Athelete News
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14.09.06
クリケットの未来を担う2人
今週の「ATHLETE NEWS」は、クリケット女子日本代表から柳田舞選手、大田くる美選手のお2人にお話を伺いました。

クリケットはイギリス発祥のスポーツで、日本ではそれほど馴染みのないスポーツかもしれませんが、競技人口はサッカーに次いで世界第2位なんです。

人数は、1チーム11名、2チームの対戦でバットとボールを用いるスポーツです。


ーお2人ともクリケットの日本代表という事なんですけど、お2人とも投手なんですね。

「クリケットではピッチャーという名前ではなく、ボウラーと言われているのですが、野球みたいに一人が完投というわけにはいかないので一試合にボウラーが5人いるんです」

ークリケットというと野球の元となったスポーツと聞きますね。貴族のスポーツで3日間かけて競技をすると聞きました。

「長い試合だと1週間以上かかる試合もあるんです(笑)。今は盛り上げる為に短い試合が流行っています。短くて午前中で終わりますね」

ーずいぶん凝縮されましたね(笑)。基本的にどういう風にやるスポーツなんですか?

「野球で言うバッターがバッツマンと言うんですけど、ボウラーがバッツマンに投げて打つ、基本的なルールは野球とかなり近いですね」

ーちなみにストライクゾーンとかはあるんですか?

「バッツマンが打ちにくいと言われているゾーンがあって、バッターボックスみたいに線が引いてあるんです。そこを出てしまうとワイドといって野球で言うボールになってしまうんですよ。それで、相手チームに1点が入っちゃうんです。野球と似てるスポーツですが、スコアは全然違いまして何百対何百という感じなんですよ(笑)」

【彼女たちが担うものは?】


ー投げ方は野球とほぼ一緒なんですか?

「肘を曲げないで投げます。曲げると反則になってしまうんですよ。それで、ある程度助走をつけて投げるんですよ。やり投げみたいなイメージですね。クリケットの男子のプロだと、野球と変わらないくらいボールの早さが150キロくらい出るんです」

ー素手でボールを捕ると聞いたのですが、こんなに硬いボールを素手で捕るのは大丈夫なんですか?

「練習します(笑)。突き指をする方も多いんですよ」

ーそんなクリケットが、もうすぐアジア大会で見られるという事ですが目標はありますか?

「メダルを獲得したいですね。出場国ではパキスタン、スリランカ、バングラデシュが強いんですよね。その辺りの国ではメジャーなスポーツなので子供の頃からやっています。環境から違いますね」

ー私たちはどういう所に注目して見ればいいですか?

「クリケットはバッターが一回しか打てないので、一つのアウトにとても重みがあるんですね。アウトをとる度に戦略を立てたり、すごい集まって喜び合ったりするんですよ」

ーアウトをとる瞬間を注目してみればいいという事ですね。

「はい、そうですね(笑)」

ー最後にリスナーの皆さんに一言ずつお願いします。

柳田「クリケットというのは、馴染みの無いスポーツかもしれませんが、手軽に出来る楽しいスポーツなので、私たちに注目していただいて、より沢山の方に知ってもらいたいです」

太田「クリケットは一見ルールが難しそうに見えるんですけど、やってみるとシンプルでみんなで楽しめるスポーツなので、私たちも頑張りますので応援よろしくお願いします!」