TOKYO FM & JFN38 STATIONS EVERY SAT.10:00-10:50

SPORTS BEAT supported by TOYOTA

TOKYO FM & JFN38 STATIONS EVERY SAT.10:00-10:50
TOP > SESSION-1
2023.04.15

チームは絶好調!パワーアップした姿を見せたい

今週の「SPORTS BEAT」は、先週に引き続き、いよいよ本日4月15日に開幕の女子ソフトボールリーグ JD.LEAGUE(JDリーグ)を特集! 今週は、トヨタ自動車女子ソフトボール部 レッドテリアーズの切石結女選手のリモートインタビューをお送りしていきました。
切石結女(きりいし・ゆめ)選手は、1999年、千葉県生まれ。
小学1年生の頃、地元の少年野球チームで野球を始め、6年生で千葉ロッテマリーンズ・ジュニアに選抜。
中学からはソフトボールに転向し、高校2年生の時に、ソフトボールの全国大会で春夏連覇。
現在は、トヨタ自動車女子ソフトボール部 レッドテリアーズのキャッチャーとしてだけではなく、日本代表にも名前を連ねていらっしゃいます。


──切石選手は現在、トヨタレッドテリアーズでキャッチャーを務めていらっしゃいますが、キャッチャーの魅力を感じる部分はどういったところでしょうか?

やはり、キャッチャーがサインを出して、ピッチャーがボールを投げて試合が始まるので、キャッチャーはとても大事なポジションだということを、実業団に来て改めて知りました。
(キャッチャーは)私のサイン1つで勝ったり負けたりするポジションなので、そこが魅力かなと思います。

──キャッチャーはゲームを作るポジションでもありますよね。

そうですね。“ゲームを作る”というところがかなり大事なポジションです。

──切石選手はキャッチャーとしての実績も非常に素晴らしく、2021年5月には、三輪さくら投手と完全試合! その翌日には、後藤希友投手とノーヒットノーランの記録を達成されました。すごいことですよね。

やっぱり、ピッチャーがすごいですね。本当に、踏ん張って踏ん張って…。サインを出すのはこちらですが、こちらに投げてきてくれるのはピッチャーなので。要求通りにバシッと投げてきてくれたから記録がついてきたなと感じています。

──記録達成が近づいてきた時、切石選手はわりと冷静な方ですか?

いや、やっぱりドキドキしますね。特に、最初に完全試合をした三輪さんは、途中まで(完全試合が近づいていることに)気付いていなくて、多分、最終回ぐらいで“え!?”みたいな感じで(笑)。
こちらは前々から気付いていたので、ずっとドキドキしながら、“ヒットを打たれないように!”と思いながらキャッチしていました。

──三輪選手、マイペースな方ですね。

かなりマイペースな性格のピッチャーで、逆に、次の日の後藤選手は始めから「ノーヒットノーランを狙うぞ!」というタイプのピッチャーなので、2人とも真逆で面白いです(笑)。

──ピッチャー、キャッチャーのコミュニケーションは大事だと思いますが、切石選手はどんなことを心がけていらっしゃいますか?

まず、私がしてほしいことを伝えるのもそうなんですけど、ピッチャーがやりたいことだったり考えたりしていることを聞いて、“意思疎通できるように”ということを一番に(考えている)。
それが試合に一番つながってくるので、試合の中で2人で考えてすぐまとまるような会話が練習の中でできるように、ということは心がけています。
なので、特にピッチング練習などは、なるべく深い会話ができるように意識してやっています。

──ノーヒットノーランの記録を達成された時の、キャッチャーとしての喜びというのは、どういったものがありましたか?

“ピッチャーがすごいな”と思っていましたが、周りの方に「ナイスリード」と言ってもらえて、そこで、“あ、そうなんだ!”と喜びを感じました。

──切石選手は本当に謙虚でいらっしゃるんですね。

そんなことはないんですけど(笑)。
でも、キャッチャーはそういうポジションだと思っているので。ピッチャーがいて成り立つポジションなので、いつも、“ピッチャー、ありがとう!”という感じでやらせていただいています。

──切石選手は、日本代表のキャッチャーとしても活躍されています。チームと日本代表の大きな違いというと、どういうところですか?

外国人を相手に戦うので、日本人相手だとパワー負けしていなくても、外国人相手だとパワー負けしてしまうとか、打ち方が“これじゃ打てない”だとか…(日本代表は)世界と戦うための練習をしているので、そこは大きな差というか、レベルも代表の方が更に上がってきますし、日本人相手と外国人相手だと戦い方も違うというところが大きな差だなと思います。

──やはり、代表として身の引き締まる思いというものもあるんでしょうか?

そこで生き延びていくには結果を出さないといけないですし、日本で結果を出していても海外で通じなかったら意味がないということも、昨年、代表に入らせていただいて感じたことなので、そこは頑張らないとと思っています。

──いよいよソフトボールのリーグ戦、JDリーグが、今日から、第1節が始まります。ズバリ、今シーズン、トヨタレッドテリアーズの調子はいかがでしょうか?

絶好調です!(笑)
昨年から若いチームになったんですが、更に今年はパワーアップした姿をお見せできるのではないかと思っています。

──頼もしいです! 今シーズン開幕戦、第1節は北九州ラウンドですが、切石選手の、“ぜひここを見てほしい”という部分を教えてください。

キャッチャーとしての売りが“肩の強さ”なので、走塁した時にセカンドでさしたり、スローイングというところを見ていただきたいなと思います。

──今シーズンのチーム目標と、切石選手個人の目標を聞かせてください。

昨シーズンは、ダイヤモンドシリーズの決勝戦まで行けずに、その前で負けてしまったので、今年こそは、まず、ダイヤモンドシリーズに出場すること、そしてチャンピオンになることが、チームの目標です。

私自身の目標は、昨年、「ベストナイン」をいただいたので、その記録を越せるような(成績を)打撃でも守備でも残せるような1年にしたいと思っています。

──この番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。切石選手のCheer Up Song・心の支えになっている曲を教えてください。

ONE OK ROCKさんの「Yes I am」という曲です。
座席に入る時の登場曲にしているんですが、曲の始まりがすごく好きで、歌詞も自信があるような歌詞なので、背中を押してくれるような歌で、好きです。



今回お話を伺った切石結女選手のサイン入りスマホスタンドを、抽選で1名の方にプレゼントします。 ご希望の方は、番組公式ツイッターをフォローして指定のツイートをリツイートしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。

そして今回お送りしたインタビューのディレクターズカット版を、音声コンテンツアプリ『AuDee』で聴くことができます。
放送できなかったトークが盛りだくさん! ぜひお聴きください!
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!
4月15日(土)OA分の放送はこちら