Athelete News
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19.03.16
強さの秘密
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今週の「Athlete News」は、プロ野球 キャンプインタビュー!
先週に引き続き、広島東洋カープ 赤松真人選手です。

赤松真人選手は、現在36歳。京都市出身。
2004年、阪神タイガースに入団。2008年に広島東洋カープへ移籍後、高い走塁技術と守備力で、2016年、広島のリーグ優勝に貢献。
2016年12月に胃がんが発覚。半年間の抗がん剤治療を経て、2017年7月に練習復帰。
リハビリを重ね、2018年3月に実戦復帰を果たしました。
今シーズン、1軍復帰を目指しておられます。

リーグ4連覇、そして悲願の日本一を目指すカープですが、
なぜ、カープは強いのか?お話しを伺いました!


──今シーズンは4連覇を目指している広島東洋カープ。
セリーグの中でも飛び抜けた強さ持ってると思うんですけど、広島東洋カープの強さの秘密というのはなんでしょう?


僕のイメージですけど、若い選手の力っていうのはすごいなっていうのは感じますね。
根本を作ってくれたのは丸、菊池、田中広輔、鈴木誠也が作ってくれたチームの流れ、これは大きいですね。それに負けないようにベテランも頑張ったと思います。

──他の球団も有望な若手っていうのはいっぱい入ってくるわけじゃないですか。
広島はどういう風に若手を育てているんでしょう?


会話が多いのか、若い選手でもいろんなことにトライしますし、
新しいトレーニング方法とかを持ってきてくれるので、みんなでそれを「なになに?」って感じで聞いて教えあってるチームなので、あまり上下がないというか。いいチームだと思いますね。

──2016年は黒田さんや新井さんもいらっしゃっての久しぶりとなる優勝でしたが、やっぱり格別な思いでしたか?

本当に格別でしたね。2人が号泣して泣いてるわけですよね。
僕らの前では不満であったり、そういう顔を全然出さなかったんですけど、シーズン中もずっと石原さんと新井さんと黒田さん、ベテラン同士でご飯食べに行かれて、そこで意見交換をずっとされてたシーズンだったんですよ。
それを僕らは直接は聞いてないですけど知ってましたし、影でずっと努力をして頂いたというか。僕たちの悪いこと全部飲んでくれたんですよね。「お前らの好きなことをせい」って言ってくれて。

──のびのびとやらせてくれたんですね。

はい。そういう環境にしてくれたのが、あの3人ですね。

──ピッチャーは黒田さんが引っ張って行ってくれて、野手は新井さんが引っ張ってくれて。
その2人があれだけ仲良さそうにしているとチームの雰囲気も良くなるのかなと思いますね。


その2人が、まあ練習するんです。そしたら若手はやらんと(笑)。
新井さんに「なんでそんなに練習するんですか?」って聞いたことがあるんですけど、そしたら、「俺もやりたくないよ。朝からビール飲みたいよ!」って言われて(笑)。でも、やらなきゃいけないと。

──リーダーとしてチームのために…ということですね。

そうですね。自分のためではないんですよね。

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──先ほど名前が出ましたけれど、丸選手がFAで巨人に移籍されましたよね。その穴も相当大きそうな気がしますけれど…。

これはでかいですよ。丸が今の強いチームを作ってくれたなっていうのは僕自身も思っているので、その選手が抜けるとなると…。けど、人的補償で長野選手が来てくれたので、これでまたガラッと変わったんですよ。

──雰囲気が明るい感じがありますよね。

僕は今2軍なので1軍の練習を知らないですけど、この前、1軍の選手と話す機会があったので聞いたら、ちょっと違うと。都会っぽいと。
ご飯の食べ方にしろ、ファッションにしろ、みんなすごく刺激を受けているみたいです。
申し分ないくらいの実績もあるので、みんな頼ると思います。

──長野選手から移籍する際に直接電話をいただいたとか?

そうなんです。1月くらいに自主トレを京都でやっていたら、家にいるときに電話が鳴って。出てみたら「長野です」と。

──わざわざ電話をくださったんですか。

僕だけに電話をするっていうのは考えにくいので、おそらく目上の先輩の番号も全部調べて電話してるはずなんですよ。こいつはなんて奴なんだと。

──気の使い方がすごいですね!

そうなんです。だから、常に長野の周りには人がいますね。

──開幕戦が広島対巨人。しかも広島のホームゲームですけれど…。

丸には頑張って欲しいです!やっぱり、結果を出してもらわないと困りますね。
外野フライも取れなかった時期を知っているので、期待しています!

──やっぱり、プロに入ると変わるものなんですか?

技術、能力は全てあるからプロに入ってきてるんですけど、結果出してる選手っていうのは考えています。
考えて行動してやってるので、何も考えずにずっと何十年もやってる選手はいないと思います。

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──勝てなかった時代から4連覇を目指すチームに変わったカープを見てきた赤松選手だからこそわかる、強いチームの条件とはなんでしょう?

僕は「勝ち癖」だと思います。

──負け癖、勝ち癖なんて言葉は聞きますけど、実際にあるものなんですか?

あります。僕、両方知ってますから。
僕がカープに来たときは負け癖だったんです。悔しくないってことはないですけど、「はいはい。明日明日」って感じだったんですよ。
そのときは巨人がめちゃめちゃ強かったんですよね。2連敗したら「あ〜3連敗するな」みたいな。そういう悪い流れの方にばかりいってたんですよ。
初回に5点取っても次の裏に1点取られて、そのまま2点3点取られて…。「これは逆転負けするな」って感じで全てマイナスのイメージが多かったんですよ。

──逆に萎縮してしまったり、ミスも出やすくなりますね。

今は全く逆ですね。先制されても「ハンデハンデ!」っていう感じで、ものの見事に逆転しますから。
逆転のカープってよく言われていたんですけど、マスコミの方に言われることが選手にも入ってくるので、”逆転できるんじゃないか”っていう考えに変わっていくんです。今はみんな自信を持ってプレイしてます。

──優勝癖がついてますからね。今年もカープは強そうですね。
そして、この番組ではゲストの方にCheer Up Songを伺っています。赤松真人選手の心の支えになっている曲を教えて下さい。


米津玄師さんの「Lemon」ですね。
うちのチームメイトの松山竜平がよくカラオケで歌うんですよ。

──結構難しい曲ですよね。

いや、上手いんですよ!そして、声も大きいんです。だんだんマイクが離れていきますから(笑)。

──ちなみに、赤松選手がカラオケでいつも歌われる曲はあったりしますか?

僕は尾崎豊さんが好きなんです。「15の夜」でハマりましたね!

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今週のゲスト、広島東洋カープ 赤松真人選手の“サインボール”とサイン入りオリジナル番組タオルをプレゼントします!
ご希望の方は、番組WEBサイトのメッセージフォームからお送りいただくか、Facebookのアカウントをフォローしてコメントをしてください。
当選者には番組スタッフからダイレクトメッセージを差し上げます。



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