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21.06.05
佐藤友祈
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車いす陸上で活躍し、東京パラリンピックで金メダル候補となっている佐藤友祈。
中学時代は陸上中長距離に励み、高校ではキックボクシングのジムに通ったスポーツマン。
しかし、そんな生活が一変したのは2010年、佐藤が21歳の時だった。

脊髄炎を発症し、1か月の入院。
車いす生活を余儀なくされ、退院後は3か月ほどふさぎ込んだ。
「介護されないと自分では何もできない」と思いこみ、明るい未来を見いだせない毎日を過ごしていた。

そんな佐藤に転機が訪れたのは2012年、22歳の時にテレビで見たロンドン・パラリンピック。
会場の熱気と大歓声。
陸上で車いすの選手が時速30キロを超える速さで疾走する姿に、自身の障害者に対するイメージが一変。
競技スタートを決意し、4年後のリオデジャネイロ・パラリンピック出場を目標に掲げた。
周囲からは「無理だ」という声もあったが、佐藤は、「絶対に出場する」と目標に向かってひた向きに練習を続けた。

大きな飛躍を遂げるきっかけとなった出会いは、2014年。
同じ岡山市内に住み、車いす陸上でロンドンパラリンピックに出場した松永仁志から直接指導を受けるようになった。
佐藤は、瞬く間に実力を伸ばし、1年後の2015年、世界選手権に出場。
そして、念願のリオ・パラリンピック出場を果たし、400メートル、1500メートルで2個の銀メダルを獲得した。
2017年の世界パラ陸上大会では、両種目で2冠を達成、さらに2018年には、両種目で世界新記録をたたき出し、世界トップへと上り詰めた。
残すは、東京パラリンピックでの金メダル。

佐藤友祈がこの夏、表彰台の一番上を目指す。


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