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19.05.04
ライバルは自分自身
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今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、トヨタ自動車所属 男子競泳日本代表 川本武史選手です。

川本武史選手は、1995年2月19日生まれ。現在24歳。愛知県瀬戸市のご出身。
水泳部の強豪 豊川高校では2年、3年と2年連続インターハイ 100m背泳ぎで優勝。
中京大学では、3年の時、日本代表入りを果たし、世界選手権50mバタフライ準決勝進出。
大学卒業後は、トヨタ自動車に所属し、
昨年10月、短水路世界選手権代表選考会 男子100mバタフライで49秒90の日本新記録を出して優勝。
50mでは22秒49の日本タイ記録で優勝。
さらに、11月には「競泳・W杯東京大会」短水路 男子100mバタフライで50秒28で優勝し、国際大会では自身初となるタイトルを手にしました。
さらに、12月に行われた、世界短水路選手権男子400mメドレーリレーで、
日本がアジア新記録となる3分21秒07のタイムで銅メダルを獲得しました。


──ライバルだと思っている選手はいますか?

ライバルは自分自身だと思っています。自分自身にまず勝たないと、成長は止まると思っているので。
ライバルの選手を目標にすると、その選手が停滞したり、上がったりする時期があると思うんですよ。そこを目標にしていると、自分もそれに上下されちゃうといけないので、今は自分自身がライバルだと思って、それを超えるようにと思っています。

──具体的にはタイムということですか?

一番分かりやすいのは昨日の自分にまず勝たないといけないと思っていて。
昨日の自分を超えないと、絶対成長って止まると思っているんですよ。なので、過去を超えるためには、まず簡単に昨日の自分を超えようと思っています。

──川本選手の学年は、ゴールデンエイジ、大谷世代と呼ばれていますけど、他の選手が気になったりはしますか?

僕の同期と言うと、やっぱり羽生選手は凄いなって思います。オリンピック2連覇ですから。
やっぱりそこは目標にしなきゃいけないところでもありますし、考え方っていうのはすごく参考になりますね。

──TOYOTAに、男子平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平選手が入ってきましたけれどもどうですか?

世界保持者っていうチームメイトができたので、僕自身がすごく頑張れる部分があるので非常に心強いです。

──入ってくる前に面識はあったんですか?

日本代表で活躍しているので、仲良くさせてもらっていたので面識はありました。

──バタフライはどんな筋肉が必要になってくるんですか?

体幹、お腹周りの筋肉、これはどの種目にも通じることなんですけど、それはすごく大事なので鍛えています。

──ドルフィンキックってダイナミックですもんね。体全身を使っているイメージがあります

体の協調性と言って、キックと言うと足だけで打てばいいっていう風に考えますけど、僕のイメージでは上半身からドルフィンキックを打ってるイメージですね。イルカになったつもりで打っています(笑)。

──その体になるためには、普段どんなトレーニングをされているんですか?

筋肉の一つ一つを頭の中で意識しながら動かしています。
筋肉も、最初は動かしたくても動かない部分ってあるんですよ。そういう部分は電気刺激だったりをして、もしくは自分で触りながらやることで意識しやすくなるので。

──来年東京オリンピックがあります、意気込みを聞かせてください

東京オリンピックの選考会で確実に東京オリンピックの代表に入って、TOYOTAの社員の皆さんに勇気と元気を与えるようなレースをして、そして、子供たちに夢を与えるようなレースをしたいと思っています。

──自国で開催されるのが現役のとき、しかも25歳で迎えるわけですから。こんなタイミングないですもんね

本当に奇跡に近いですよね。でも、東京オリンピックに、これほどこだわるっていうのはなくて。
というのも、本当に一つの試合だと僕は考えていて“オリンピックだからこうしなきゃ”とかじゃなくて、しっかりとオリンピックに出て、その舞台で最高のパフォーマンスをすれば、そういう結果がついてくると思っているので頑張っていきたいと思います。


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