17.06.03
チームで戦うということ
──佐渡山選手は去年に続いて2度目、三田選手は、今年初めて高校生の日本代表に選ばれました。今年の意気込みを聞かせてください。
佐渡山：去年はチームの中で最年少だったので自分のゴルフに集中しがちだったんですけど、今年は2回目ということで、去年の経験を活かして少しでもチームに貢献出来たら良いなと思います。
──今回、チーム内で唯一出場経験がある佐渡山三田選手ですが、三田選手は今年が初めて。佐渡山選手から三田選手にアドバイスはありますか？
佐渡山：チームは、先輩方が引っ張ってくれると思うので、自分のプレーに集中して一打、一打頑張れば、大丈夫だと思います。
三田：自分が一番年下なんですけど、しっかりチームに貢献して団体優勝できるように頑張ります！
──男子は、1チーム4選手、女子は1チーム3選手の国別対抗世界選手権です。団体戦だからこその面白さ、難しさはどんなところでしょうか？
佐渡山：個人競技ではあるんですけど、個人のスコアが団体のスコアにつながるので、自分一人の力では勝てないし、チームの団結力、そしてチームワークが必要になってくると思います。自分ひとりのスコアが良くても、優勝はできないので、みんなで力を合わせて頑張ります。
──三田選手は、海外の選手と戦った経験はありますか？
三田：何回か、世界大会、アメリカなどで試合をしたことがあります。日本では見ないような選手だったり、飛距離の差だったりと刺激を受ける部分はたくさんありましたね。
──女子の団体は去年2位、男子は8位でした。 今年の目標を教えてください。
佐渡山：去年は、個人は良くて、団体は2位で、本当に最後の最後まで接戦で、結局、最後は悔しい思いをしたので、今年はそのリベンジをして優勝できればいいなと思います。
三田：やっぱり試合に出るからには、優勝が目標です。みんなが優勝というものに向かって、一人ひとり一生懸命にやっていれば結果はついてくると思うので、優勝目指して頑張りたいです。
三田：コーチに習ったことがないので、テレビなどでプロがやっている練習方法を見て、「バランスディスク」を使ったり、「左打ち」で練習してみたり……自分なりに良いなと思った練習法に取り組んでいます。
──学校帰りに1人練習場で黙々と300球を打ち込むという話も伺いましたけれども……。
三田：中学校の時までは、学校帰りに練習していたんですが、通信制の高校に入ってからは、朝から練習して、昼はコースにラウンドして、というように、ゴルフ漬けの毎日を送っています。
──お二人の最大の武器、自分の長所を教えてください。
三田：自分が一番得意なのは、ショットの精度だと思っています。ショットでしっかりグリーンを捉えて、チャンスを増やしてスコアをまとめていきたいです。
佐渡山：自分の中ではグリーン周りのアプローチが得意だと思っています。ショットが安定しなくても、アプローチでカバーしてスコアを作っていくゴルフが自分の長所だと思います。
──逆に、もっと伸ばしていきたい部分はありますか？
佐渡山：ショットの精度がもっと上がれば、スコアはよくなると思いますし、あと、パターがあんまり得意じゃないので、パターももっと練習していきたいと思っています。
佐渡山：私は、高校卒業してプロテストを受けたいと思っているんですけど、まだ決まっていなくて、アメリカメジャーにも挑戦したいと思っています。これから考えたいと思います。
──世界に向けて、英語も勉強中ですか？
佐渡山：去年からナショナルチームでやらせてもらってるんですけど、試合とかで結構英語が共通語なので、交流しながら覚えることもありますし、自分でも少し勉強しています。
──三田選手はプロ転向についてはどう考えられていますか？
三田：まだタイミングとかは考えていないんですけど、高校を卒業して、プロで活躍している選手もたくさんいますし、
そういった面ではこの高校三年間が大事になってくると思うので、一日一日だったり、一つ一つの試合を大切にして頑張っていきたいです。。
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