2018年、テニスの全豪オープン、
生ける伝説とも言われるロジャー・フェデラーが
36歳で優勝し、連覇を達成した。
歴代最多タイとなる6度の全豪制覇。
また、男子の4大大会では、自身が持つ最多優勝回数を更新する
20勝目となった。
この大会、フェデラーは、決勝までの6試合で、
1セットも落とさない好調ぶり。
決勝の相手は、2014年の全米オープン以来
2度目の4大大会制覇を狙うクロアチアのチリッチ。
気温38度、真夏のオーストラリア・メルボルン。
フェデラーは、体力の消耗を抑えるため、
ベースラインからは下がらず、得意の速いテンポで勝負にでた。
第1セットは、チリッチに付け入る隙きを与えず、
ゲームカウント6対2、30分もかからずに圧倒。
しかし、第2セットは、チリッチに本来の当たりが戻り、
タイブレークの末、フェデラーは、この大会初めてセットを失った。
その後、1セットずつ取り合い、勝負の行方はファイナルセットへ。
フェデラーは、攻めのサーブと高速リターンで、開始3ゲームを連取。
一気に流れを引き寄せると、
最後は、チリッチのリターンがネットにかかり、ゲームセット。
フェデラーは、静かに天を見上げ、両手を掲げた。
2016年は、足の怪我に苦しみ、
16年振りに優勝なしのままツアーを離脱した。
限界説も囁かれたが、
2017年の全豪で見事復活を遂げ、そして連覇を達成。
「年齢は問題じゃない。ただの数字」と語った
ロジャー・フェデラー。
その伝説は、まだ終わらない。
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