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2023.10.28

大記録に挑む!「“打倒トヨタ”を跳ね除けて勝ちきりたい」

今週の「SPORTS BEAT」は、トヨタ自動車硬式野球部・レッドクルーザーズの嘉陽宗一郎投手をゲストにお迎えし、お話を伺っていきました。
嘉陽宗一郎(かよう しゅういちろう)投手は、1995年、沖縄県出身。
小学生の頃から野球を始め、中学では一塁手兼控え投手、高校は四国の名門、愛媛県の松山聖陵高等学校に進学。亜細亜大学を経て、2018年、トヨタ自動車に入社。
トヨタ・レッドクルーザーズの一員として、昨年の日本選手権優勝に大きく貢献し、MVPを獲得されました。
今年(2023年)の都市対抗野球では、7年ぶり2度目の優勝、MVPに相当する橋戸賞を受賞。
9月から開催されたアジア競技大会には侍ジャパン社会人代表として出場し、銅メダルを獲得されています。



──侍ジャパン社会人代表として、アジア大会銅メダル獲得、おめでとうございます! 嘉陽投手にとって「侍ジャパン社会人代表チーム」とはどんな位置づけなんですか?

社会人の中でもトップクラスの選手が集まるので、いい刺激をもらいながら自分を高める、そういう存在になっていますね。

──今大会は3試合に登板。10/5韓国戦、10/7中国との3位決定戦、大事な試合で登板を任されました。「日本のエース」と言っても過言ではないですよね。

韓国が一番の(難しい)試合だったんですけど、相手がプロということで、自分の実力がどれだけ通用するのかという意味では、本当に良いピッチングが出来たかなとは思います。

海外のプロと試合が出来るということは、自分の中では、成長の糧というか、良い経験になりました。
(韓国チームは)若手主体なんですが、スイングの強さがやはり違って、当たれば外野をはるかに超えていくホームラン(級の当たり)ばかり打ってくるので、そういう中で、逃げずに、自分はストレートが持ち味なので、それで勝負が出来たということは、良い経験になりました。

──トヨタ自動車硬式野球部レッドクルーザーズの一員として、昨年の日本選手権、そして今年の都市対抗野球の優勝に大きく貢献。2021年から元中日ドラゴンズのエース、吉見一起さんがテクニカルアドバイザーに就任されましたが、チームに何か変化はありましたか?

若い選手だと(主に)技術的なことも聞くんですけれど、僕はメンタル的なことを質問することが多くて。僕は去年から先発をやり出したんですが、先発の入り方や打たれた時の切り替え方など、吉見さんからいろんなアドバイスを聞くようにしています。

──影響されたアドバイスとか、教えていただけたりしますか?

先発での試合前は緊張するんですけど、吉見さんも「緊張する」と言っていて。「緊張するのはしょうがないから、2日前ぐらいまではめちゃくちゃリラックスして、前日だけ緊張すれば、あとはもう1球投げたらどうにかなるから!」と言ってくださって、すごく楽になった記憶があります。

──テクニカル的なアドバイスは?

もちろんテクニカルなことも聞くことはあります。
僕も最近フォークボール、落ちる球を覚えたんですが、それも吉見さんから教えていただいたものです。
本当に、いろんな投手がいろんなことを教わっていますね。

──ご自身のストレートの良さの目安となる、バロメーターはありますか?

僕は、“投げミスでも、強さでファールが取れる”というところが、一番、“今日、調子がいいな”と感じられるところです。

──昨年の日本選手権は、嘉陽投手がレッドクルーザーズに入って初めての優勝!決勝戦にも先発されましたが、優勝した時の気持ちは?

いやもう、本当に初めてだったので。しかも、大学とかではもちろん優勝経験はありますけど、僕がここまでフル回転して(優勝)というのは初めてだったので…本当に、言葉にならないくらいとても嬉しかったです。

──大会MVPも獲得ということで、手応えのある大会になったんじゃないですか?

今までやってきたことが報われた大会になりました。

──今年の都市対抗野球でも、レッドクルーザーズは7年ぶり2度目の優勝を果たし、MVPにあたる橋戸賞も受賞ということで、その時のお気持ちは?

都市対抗は社会人野球の中で一番の大会なので、何か“ほっとした”というか、ちょっとですけど涙が出てしまうくらい嬉しかったです。優勝した瞬間にすごく安心しました。

──安堵の涙。会社の代表として出ているというところもありますよね。

“トヨタに恩返しがしたい”という気持ちも強いので、その中で優勝が出来て本当に安心しました。

──いよいよ11月からは社会人野球の日本選手権が始まります。 トヨタ・レッドクルーザーズは都市対抗野球優勝チームとして、19大会連続22回目の出場。記録としては史上初の2度目の大会連覇、更に史上2回目の2大大会3季連続優勝の可能性も…いろいろ記録ずくめの大会になりますよね。

そうですね。(記録に)挑戦できるのはトヨタ自動車しかいないので。選手たちは今もモチベーションが高いですし、僕自身もモチベーションが上がってきているので、楽しみです。

──日本選手権への意気込みを聞かせてください。

記録がかかっているので、相手は“打倒トヨタ”で向かってくると思いますけど、その相手を跳ね除けるくらいの力を見せて、勝ちきりたいと思います。

──この番組ではゲストの方にCheer Up Songを伺っています。嘉陽宗一郎投手の心の支えになっている曲を教えてください。

僕の心の支えになっている曲は、NiziUの「Take a picture」という曲です。
NiziUは、妻の影響で好きになったという感じです。
この曲は、結婚式の入場曲として使わせてもらったんですけど、妻と話し合って…好きな曲はいっぱいあるんですが、その中でも、この曲は 2人でポン!と出た曲なので。
好きになったきっかけが、2020年のコロナ禍で、僕が社会人3年目で、プロに行けるか行けないかの瀬戸際だった時に、対外試合とかが全部中止になってしまって。野球の練習も出来ない中で、NiziUプロジェクトを観て、“僕も頑張らないといけないな”と思わせてくれたのが、NiziUの子たちでした。そこからずっと応援しています。
正直、練習も出来なかった頃だったので、その時は寮生活だったんですが、寮の部屋で体幹とか地道なトレーニングをしながら、不安な気持ちもあったので、その中で僕よりも若い女の子たち頑張っているのを観て、“何をしているんだ!”と自分に喝を入れていました。

──最後に、いよいよ始まる社会人野球の日本選手権、応援しているファンへメッセージをお願いします!

二連覇もかかっている大会ですので、精一杯、トヨタらしい野球をみなさんにお見せできるように頑張ります。応援よろしくお願いします!


社会人野球の日本選手権、トヨタ・レッドクルーザーズの初戦は、11月9日(木)・京セラドーム大阪で午前10時から試合開始予定です!


今回お話を伺った嘉陽宗一郎投手のサイン入りユニフォームを、抽選で1名の方にプレゼントします。 ご希望の方は、番組公式X(旧ツイッター)をフォローして指定の投稿をリポストしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。

そして今回お送りしたインタビューのディレクターズカット版を、音声コンテンツアプリ『AuDee』で聴くことができます。
放送できなかったトークが盛りだくさん! ぜひお聴きください!

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