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21.06.26
渡邊雄太
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世界最高峰のアメリカ・プロバスケットボールリーグ・NBA。
日本人にとって夢のまた夢、と言われていたその扉を開け、2004年、日本人初のNBAプレーヤーとなった、田臥勇太。
2019年、ドラフト9位でワシントン・ウィザーズ入りを果たし、今やチームの主力として活躍する、八村塁。

そして、今年4月、日本人3人目のNBA本契約を結んだ、トロント・ラプターズ、渡邊雄太。
2018年にメンフィス・グリズリーズと「2ウェー契約」。
マイナーリーグ所属でありながら、NBAの試合にも出られるこの契約で限られた試合数ながらNBAの舞台には立っていた。
NBA挑戦から3シーズン目となる今シーズン、トロント・ラプターズに移籍。
「2ウェー契約」で下部リーグとNBAを行ったり来たりしながら本契約を目指した。

ディフェンスでは、評価が高かった渡邊だが、課題は、オフェンス。
自ら決めに行くよりも仲間を活かすプレーを心掛けていたことや、一つのミスで交代させれる立場ゆえに、結果として無難なプレーになりがちだった。

そんな状況を打破するため、渡邊は、ゴール付近でのシュート練習を徹底的に行い、積極的に決めにいくことを心掛けた。
ドライブからのダンク、中間距離でのジャンプシュート、そして、もともと得意としてた3ポイントシュート。
味方からの信頼を得て、ボールが集まってきたこともあり、本契約が決まる直前は3試合連続で2ケタ得点をマーク。
4月16日には、自己最多の21得点をマークする活躍をみせた。

スピード、テクニック、フィジカルを兼ね備え、ディフェンス、オフェンス、両面で活躍できるオールラウンダー渡邊雄太。
本契約をつかみ取り、出場機会が増える来シーズン、NBAの舞台でさらなる輝きを放つに違いない。


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