Athelete News
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19.02.02
目指すべき舞台のために
今週の「Athlete News」は、日章学園高等学校 ボクシング部 奈須海咲選手に話を伺いました。

宮崎県にある日章学園高等学校 ボクシング部はインターハイで
これまで、5度の優勝をするなど、強豪校として全国に知られています。
奈須海咲選手はそんな強豪校でライトフライ級39勝3敗という成績を収めます。
小学2年生の時、ボクシング好きだったお父さんに日章学園のボクシング部に体験として連れてこられ、その時の監督に誘われて日章学園中学校に入学。
そこで頭角を現し、全国大会を始め数々の大会で優勝。
高校2年生の時、日本代表として女子世界ユース選手権に出場。
東京オリンピック出場を目指しています。


──奈須選手は、高校2年生の妹と中学3年生の弟も日章学園ボクシング部ということでボクシング一家!
どんなご家庭なのか伺いました!


妹は私とは真反対で女の子って感じで、弟は兄弟の中で一番勉強もスポーツも器用にこなせます。
普通の話もしますけど、ボクシングが生活の中心になっているので、
強くなるための基礎的部分だったりトレーニングとかは家族も一緒に考えてくれています。
小学生の頃とかは内気というかネガティブな感じだったんですけど、
(ボクシングを始めてからは)いろんなとこに行ったり、いろんな人と関わるようになって考え方も変わったし、ポジティブになって性格が変わったなって親とかにも言われるようになりました。

──ボクシング自体はお父さんに誘われたので自発的に始めたわけではなかったそうなんですけど、
褒めてもらったりという楽しさもあったので、嫌々ではなかったそうです。
そして、ボクシング始めたことでポジティブなれたのは素敵なことだと思います。
そんな那須選手、高校2年生のときに中学生の頃から目標だった日本代表に選ばれ、女子世界ユース選手権に出場するんですけれど、初戦、判定で負けてしまいます。


国内でも多少の緊張はあるんですけど、世界に行くとやはり会場の雰囲気から全然違って。
(会場の)入場とかも決勝だけじゃなくちゃんと1回戦からあって、外国人の方を目の前にして本当に緊張がすごかったのと、外国人と日本人の戦い方とかの違いを感じました。
同じ階級で女子なんですけど、パワーの違いだったり”何が何でも勝つ!”っていう気持ちの強さだったりが外国人と日本人は違うなと感じました。
何をしてもいいっていうわけではないんですけど、何をしてでも勝つという気持ちの強さをもっと前に出して、もっと基本的なレベルを上げていけば勝てたかなぁと思います。

──初めて海外の選手と戦うとなると、やっぱり戸惑いも多いと思います。体格や考え方など今まで戦ってきた選手とは違うわけですからね。
ただ、高校2年生という早い段階でそういう経験ができたっていうのもすごく大きいと思います。
続いて、女子世界ユース選手権、初戦敗退でどう変化したのか。そして、ずっと続けている練習メニューを伺いました。


日本代表になったからには国内で負けられないっていう意識は強くなりました。
やっぱり勝負の世界なので勝つことにはこだわって練習して、どうしたら強くなれるか、どうしたら試合に勝てるようになるかを考えて練習しています。
食事はお母さんに言って栄養バランスを整えた食事をちゃんと朝昼晩と出してもらうように日頃から気を付けています。
ボクシングの競技以外でも背中を強くするためにボルダリングに行ったり、他の所に行ってトレーニングしたり、ストレッチなどは続けています。

──背中を強くするためにボルダリングを取り入れているということで。
ただ、筋力トレーニングっていうだけじゃなくて、楽しみながらトレーニングできるっていうのは良いですよね。バランス感覚も鍛えられそうな気がします。
奈須選手自身も、自身の体つきの変化だったり、パンチ力が増したという実感があるそうなんです。
さらに、奈須選手は調理科ということで、ご自身でも食事の管理ができるように勉強中ということで、生活全てがボクシングに向いている。本当にストイックな選手ですね。
そんなストイックな奈須選手、東京オリンピックが決まった時の想い、そして出場への想いについて伺いました。


東京オリンピックが決まった時はボクシングを始めたばっかりだったのでオリンピックが日本であるんだ〜っていう客観的な感じでしか思わなかったです。
全国大会とかで優勝して日本代表になって、国際試合とかに行ってオリンピックもうすぐだね。みたいな話になってくると少し自分も身近に感じられるようになりました。
(オリンピックに)出れるかって言われると正直厳しいと思うんですけど、日本でやるからには出たいなって思います!
もちろん、出るからには金メダルを取りたいです!

──東京オリンピックが決まった時は2013年。
ボクシングに取り組む中で日本代表にもなって、やはりオリンピックが目指すべき舞台だと思えるようになっていったんでしょうね。
そんな大舞台を夢見る日章学園高等学校 ボクシング部 奈須海咲選手のCheer Up Song伺いました。


ベリーグッドマンの『ハイライト』です。試合前とかは曲を聴かないんですけど、うまくいかなかったりとか、ちょっと落ち込んでる時に聴きます。

──最後に、奈須選手が同世代で気になる選手、そして、同じ10代の頑張っているリスナーにメッセージをいただきました!

卓球の平野美宇選手と伊藤美誠選手です。同い年なのにオリンピック選手として活躍してるし、
世界大会とかにも出場してしっかり結果を残したりしているので、同級生なのにすごいなって思います!
スポーツしてる・してないに関わらず、自分のやりたいこと、目標、夢だったりをちゃんと叶えられるように諦めずに一緒に頑張りましょう!


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