース、
現在の川崎ブレイブサンダースに所属。
加入後から3シーズン連続で得点王に輝くと、
2016年に開幕したBリーグでは、
得点王と初代MVPのタイトルを獲得した。

そんな最強の助っ人外国人・ファジーカスが去年4月に帰化。
2か月後に日本代表入りを果たした。

当時の日本代表は、ワールドカップ、アジア1次予選で4連敗中と、後がない状態。
その救世主となったのがファジーカスだった。
アジア・ナンバーワンのオーストラリアを相手に、
両チームトップとなる25得点の活躍。
79対78で日本代表を歴史的勝利に導いた。
この試合で勢いに乗った日本は、ここから怒涛の8連勝、
ワールドカップ出場を決めた。
日本人になった男、ニック・ファジーカスが
アカツキファイブに新たな夜明けをもたらした。

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