──横浜生まれで中学卒業まで横浜で育った大貫投手としては、この日本一に感慨深いものがあったのではないですか?
小さい頃からベイスターズを応援していましたし、横浜スタジアムには本当に通っていたので、まさか選手として、グラウンドに自分が立っている時に優勝できるなんて夢にも思っていなかったです。
──日本一になって、地元横浜の様子というのは、大貫投手にとってどう映っていらっしゃいましたか?
地元の、それこそ友達とかもすごく温かい言葉をかけてくれましたし、パレードにもたくさんのファンの方が駆けつけてくれて、とても盛り上がっているなと肌で感じることができてすごく嬉しかったです。
──地元横浜の方にかけてもらった温かい言葉の中で、特に印象的だったのはどんな言葉ですか?
やっぱり「ありがとう」という言葉がすごく印象的でした。プレイヤーなので、ファンの皆様の歓声や球場に来ていただくことが僕たちの力になっているので、逆に“ありがとう”というのは僕たちが思っていることなんですけど、そういうファンの方から「ありがとう」と言われたのはとても印象深かったですね。
──日本シリーズ第6戦では4回4安打2失点と粘りの投球を見せて、26シーズンぶりの日本一に貢献されましたが、長いリーグ戦、そして短期決戦のクライマックスシリーズ、さらに日本シリーズと同じ勝利を目指すというところは共通していますけれども、気持ちや試合への入り方に何か違いはあったりするんでしょうか?
やっぱり「負けられない」という(気持ちが強かった)。レギュラーシーズンももちろんそうなんですけれども、より一層、1試合1試合の重みがすごく乗ってくるシリーズだったので。2回投げさせていただいたんですが、最初はやっぱりすごく緊張しました。2回目は少し楽しむ余裕も出てきて、ファンの方の期待やチームの一体感というものもシーズン中とは違うなと思いました。
──大貫投手は昨シーズン、ピアノトレーニングを行っていたそうですが、このピアノトレーニングの目的は何でしょうか?
トレーニングというか、趣味でピアノが弾ける人はカッコ良いなと小さい頃から思っていたので、何かを始めるのに遅いということはないと思って、一念発起してキーボードみたいなものを買って始めたんです。トレーニングの目的というよりは、趣味として自分がピアノが弾ければいいなという思いで始めました。
──体の使い方で、何か野球に活きてくることとかはないですか?
やってみて思ったんですけれども、ピアノはすごく手が滑らかに動かないといけないので、変化球にはすごくいいのかなと思いました。
あとは、姿勢良く座らないと上手に弾けないので、昨シーズン背中を少し痛める時があったんですが、そういうところにもすごくいいのかなと思いましたね。
──今年のベイスターズは「横浜奪首」をチームスローガンに掲げていますけれども、大貫投手は、「横浜奪首」という言葉はどう感じていらっしゃいますか?
“優勝に向かって、チーム一丸となっていろんなものを挑戦者として奪って獲る”というか、勝ちにいくような意図を感じるので、すごくいい言葉だなと思います。
──個人のスローガンも教えていただいてもよろしいですか?
毎年言っているんですが、規定投球回に到達したことがまだないので、規定投球回に到達することを今年は目標にしています。
──チームとしての目標もぜひ教えてください。
もちろんリーグ優勝、そして日本シリーズ連覇でよろしく願います。
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