2020年の東京オリンピックで、メダルラッシュが期待される日本競泳陣、
中でも金メダルに最も近い存在の1人とされるのが、大橋悠依。
200と400メートルの個人メドレーが専門で、
8月のパンパシフィック選手権とアジア大会では、
あわせて3つの金メダルを獲得した。
1995年、滋賀県生まれ。
身長173センチの恵まれた体格から繰り出す
ゆったりとした美しいフォームが持ち味の彼女。
一躍脚光を浴びたのが去年の世界選手権。
200メートル個人メドレーで2分7秒91の日本新記録を叩き出し、
銀メダルに輝いた。
今でこそ華々しい活躍を見せる彼女だが、高校までは、ほぼ無名の存在。
大学時代の前半は、怪我や体調不良に悩まされ、
練習もままならない日々を過ごした。
大学2年で出場した日本選手権の200メートル個人メドレーでは、
出場40人中40位と最下位。
一時は、水泳を辞めることすら考えていたが、
体調不良の原因が貧血であることが分かると、
食事の見直しや薬で少しずつ改善。
体調がよくなると、練習にも前向きに取り組めるようになった。
一度どん底を経験したことで、改めて水泳の楽しさを実感、
タイムも飛躍的に伸びた。
アジア大会では、競泳日本女子の主将を務め、
400メートル個人メドレーでは、2位に2秒85の大差をつけて圧勝。
しかし、200メートル個人メドレーでは、
連戦による疲れから銀メダルに終わり、悔し涙を流した。
「東京オリンピックがあるからこそ、負けていられない。
もっと自分の気持ちを高めていきたい」。
さらなる成長を誓った遅咲きのヒロイン・大橋悠依が、
2年後の東京オリンピックで大輪の花を咲かせる。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!
「10月13日(土)OA分の放送はこちら」