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20.12.26
岩隈久志
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近鉄バファローズ、楽天イーグルス、メジャーリーグ、シアトル・マリナーズなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた岩隈久志が、21年間の現役生活にピリオドを打った。

堀越高校時代に甲子園出場はなかったが、1999年のドラフト会議で近鉄から5位指名を受けて入団。
2004年に15勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得すると、楽天時代の2008年には21勝を挙げ、最多勝、リーグMVP、さらに、投手最高の栄誉とされる「沢村賞」にも輝いた。

2009年の第2回、WBCワールド・ベースボール・クラシックでは、侍ジャパンの一員として出場、松坂大輔、ダルビッシュ有と共に先発の三本柱を担った。
第1ラウンドの韓国戦、負ければ敗退となる第2ラウンドのキューバ戦、そして、決勝の韓国戦と、重要な試合の先発を任され、いずれも好投。
3勝を挙げMVPに輝いた松坂が「クマに悪いな」というほど、岩隈のこの大会でのピッチングは光っていた。

2012年からは、活躍の場をアメリカに移し、マリナーズに入団。
13年には14勝、14年には15勝を挙げると、15年、岩隈は、ボルチモア・オリオールズ戦で、メジャーリーグの歴史にその名を刻むこととなる。

持ち前の制球力と緩急をつけたピッチングで内野ゴロの山を築き、その数「11」。
1本のヒットも許さず、野茂英雄以来となるノーヒットノーラン達成した。
岩隈にとってメジャー初完投が、日米を通じて初の偉業達成になった。

2019年には、8年ぶりとなる日本球界復帰、WBCベースボールクラシックで共に戦った原監督期待の元、巨人入りしたことで大きな話題となった。

右肩のケガから1軍での登板は叶わなかったが、近鉄と楽天で107勝、メジャーで63勝、日米をまたにかけ数々の記録を打ち立てた背番号「21」は、「最高の野球人生だった」と、笑顔でユニフォームを脱いだ。


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