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20.04.25
一山麻緒
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3月8日、東京オリンピック・女子マラソン代表の最後の一枠を争う名古屋ウィメンズマラソンが行われた。

雨が降りしきる悪条件の中、最後の切符を掴んだのは、招待選手の中で最年少の22歳、一山麻緒(いちやま・まお)。
1997年生まれ、鹿児島県出身。
高校卒業後の2016年、実業団の名門・ワコール入り。
そこで、福士加代子らを育てた、名将・永山忠幸監督の元、厳しい練習を積んだ。
マラソンデビューは、去年3月の東京マラソン。
2時間24分台の好タイムで日本人女子トップの7位に入り、脚光を浴びた。

去年9月のMGC・マラソングランドチャンピオンシップは、序盤から積極的に飛び出し、レースを引っ張ったが、後半失速して6位。

東京オリンピックへの切符、最後の1枚を掴むため、一山は、名古屋ウィメンズマラソン直前の1か月前、アメリカの高地で、永山監督が課した、「鬼メニュー」と言われる過酷なトレーニングに挑んだ。

スピードと持久力を強化するため、5キロ走を8本繰り返す練習で、最初の6本は、レースで記録を狙うための1キロ3分20秒ペース。
そして、残りの2本はさらにペースを上げるというもの。

特訓の成果は、レース本番で見事に現れる。
一山は、30キロ付近でペースアップし、先頭集団を飛び出すとそのまま独走。
1月に大阪国際女子マラソンで松田瑞生がマークした2時間21分47秒を上回る、日本歴代4位の2時間20分29秒でゴールした。

過酷な練習の末に手にした東京オリンピック代表の座。
ニューヒロイン・一山麻緒が、鬼メニューでさらなる高みを目指す。


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