1993年にスタートしたJリーグ。
連覇を成し遂げたチームは、ヴェルディ川崎、鹿島アントラーズ、
横浜マリノス、サンフレッチェ広島、そして今年、
5つ目のクラブとして名を連ねたのが、川崎フロンターレ。
昨シーズン王者の川崎だったが、
今シーズンの序盤は苦しい展開が続いた。
5月には、およそ3年ぶりとなる連敗を喫し4敗目。
この時点で、昨シーズンの負けの総数と並び
首位のサンフレッチェ広島とは、勝ち点差13、
連覇への道は険しくなったかに思われた。
しかし、ここから王者が真の実力を発揮する。
シーズン前半、鬼木監督は、
あえて先発を頻繁に入れ替え、新戦力を試していたが、
ワールドカップによる中断期間をはさんで後半戦に入ると、
先発を昨シーズンの優勝を経験した主力メンバーで固定。
前任の風間監督時代に確立された圧倒的な攻撃力に加えて、
鬼木監督が力を入れてきた組織的な守備は、
試合を重ねるごとに力を増した。
9月半ばの26節、コンサドーレ札幌戦では、
クラブ史上最多となる7ゴールをあげて勝利。
29節、アウェーでの鹿島アントラーズ戦では、
後半途中、退場者を出し、10人での戦いを強いられたものの、
試合終了間際に2対2の同点に追いつき、勝ち点1をもぎ取った。
そして、連覇へ王手を掛けて臨んだ32節のセレッソ大阪戦。
合は、1対2で敗れはしたものの、
2位の広島が負けたため、J1連覇達成。新たな歴史を刻んだ。
今シーズン、J1最少の26失点で、
攻守ともに隙きの無いチームとなった川崎フロンターレ、
「常勝軍団」は、
かつて鹿島しか成し遂げていない3連覇を見据えている。
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