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21.06.19
シドニー五輪サッカー日本代表
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1996年のアトランタオリンピック。
23歳以下・サッカー日本代表は、初戦で優勝候補のブラジルを1対0で破り、ジャイアントキリングを実現。
それは、「マイアミの奇跡」と称され、今なお語り継がれている。

そして、4年後のシドニーオリンピックでは、中田英寿、中村俊輔、高原直泰、稲本潤一、宮本恒靖、松田直樹ら、後の日本サッカーで主役となる、そうそうたる顔ぶれがそろった。

史上最強とも呼ばれ、1968年のメキシコ大会以来となるメダル獲得を期待された、シドニーオリンピック、サッカー日本代表。
チームを率いたのは、フィリップ・トルシエ監督。
2年後の日韓ワールドカップを見据え、A代表と兼任で指揮を執った。

日本は、グループリーグで、南アフリカ、スロバキアに連勝、第3戦のブラジルには1対0で敗れたものの、メキシコ大会以来、32年ぶりの決勝トーナメントに進出を果たした。

1回戦の相手はアメリカ。
試合は、死闘となった。
前半30分、中村からのクロスに柳沢が頭で合わせて先制のゴール。
後半23分に一度は同点に追いつかれたものの、その4分後、中村のクロスから高原が決めて勝ち越し。
しかし、日本は、試合終了間際にペナルティキックを許し、同点。
2対2のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦へと突入した。

両チーム3人ずつ決め、日本の4人目は、エース・中田。
右足で蹴ったボールは、ゴールポストの左を直撃してまさかの失敗。
中田は、大きくのけぞり、頭を抱えた。
一方のアメリカは、全員が決めて、日本は惜しくも敗退、メダル獲得とはならなかった。
それでも、2年後の日韓ワールドカップでは、このメンバーが中心となって、日本は初の決勝トーナメントに進出を果たした。


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