Athelete News
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16.02.27
アジアから世界へ、高く翔びたつ
今週の「ATHLETE NEWS」は、バスケットボール日本代表でトヨタ自動車アルバルク東京所属、田中大貴選手にお話を伺いました。

今年は、7月にバスケットボール男子のリオデジャネイロオリンピック世界最終予選、10月には国内新リーグ「Bリーグ」が開幕します。
男子バスケにとって注目の1年になります。



──田中大貴選手は東海大学3年で日本代表に招集されました。吸収することも多いんですか?

大学のレベルとは全然違っていて、大学生は海外の国と対戦する機会が少ないんだけど、代表に選ばれることによって世界が体験できましたし、まだまだ未熟ということを痛感しました。

──ポジションがシューティングガードということで、シュートの正確さも求められるのでは?

日本人は背が低いので、外からのシュートの確率が大事になってきます。自分はシュートに関してすごく自信があります。

──日本代表は、去年行われたリオデジャネイロオリンピック予選を兼ねたアジア選手権で4位という結果でした、これについてはいかがですか?

いま現在、日本のアジアで置かれている状況は厳しくて、アジアでは1チームしかオリンピックに出られないんです。その枠をかけて戦ったんですけど、4位に終わってしまって…。
今までは、日本は世界最終予選にさえ進めなかったんですけど、今回の場合は最終予選に出場できるということで、大きな一歩になったんじゃないかと思います。

──この最終予選が18カ国参加して、3カ国だけ出場権を獲得という厳しい条件ですね

これは、アジアで優勝するより厳しい戦いだと周りに言われています。

──いま、日本代表はどこを強化しようとされているんですか?

これは前々から言われていることなのですが、日本というのは高さがない、そこはどうにか出来る部分ではないので、ハンデの部分をどうにかするというよりは、日本の強みであるスピード、組織力、シュート力。これらを、もっともっといいものにしていかないと勝負は出来ないかなと思います。

──「Bリーグ」も始まりますから、それに向けてオリンピック出場を勝ちとってほしいですね。

そうですね、バスケット界に明るいニュースを届けたいので、まだメンバーは決まってないですけど、ぜひ選ばれてオリンピックの切符を獲得したいと思います。

──秋から始まる国内新リーグの「Bリーグ」田中選手が所属するトヨタ自動車アルバルク東京は1部になるということで、これに優勝すれば初代チャンピオンという栄冠になるわけですよね

そうですね、まず今はナショナルリーグの方が残っているので、そこで去年は決勝の舞台で負けてしまいました。その悔しさを晴らしたいというのが、今の思いですね。
「Bリーグ」に関しては、初代チャンピオンはもちろん、すごく盛り上がるリーグにしていきたいので、選手としてはお客さんが楽しめる、いいプレーを見せられるように努力していきたいと思います。

──田中選手は東京オリンピックのときには28歳、日本で行われるオリンピックということもあり、それついてはどうお考えですか?

オリンピックの舞台は、アスリートである以上憧れの舞台です。ましてや東京で開催されますから。自分もオリンピックを迎えるときには28歳、すごくいいタイミングなんじゃないかと思うし、このチャンスを何が何でも掴みたいという思いがあります。ぜひ、コートに立っていたいですね。

──28歳で東京オリンピックを迎えることになると、ご自身的には日本代表の中でどういった立ち位置だと感じますか?

28歳は年上のほうになると思うので、今も代表で色々な経験をさせてもらっていますけど。28歳を迎えるまでに、またさらに色々な経験をして、代表チームを引っ張れるような存在になっていければいいなと思います。

──毎回、ゲストの方のお気に入りの一曲を伺っています。田中大貴選手が試合前に聴いている曲や、心の支えになっている曲はありますか?

自分は、試合前にはけっこうノリノリな曲というか、テンションが上がるような曲をよく聴きます。緊張しやすくて、試合のことを考え出すとどんどんネガティブになっていってしまうというか…どんどん緊張していってしまうので、音楽の力を借りてあまり試合のことを考えずにいます。

──ノリノリな曲というと、どんな曲ですか?

Mark Ronsonの「UPTOWN FUNK feat. Bruno Mars」という曲で、先日行われたスーパーボウルのハーフタイムショーで披露されたんですけど、自分も大好きでずっと聴いてます。

──スーパーボウルもご覧になったんですか?

いろんなスポーツに興味があって、野球も観ますし、サッカーの代表戦なんかも観ますね。

──”自分にも取り入れてみよう”みたいに、参考にしたりもするんですか?

いろんなトレーニングを取り入れるのも勉強になるし、どんどん新しいものを、という思いはあります。

──最後に、リスナーの皆さんにメッセージをお願いします

バスケット界がもっともっと盛り上がっていくように、自分は精一杯努力して、いいパフォーマンスをファンの皆さんに見せたいなと思いますので、興味のある方は会場に足を運んでいただき、試合を観ていただけたらなと思います。