男子ゴルフの海外メジャー大会第1戦、マスターズ・トーナメント。
世界最高峰の夢舞台と称されるこの大舞台で、タイガー・ウッズが歴史に残る復活劇を演じた。
“タイガー・イズ・バック”、
2005年以来5回目となるグリーンジャケットに袖を通すと、
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブに、
タイガー・コールがこだました。
ウッズのカムバック劇は、ひとりの人物無くして語れない。
18ホール、ウィニングパットを沈めたウッズが
家族よりも先に抱き合ったキャディのジョー・ラカバ。
2人はアマチュア時代からの知り合いで、ラカバは、
ウッズのキャディになる前は、アメリカツアー15勝を誇る
フレッド・カプルスのキャディを長年務めていた。
その後、2011年からウッズのキャディに。
しかしウッズは、私生活でのトラブルに加え、4度の腰の手術、
ツアーの欠場などもあり、どん底状態が続いていく。
復活どころか引退も頭をよぎったウッズは、
「他の選手のバッグを担いでくれていい」とラカバを気遣った。
それでもラカバは、決して首を縦に振らず、
「キミのバッグを担ぐ」と、ウッズの復活を信じて見守った。
キャディとはいえ、
その多くの時間をコース外で過ごすことが多かったが、
苦難を共に戦ってくれる存在が、ウッズを変えた。
ゴルフ選手としてだけではなく、人としても成長。
心からゴルフを楽しみ、ファンも大事にするようになった。
精神的な安定と、肉体的な強さを取り戻し、
誰もの予想を覆したタイガー・ウッズの今回の復活劇。
それは、相棒、ジョー・ラカバ無くしては有りえなかっただろう。
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