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2024.08.10

いよいよ終盤!パリオリンピック名シーン振り返り

今週の「SPORTS BEAT」は、いよいよ終盤!パリオリンピックで印象的だったシーンを振り返っていきました。
【陸上男子10000m】
陸上競技で最初のメダルが確定すると注目が集まった男子10000m。
日本からは、トヨタ自動車の太田智樹選手と、葛西潤選手が出場。
ここ最近の世界選手権やオリンピックでは、比較的遅いペースでレースが展開されることが多くありましたが、パリオリンピックではスタートからハイペースでレースが展開され、1位のタイムがオリンピック・レコードをマーク。日本記録を大きく上回る26分46秒台でようやく8位入賞という状況でした。
そんな中、太田智樹選手は24位、葛西潤選手は20位でフィニッシュしました。
レース後、太田智樹選手はインタビューで、「トラックかマラソンかはわからないけど、もう1度ここに帰ってこられるように頑張りたい」とおっしゃっていました。

藤木:オリンピックは、やっぱり記録よりも順位が大事になってくるので、牽制しあう展開が多いんですけれども、もう、そうじゃなくなってきた。

高見:はい。速かったです!

藤木:日本人選手も日本記録を更新してようやく27分が切れるかどうかという話になってきましたけれども、27分を切ったところで…みたいな(笑)。
中長距離の、やっぱりアフリカ勢の強さ。大変ですよ。太田智樹選手、ぜひ、またオリンピックの舞台に。次はマラソンですかね! 
またこの番組に来ていただいて、その辺の話を伺いたいですよね。

【陸上男子100m】
こちらも驚きの展開。男子100m、準決勝に挑んだサニブラウン・ハキーム選手は、オリンピックの大舞台で日本歴代2位、自己新記録となる9秒96を記録するも、決勝進出とはなりませんでした。
決勝は、0秒13のあいだに8人がひしめく大混戦となりました。
優勝したアメリカのライルズ選手が9秒79で、7位までが写真判定。7位の選手も9秒88という歴史的なレースとなりました。

藤木:サニブラウン選手はスタートも良かったと思いますし、何しろタイムが9秒96。ここ一番でそういうタイムが出せるというのは、相当実力が備わっている。
サニブラウン選手はこれで6度目の9秒台なのに、このタイムで決勝に行けないという…。先ほど中長距離と言いましたけれども、短距離のレベルが上がっていますよ。1人だけずば抜けてるというわけじゃなく、全体のレベルがそこまでいってしまっている。
でもそれが世界のスタンダードと思って、そこからさらに伸びていってほしいですよね。

【女子やり投げ】
去年の世界選手権で金メダルを獲得している女子やり投げの北口榛花選手は、予選の1投目から予選通過ラインを超える62m58で見事、決勝進出!
同じく女子やり投げで出場した上田百寧選手も61m08で予選全体12位となり、決勝進出を決めています。

藤木:北口榛花選手というと、最終の6投目での逆転優勝という印象がありますけれど、今回は順調です。
記録的にいうと、その後、北口選手を上回る選手がいたので7位という記録なので、「もうちょっと投げたかった」というのが本音じゃないかなと思いますけど。

高見:感覚を掴むために。

藤木:決勝は、8月11日午前2時30分から行われるということなので、ぜひともパリの地で、あの素敵な笑顔を見せてほしいです。

高見:見たいですね!

【男子3000障害】
東京オリンピックでファイナリストとなった三浦龍司選手が出場。
予選を組4着で通過し、挑んだ決勝の舞台。ハイペースでスタートした中、三浦選手は序盤、後方から徐々に集団の中程へと位置を取っていきます。集団のまま迎えた最後の1周。最後まで喰らいついて、8分11秒72の8位。東京オリンピックに続いての入賞を果たしました。

【柔道混合団体】
決勝戦は、前回の東京オリンピックと同じ日本対フランスとなりました。
決勝は3-3で並び、抽せんによって階級を決める代表戦は男子90キロを超えるクラスとなり、日本の斉藤立選手とフランスのリネール選手との対戦。6分を超える熱戦の末、フランスのリネール選手に一本を奪われ敗戦。
日本は2大会連続の銀メダルとなりました。

藤木:東京オリンピックも混合団体で負けてしまいましたが、今回は最初に3勝した時点で、これはもう、“もらった!”と思いましたね。
日本チームは怪我人がいたりということで、階級的には1つ下や2つ下の選手が出て、それでも勝ったので、“これはもう流れがきたな”と思ったんですけれども、残念ながら3対3になって、そしてデジタルルーレット。唖然としましたね(笑)。
世界王者に2度立ち向かっていく斉藤立選手のプレッシャーというか、すべてを背負わなくてはいけない。
でもこの経験が必ず、次に生きる。活かしてほしい。当然、今までもいっぱい努力してきたと思いますけれども、より一層。
オリンピックの悔しさはオリンピックでしか返せないと思うので、ロサンゼルスオリンピックを目指して頑張ってほしいなと思います。

【フェンシング】
フェンシングは全種目が終了。パリオリンピックで日本のフェンシングはまさにメダルラッシュ!
最初にメダルを獲得したのは男子エペ個人の加納虹輝選手。前回の東京オリンピック男子エペ団体の金メダルメンバーで、東京オリンピックの後も活躍を続け、世界ランキング1位も経験。今回のパリオリンピックで、男子エペ個人として金メダルを獲得しました。
その男子エペは、団体でも銀メダルを獲得。
他にも、女子フルーレ団体で銅メダル。
旗手を務めた江村美咲選手らの女子サーブル団体で銅メダル。
そして男子フルーレ団体では金メダルを獲得。
金2つ、銀1つ、銅2つと快進撃となりました。

藤木:東京オリンピックでも話題になりましたけれど、フェンシング、今回は大躍進でした。

高見:日本、強かったですね!

藤木:出た団体は全部メダルを獲ったことになります。
個人で金メダルを獲った、加納虹輝選手。準決勝の方が接戦でしたが、決勝は余裕がある金メダルでした。
フェンシング、見ていて面白いですね。

高見:フェンシングって、何回か見ていても“あれ、今何が起こったんだろう?”とわからない瞬間があったりしますけれども、見ていてグッと引き込まれて、面白い競技だなと改めて思いました。

【スケートボード】
<ストリート>
オリンピック前半のストリート種目で、男女ともに大活躍!
女子は、吉沢恋選手(14)が金メダル、赤間凛音選手(15)が銀メダル。
男子は、堀米雄斗選手が金メダル(東京につづき2連覇)。
<パーク>
お椀形のコースを45秒間、自由に3回滑り、その中で最も高い点数で順位をつける「パーク」でも、日本人選手が魅せてくれました!
女子は、4組ある予選で日本人選手3人が同じ組になり、東京オリンピックで金メダリストの四十住さくら選手が決勝進出を逃しますが、東京オリンピック銀メダリストの開心那選手が1位、16歳の草木ひなの選手が3位で決勝進出。
決勝でも、出場選手同士がリスペクトしあい、笑顔で励まし、喜び合うというスケートボードらしい雰囲気があふれる中、開心那選手が銀メダルを獲得しました。

藤木:スケートボードは若い選手が多いので、東京オリンピックは3年前ですが、開心那選手もだいぶお姉さんになっていましたね。
一方で、若い選手だけじゃなく、男子のパークでは49歳の南アフリカの選手、51歳のイギリス代表選手もいましたね。

高見:本当に皆さん素敵な技を見せてくれました!
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