テニスの4大大会の第1戦、全豪オープン。
2017年の女子シングルスの決勝は、姉のビーナス、妹セリーナ、ウィリアムズ姉妹の対決となった。
決勝での姉妹対決は、全豪で2003年以来14年ぶり、4大大会では2009年ウィンブルドン以来8年ぶり。
ビーナスが36歳、セリーナが35歳。
どちらが勝っても史上最年長記録として、ウィリアムズの名が歴史に刻まれる。
最強姉妹の激突に会場は、独特の緊張感に包まれた。
第1セット。
序盤、セリーナは、動きが固く、何度もダブルフォールトを犯した。
ミスに苛立ちラケットをコートにたたきつける。
しかし、ゲームカウント3−3で迎えた第7ゲーム、ここでブレークに成功すると、流れをつかみ、第1セット先取した。
第2セット。
勝負のポイントとなったのは、再びゲームカウント3−3の第7ゲーム、セリーナは、バックハンドのリターンエースを決めてブレークすると、一気に押し切った。
1時間22分。
姉・ビーナスの返球が外れた瞬間、妹・セリーナは両手を突き上げ、そのまま座り込んだ。
ビーナスが駆け寄り、コート上で抱き合った2人。
「姉がいなければ、今の私はいない。」
姉の背中を追いかけ、競い合い、世界のトップに上り詰めたセリーナ。
「妹の勝利は誇り」とたたえた姉のビーナス。
姉妹で戦友でもある2人のウィリアムズ、その目には涙が浮かんでいた。
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