Legend Story
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15.06.20
アメリカ男子バスケットボール代表 ドリームチーム?

1992年のバルセロナオリンピック。
この大会で世界中が注目し、最も早くチケットが売り切れた競技、それは男子バスケットボール。

ソウルオリンピックでまさかの銅メダルに沈んだアメリカが、バスケットボール発祥の地の威信を懸けてNBAのトッププレーヤーを送り込んだのだ。

NBAでは、決して見ることのできない奇跡のチームが誕生した。
神様・マイケル・ジョーダン、
NBA史上屈指のポイントガード、マジック・ジョンソン、
そのライバルだったラリー・バード、
最強のセンター、パトリック・ユーイング、
さらに、カール・マローン、チャールズ・バークレーといった、チームの中心選手がずらりと顔を揃えた。

何もかもが桁違いだった。
スペインへは、チャーター機2機で入国し、選手村ではなく、新築の豪華ホテルを丸ごと借り切って滞在した。

しかし、一方では、本当に金メダルを奪回できるのか、不安視する声もあった。
他の国は、半年や1年という長期間をかけてチームを作っていたが、ドリームチームは、アメリカ大陸予選の前にわずか6日間練習しただけ。
また、スター選手ゆえに互いのエゴがぶつかるのではないか?などと、チームワークや精神的な面が危惧された。
  
それだけではない、NBAはクオーター制だがオリンピックはハーフ制、またゾーンディフェンスの禁止など、NBAルールと国際ルールの違いもあった。

ところが、大会が始まると、そんな声は瞬く間に吹き飛んだ。  
ドリームチームは、シーズン中ほどの力も出さず相手を圧倒。
予選から決勝までの全8試合で100点ゲームを達成。
決勝のクロアチア戦も117対85で圧勝した。
その圧倒的かつ華麗なプレースタイルで観客だけでなく、対戦相手すら魅了したドリームチーム?。
NBA史に残る名選手が勢ぞろいしたこともあり、歴代最高のアメリカ男子バスケットボール代表チームとして語り継がれている。