Legend Story
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20.09.12
小川泰弘
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8月15日、東京ヤクルトスワローズのエース、小川泰弘がプロ野球史上82人目となるノーヒットノーランを成し遂げた。

横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ戦。
チームが5連敗する中で、「今日で絶対止めたい」と、強い気持ちで臨んだ小川だったが、決して楽なマウンドでは無かった。
1回からフォアボールを与え、2回には、味方のエラーからランナーも出した。
それでも徐々に調子を上げ、キレのあるストレート、フォーク、チェンジアップを投げ分け、DeNA打線を抑えていく。
3回から7回は、三者凡退に切って取った。

最大のピンチは、8回。
先頭の倉本をフォアボールで出塁させると、続く中井をショートゴロに打ち取りダブルプレーと思われたが、セカンドの廣岡がファンブル。
ノーアウト1、2塁となった。しかし、小川はいたって冷静。
マウンドで帽子をとって謝る廣岡の肩をポンポンと叩く気遣いを見せると、後続の3人を、三振、ライトフライ、ショートゴロと打ち取って、見事に窮地を脱した。

最終回、記録達成まであとアウト3つ。
先頭の山下をファーストライナー、佐野をファーストゴロ、最後は代打・乙坂をフォークで空振り三振に仕留めた。
小川は、マウンド上でグラブをポンポンポンと3度叩き、両手を上げてガッツポーズ。
試合中は無表情だったが、駆け寄ってきたキャッチャーの西田と抱き合い、ようやく笑顔を見せた。

メジャーリーグの大投手、ノーラン・ライアンを参考にしたフォームから、「ライアン小川」の異名を持つエースが、プロ8年目にして、その名にふさわしいノーヒットノーランの勲章を手にした。


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