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18.03.24
宮里優作
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2017年12月3日、ゴルフの日本シリーズJTカップ最終日、18番ホール。
宮里優作は、多くのギャラリーそして家族が見守るなか、
20センチのウイニングパットを決めると、膝から崩れ落ち男泣きした。

兄は、聖志、妹は藍、ゴルフ界にその名を知られた宮里3兄妹。
優作は、プロでは中々結果が出ず、長年2人の影に隠れていたが、
アマチュア時代は、「和製タイガー・ウッズ」、
「史上最強の怪物アマ」と言われる程の逸材だった。

中学2年の時に日本ジュニア選手権で優勝、
高校では、全国高選手権をはじめタイトルを総なめ、世界ジュニア大会でも優勝した。
大学時代は、日本学生選手権を3連覇、
アマチュアながらプロツアーで、2度も2位に入った。

2002年、大きな期待を背にプロ転向。
これからは優作の時代…誰もがそう思ったが、成績が伴わず、
「宮里三兄弟の中で優作だけ勝てない…」そんな声も聞こえるようになった。
2012年には持病の腰痛が悪化、
開幕から7戦連続で予選落ちと棄権を経験すると、引退も考えた。
それでも、ひたむきに練習を続け、弱点と言われていたメンタルのトレーニングに着手。
これが飛躍のきっかけとなった。

2013年のJTカップでは、劇的なチップインで悲願の初優勝。
そして、2017年、シーズン3勝を挙げ迎えたJTカップ。
賞金ランキング1位の小平を逆転して賞金王になるには優勝あるのみ。
大きなプレッシャーをはねのけ、
優作は、最終日、1イーグル・6バーディの62をマーク。
トータル15アンダー、2位に6打差をつける圧勝劇で自身初の賞金王に輝いた。
プロ転向から15年、遅咲きの天才・宮里優作が大輪の花を咲かせた。

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