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21.04.10
石川佳純
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今年1月に行われた卓球の全日本選手権、女子シングルスで、石川佳純が優勝を果たし、5年ぶりに女王に返り咲いた。
石川の全日本制覇はこれで5度目、最初の優勝は、ちょうど10年前の2011年だった。
当時、石川は17歳の高校生。
決勝で、福原愛をやぶっただけでなく、高校生の優勝は22大会ぶりということもあって、大きな注目を浴びた。

そこから2年間は、福原に決勝で敗れて準優勝に終わったが、2014年の全日本選手権で、2度目の優勝を果たすと、そこから3連覇。
石川は、日本の女子卓球界をけん引する存在となった。

しかし、その後は、"黄金世代"と呼ばれる、伊藤美誠、平野美宇、早田ひな ら、2000年生まれの選手たちが台頭。
石川は、4年前に平野、3年前は伊藤、おととしと去年は早田に敗れ、優勝からは遠ざかっていた。
限界説も石川の耳に届くようになる。

それでも石川は諦めず、コロナ禍で試合が軒並み中止になる間に、苦手なバックハンドを徹底的に鍛え直し、受けのスタイルから攻めのスタイルへと立ち返った。

迎えた、全日本選手権決勝、相手は日本のエース格となった伊藤。
ゲームカウント1−3と王手をかけられたが、粘り強く戦い、3ー3のイーブンに持ち込む。
最終第7ゲームも一進一退の展開となったが、9対9の同点から石川は、持ち味のフォアハンドを積極的に打ち込み、11対9で勝利。
両手を高々と掲げて喜びを爆発させた。

台頭する若い力の壁となり、女王の座に返り咲いた石川佳純が東京オリンピックに向けて確かな手ごたえを掴んだ。


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