丸山桂里奈さんは、1983年生まれ。
サッカー女子日本代表・なでしこジャパンのメンバーとして、2011年の女子ワールドカップ優勝、2012年のロンドンオリンピック準優勝に大きく貢献なさいました。
現在はタレントやサッカー解説者として様々なメディアでご活躍されています。
──この番組には、数多くのなでしこジャパンのメンバーが出演。『Athlete Beat』が始まった、第1回のゲストが澤穂希さん。それが10年前だったんですよ。
そういえば、言っていました! じゃあ、10年澤さんが若かったということですね。全然変わらないんですけど(笑)。
──他にも、杉田妃和選手、川澄奈穂美選手、宇津木瑠美選手、宮間あや選手、岩渕真奈選手、などなど。丸山桂里奈さんにご出演いただいたのは『Athlete Beat』時代の、2019年11月2日OA、東京モーターショーの会場での公開収録に来てくださいました。
はい、本当に、あの日のことは忘れたことがなくて。並んで立って録りましたよね(笑)。その会場ではみんな立っていて、逆に立っているのがいいなと思って、すごく印象深かったです。
──それが4年前。この4年で、人生が大きく変わられたんじゃないですか?
私はもう本当に変わりました。結婚もして出産もして。まさかその時はそうなるなんて思っていなかったので。人生、何があるかわからないです。
──お子様が生まれてもう1年ぐらいですか? ご出産の後、すぐ仕事に復帰されていましたよね。
そうですね。1歳と数日という感じです。
意外と、私は(仕事復帰が)遅いかなと思ったんですけれど、周りからは「けっこう早いですね」と言われました。
仕事と育児の両立は大変ですけれど、環境に恵まれていて。私は今、実家に同居しているんですよ。だから、仕事に行っている時とかもずっと私の両親が見てくれているので助かってます。
──丸山さんは、前回ご出演くださった公開収録のことをInstagramに掲載してくださっていまして、一部を抜粋してご紹介させていただきますと…「藤木さんとはおしゃれイズム以来でしたが、とにかくカッコよくて吸い込まれます。昔、むかーし、藤木さんのファンクラブに少しだけ入ったことがあるくらい大好きでした」とのことですけれども。
きっかけがなかったから言ってなかったんですけれど、ファンクラブに入っいたんです。アメリカに行っている時に入っていたんですよ。テレビドラマ『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)の“高野部長”から、本当にすごく好きで。
それで、(日本に)帰って来てから、(ファンクラブの)更新の仕方とかがわからなかったので、そこから入れていなかったんですけど、数年前からまたファンクラブに入らせてもらって、継続中です。
情報がメールでも届くし、事務所に緑の封筒が届いて、マネージャーさんがそれだけは開けないで、ファイルに入れて届けてくれるという作業をしてくれています(笑)。
──緑の封筒というと、年に4回頑張って発行している、ファンクラブの会報ですね?
そう! すごく頑張られているなって(笑)。
──人から、僕のファンで、ファンクラブに入っていたことがあるみたいだと聞いて、絶句しました(笑)。そんなこと、まったく仰らなかったから…。
すごく好きなんですけど、「好き」って言うと、周りの人がどうにか会わせてあげようとする、その感じがすごく申し訳ないなと思って。やっぱり、ファンの方もいますし。だったら、仕事の関係でうまく出会う方がいいじゃないですか。…という、自分のこだわりじゃないですけど、そういうものがあって。
でも、今日言ったので、これを機に、もうめっちゃ言います!
──さて、なでしこジャパンは、今、まさに今年のパリオリンピック出場権をかけたアジア最終予選の真っ只中! 去年の10月から11月にかけて開催されたアジア2次予選を、11得点、無失点の3戦全勝で勝ち抜き、最終予選へと駒を進めています。その最終予選というのが、本日(2/24)アウェーと来週水曜日(2/28)のホームで、北朝鮮との対戦となっています。北朝鮮は、どのようなチームですか?
本当に、姿勢が良い選手が多くて。普通、私も走る時はそうですけど、足が速い人って、けっこう前のめりに、猫背になりますよね。北朝鮮は、前傾姿勢の選手が誰もいないんですよ。本当に真っ直ぐ立っている。
──現役時代の中田英寿選手がわりと直立していたイメージですけれど…。
本当に、(北朝鮮のチームは)“中田英寿選手が11人”と思ってもらったら一番わかるかなと思います(笑)。
あとはもう本当に、アグレッシブさとか、そういうところは全然違いますよね。
──なでしこジャパンは、猶本光選手、安藤梢選手が膝の前十字靭帯負傷とのことですが…。
それこそ、安藤選手と昨日メールで話したら、初めて膝の前十字靭帯を損傷したと。私も、2011年ぐらいに前十字靭帯を切ったんですよ。だから、その時の大変さが、今すごくわかると言っていました。
膝(の靭帯)が切れると、今はちょっと繋がっているんですけど、ずっと引きずります。手術はしていますけど、手術した後にもずっとサッカーをやっていて、もう膝が限界で辞めたので。
──それは、現役引退された後でも、生活で痛みや不便さみたいなことはありますか?
あります。正座がうまくできなかったり。
リハビリの時、痛い時に曲げたりする訓練があるんですけど、私はそれをやらなかったんです。痛すぎて。“こんなの絶対無理だ”ってなって(笑)。機械だから、看護婦さんがいない時に足を外してサボっていたんですね。そうしたら曲がらなくなっちゃって、正座ができなくなっちゃったから、それは絶対に良くなかったなと、今は思っています。
それを安藤選手に強く言いました。「絶対、曲げた方がいいよ、リハビリちゃんとやってね」と言いました(笑)。
──今のなでしこジャパンは、どのようなチームですか?
よく選手にも話を聞くんですけれど、池田太監督は、性格は“お父さん”みたいな感じなので、多分、少し佐々木則夫監督…ノリさんみたいなタイプで、色々話を聞いてくれたりすると言っていました。アットホームな感じだと言っていました。
──今のなでしこジャパンがオリンピックに行くため、そしてオリンピックでメダルを獲るためにはどんなことが必要だと思いますか?
日頃の行いです。
もちろんチームなんですけど、個人ではみんな別のチームにいるじゃないですか。だから、そこでちゃんと練習して…とか、サッカーの面でももちろんですけど、プライベートとかそういうところで日頃の行いをちゃんとしている時の方が、やっぱり運が来ると思っているので。
だから、例えば挨拶をするとか、出されたものは残さないとか、ポイ捨てしないとか…細かいですけど(笑)。ちゃんとそれをやると、運が向いてくる気がします。
──丸山さんは、現役の時にやってらっしゃった?
私は挨拶される前からデカい声で挨拶をするタイプだったので。あとは、なるべくご飯も残さないし、よく噛んでました(笑)。身体的にもいいですし。
──なでしこジャパンのパリオリンピックへの切符を懸けた戦いは、本日サウジアラビアで対戦し、来週水曜日のホーム戦は、国立競技場で午後6時30分キックオフ予定です!この番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。丸山桂里奈さんの心の支えになっている曲を教えてください。
藤木直人さんの「プライド」です。
私はもうずっと藤木さんのことが好きで、この曲がすごく好きで。これはサッカーをやっている時もそうですけど、自分が自分らしくいていいんだと思えるような曲だったので、すごく支えていただいたので、これを選曲しました。
──『Athlete Beat』のエンディングテーマでした。当時、同じ事務所の後輩だったいきものがかりの水野良樹君にこの番組の趣旨などを話したら、書いてくれました。
そうなんですか!? 本当にすごくいい曲なんです。
今週は、番組が通算100回目の放送ということで、丸山さんから、花束、そして藤木さん、高見さんへのお手紙もいただきました! その独特!?なメッセージの内容は、爆笑トークと併せてぜひradikoのタイムフリーや『Audee』でチェックしてみてくださいね。今回お話を伺った丸山桂里奈さんのサイン入り色紙を、抽選で1名の方にプレゼントします。ご希望の方は、番組公式X(旧ツイッター)をフォローして指定の投稿をリポストしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。また、100回目のオンエアを記念して、リスナーの皆様への感謝をお伝えすべく、特別プレゼント(Amazonギフト券3000円分を10名様)をご用意しました。番組HPのメッセージフォームから『スポーツ選手、スポーツ界への応援メッセージ』と一緒に「100回記念プレゼント希望」と書いてお送りください!
そして今回お送りしたインタビューのディレクターズカット版を、音声コンテンツアプリ『AuDee』で聴くことができます。放送できなかったトークが盛りだくさん! ぜひお聴きください!