「神の子」とまで呼ばれた、20世紀を代表するサッカー選手、「ディエゴ・マラドーナ」。
1960年、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで貧しい家庭に生まれ、幼少期はスラム街で過ごした。
マラドーナが3歳の時、「人生で最も素晴らしいプレゼント」という革製のサッカーボールをいとこからもらった。
ここから彼のサッカー人生がスタートする。
幼いころから抜群のサッカーセンスを発揮すると、アルゼンチンリーグ史上最年少となる15歳でプロデビュー。
翌年の1977年には、代表デビューを果たした。
そんなマラドーナの今なお語り継がれる伝説プレーが1986年のワールドカップ・メキシコ大会にあった。
準々決勝のイングランド戦、後半6分、ゴール前にふわりと上がったボールに、マラドーナが走りこむ。
ゴールキーパーが飛び出し、パンチングしようとしたが、わずかにマラドーナが早く触れ、ゴールネットを揺らした。
ヘディングシュートに見えたこのゴールだが、実は左手に当たっての得点だったのだ。
しかし、主審はゴールを認め、後に「神の手ゴール」と呼ばれようになった。
このゴールからわずか3分後、マラドーナは、天才レフティーとしての実力を見せつける。
センターライン付近でボールを持つと、およそ60メートルをドリブルで独走。
なんと左足だけで相手キーパーを含め5人を抜き、ゴールを決めた。
マラドーナの2つの伝説のゴールにより、アルゼンチンは、2対1で勝利。
この大会、マラドーナは、通算5得点5アシストの活躍で母国アルゼンチンを2度目の優勝に導き、MVPを獲得。
ワールドカップ・メキシコ大会は、「マラドーナのための大会」とよばれた。
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