お正月の風物詩、箱根駅伝。
平成最後となった今年、2日間に渡る227.1キロのドラマは、
東海大学の初優勝で幕を閉じた。
5連覇がかかる青山学院大学、去年、総合2位の東洋大学、
そして、黄金世代の3年生を中心に悲願の初優勝を目指す東海大学、
前評判通り、この3強の大学を中心にレースは動いた。
往路優勝を果たしたのは、東洋。
4区の相澤が区間新記録を樹立してトップに立つと、
そのまま首位をキープし、2年連続で往路のゴールテープを切った。
2位は、1分14秒差で東海。
青山学院は、5区の山登りで、竹石が3位から順位を下げ、
トップと5分30秒差、まさかの6位で往路を終えた。
2日目の復路は、逃げる東洋を東海が追う展開。
6区でその差を6秒詰めると、
7区では、阪口が1分以上縮める快走を見せ、
襷を渡す平塚中継所で、その差はわずか4秒となっていた。
そして、勝負の8区。
東海の小松は、序盤、東洋・鈴木の背後にピタリとつける。
仕掛けたのは、14キロ過ぎ、遊行寺坂の手前だった。
後ろから機会を伺っていた小松が一気にスパート、
差をグングン広げていく。
小松は区間新の快走で、東洋に51秒差をつけた。
9区は、キャプテン・湊谷が区間2位、
そして、アンカー・郡司も区間3位の力走を見せる。
復路で、6位から2位まで順位を上げた青山学院の追い上げも及ばず、
10時間52分9秒の大会新記録で大手町のゴールテープを切った。
悲願の初優勝を飾った東海、
復路優勝で王者の意地を見せた青山学院、11年連続3位以内の東洋。
さらに今年の出雲を制した國學院大学と、
出雲2位の駒沢大学を加えた、5強による熾烈な争いが予想される。
令和最初の箱根駅伝は、どんなドラマが待っているだろうか。
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