今週の「Athlete News」は、総合格闘家の所英男選手にお話を伺いました。

所英男選手は、1977年、岐阜県生まれの39歳。
総合格闘技のアマチュア大会で実績を積み、24歳の時プロデビュー。
『闘うフリーター』の愛称で親しまれ、2005年、総合格闘技イベント「HERO’S」のトーナメントで優勝最候補を倒し、一夜にして“シンデレラボーイ”となりました。
その後、主戦場を「DREAM」、「RIZIN」と移しながら、日本の総合格闘技界のトップで活躍されています。


──格闘家としてプロデビューして15年間、リングに立ち続ける原動力となっているものは何ですか？

格闘技が好きかどうかという感じで、怪我して離れた時も格闘技のことばっかり考えたりとか好きかどうかかなと思いますね。

──リングに上がる時の恐怖心はないですか？

今までそういう事はあまりなくて、”自分が何もできなかったらどうしよう”とか、”やってきたこと出せなかったらどうしよう”とか、そういう感じだったんですけど。
前回の「RIZIN」堀口戦は、試合前日くらいに急に怖くなったのかどうなのか…夜中大変でしたね。
号泣して、初めての感じでびっくりしました。

──7月末に行われた『 RIZIN 』のメインイベント。バンタム級トーナメント1回戦、堀口恭司選手との試合。
堀口選手がどういう選手かというと、UFCという総合格闘技 最高峰の団体で7勝1敗、日本人離れしたスピード、パワー、異次元の強さを誇る選手ですね

UFCという団体が限られた選手しか上がれなくて、僕も目指した時期はあったんですけど引っかかりもしなくて。
堀口選手はUFCに出て、タイトルマッチもやってるすごい選手ですね。自分が世界で戦っている人を大きくしすぎたのか、尊敬しすぎてるのか、特別なものでしたね。

──試合では敗れてしまいましたが、やりきった充実感は大きかったですか？

試合までの過程っていうのは、すごく納得してるというか…試合は勝つか負けるかなので。

──堀口選手とリングで対峙してみて感じたことはあったんですか？

自分から仕掛けようと思っていたんですけど、いざ向かい合ったら行けなかったというか、思った以上に強そうでしたね。

──毎回、ゲストの方のお気に入りの1曲を伺っています。所英男選手が試合前によく聴いている曲や心の支えになった曲はありますか？

所ジョージさんの「逆境ファイター 」という曲なんですけど。

──所ジョージさんとは面識があるんですよね？

番組の企画で、所ジョージさんが入場曲を作るみたいな感じで自分が同じ苗字で（笑）。
前々回の試合で勝った時に、所ジョージさんの番組に出させてもらって、勝利パレードと言って世田谷ベースの庭の中を車に乗って紙吹雪撒いて、10メートルくらいですけどパレードやらせてもらいました（笑）。

──ご自身のために書き下ろしてくれた曲というのはどうですか？

最高に嬉しいですね、子供の頃から知ってて、身近なタレントさんというか…その方に作ってもらうなんて、最初ギターの生演奏をしてもらった時に鳥肌がすごかったですね。

──日本の格闘技は、再び熱が戻ってきていますけど、所選手はジムも経営されていますが、そういった手応えはありますか？

そうですね、「RIZIN」が盛り上がっていて、特に女子格闘技が人気あって。今度の福岡大会でトーナメントが始まるんですけど、トーナメントをかけて試合をする大会があって、そこも超満員だったらしくて盛り上がってますね。


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう！

「9月9日（土）OA分の放送はこちら」