テレビゲームをスポーツとしてとらえ、
近年世界的に盛り上がる「eスポーツ」。
今年秋の茨城(いばらき)国体では、人気サッカーゲーム
「ウイニングイレブン」を使った競技会が実施される。
さらに、2022年のアジア大会で正式競技となることが決まり、
将来のオリンピック採用を目指す動きも出てきている。
年々、競技人口は増え、世界で1億人以上がプレー。
海外では億単位の賞金が出るゲーム大会も開催され、
プロゲーマーが続々と誕生している。
このeスポーツの舞台で活躍し、脚光を浴びている日本人選手がいる。
「ときど」選手。本名、谷口一、33歳。
人気格闘ゲーム「ストリートファイター」の選手で、
2017年、ラスベガスで開催された
世界最大の格闘ゲーム大会で優勝するなど、
その実力は世界でトップクラス。
その経歴は異色で、進学校の麻布高校から東京大学に進学し、
科学者を目指して大学院に進んだものの、研究が上手く進まず挫折。
そんな時、ゲームの世界で食べていくプロゲーマーの存在を知り、
子供の頃から大好きだったゲームの世界に飛び込むことを決意。
2010年に中退してプロゲーマーとしてデビューした。
格闘ゲームは、コンマ1秒の判断が勝敗を分ける。
反射神経、駆け引き、その姿は、アスリートさながら。
「心・技・体」全てが揃っていないと勝てない、と語るときど選手は、
ゲームの練習は、毎日、最低でも8時間。
さらに、毎朝必ずスポーツジムで体を動かしている。
筋トレで交感神経を一気に上げてから、呼吸を整え、
少しずつ副交感神経系を優位にしていく。
こうすることで集中力を上げ、パフォーマンスが上がるという。
東大卒のプロゲーマー・ときど選手、
「この業界を背負えるぐらいの器になりたい」と、
生活の全てを捧げ、eスポーツの第一線を走っていく。
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